ディープ・パープル
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この項目では、ロック・バンドについて説明しています。原題が「Deep Purple」である楽曲については「夢のディープ・パープル」をご覧ください。

ディープ・パープル

ドイツ シュパルト公演(2022年)
基本情報
出身地 イングランド ハートフォード
ジャンル.mw-parser-output .hlist ul,.mw-parser-output .hlist ol{padding-left:0}.mw-parser-output .hlist li,.mw-parser-output .hlist dd,.mw-parser-output .hlist dt{margin-right:0;display:inline-block;white-space:nowrap}.mw-parser-output .hlist dt:after,.mw-parser-output .hlist dd:after,.mw-parser-output .hlist li:after{white-space:normal}.mw-parser-output .hlist li:after,.mw-parser-output .hlist dd:after{content:" ・\a0 ";font-weight:bold}.mw-parser-output .hlist dt:after{content:": "}.mw-parser-output .hlist-pipe dd:after,.mw-parser-output .hlist-pipe li:after{content:" |\a0 ";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist-hyphen dd:after,.mw-parser-output .hlist-hyphen li:after{content:" -\a0 ";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist-comma dd:after,.mw-parser-output .hlist-comma li:after{content:"、";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist-slash dd:after,.mw-parser-output .hlist-slash li:after{content:" /\a0 ";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist dd:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dt:last-child:after,.mw-parser-output .hlist li:last-child:after{content:none}.mw-parser-output .hlist dd dd:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dd dt:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dd li:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dt dd:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dt dt:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dt li:first-child:before,.mw-parser-output .hlist li dd:first-child:before,.mw-parser-output .hlist li dt:first-child:before,.mw-parser-output .hlist li li:first-child:before{content:" (";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist dd dd:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dd dt:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dd li:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dt dd:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dt dt:last-child:after,.mw-parser-output .hlist dt li:last-child:after,.mw-parser-output .hlist li dd:last-child:after,.mw-parser-output .hlist li dt:last-child:after,.mw-parser-output .hlist li li:last-child:after{content:")\a0 ";font-weight:normal}.mw-parser-output .hlist ol{counter-reset:listitem}.mw-parser-output .hlist ol>li{counter-increment:listitem}.mw-parser-output .hlist ol>li:before{content:" "counter(listitem)" ";white-space:nowrap}.mw-parser-output .hlist dd ol>li:first-child:before,.mw-parser-output .hlist dt ol>li:first-child:before,.mw-parser-output .hlist li ol>li:first-child:before{content:" ("counter(listitem)" "}

アリーナ・ロック[1]

ハードロック[2][3]

ヘヴィメタル[2][3]

サイケデリック・ポップ(初期)[2]

活動期間

1968年 - 1976年

1984年 -

レーベル

ハーヴェスト

パープル

テトラグラマトン

ワーナー・ブラザース

ポリドール

ソニーBMG

公式サイトディープ・パープル公式サイト

メンバー

イアン・ペイスドラムス

ロジャー・グローヴァーベース

イアン・ギランボーカル

ドン・エイリーキーボード

サイモン・マクブライド(ギター


旧メンバー

リッチー・ブラックモア(ギター)

ジョン・ロード(キーボード)

ロッド・エヴァンス(ボーカル)

ニック・シンパー(ベース)

デイヴィッド・カヴァデール(ボーカル)

グレン・ヒューズ(ベース・ボーカル)

トミー・ボーリン(ギター・ボーカル)

ジョー・リン・ターナー(ボーカル)

スティーヴ・モーズ(ギター)

ディープ・パープル(英語: Deep Purple)は、イギリスイングランド出身のハードロック・バンドである。

レッド・ツェッペリンと並ぶハードロック・バンドの代表格の一つに数えられ、後続のバンドや多くのヘビー・メタル・バンドに多大な影響を与えた。

1968年結成。1976年に第4期のグループが解散[4]1984年に第2期のメンバーによって再結成。2024年現在、第10期が活動中である。

アルバムセールスは、全世界で1億枚を突破している。2016年度に「ロックの殿堂」入りを果たした。
概要

ディープ・パープルは長い歴史の中で多くのメンバー・チェンジを繰り返すも、ボーカル/ベース/ギター/キーボード/ドラムという構成を一貫して保ち、大音量のハードロック演奏を繰り広げてきた。初代ギタリストのリッチー・ブラックモアはハード・ロック・ギタリストの筆頭格と認識され、ハードロックやヘビーメタルロックのギタリストに絶大な影響を与え、多くの心酔者と追随者を生んだ。

ディープ・パープルの特徴の一つとして挙げられるのは、レッド・ツェッペリンや多くのハードロック・バンドと異なり、キーボードがギターとほぼ同等の比重を占めることである。初代キーボーディストのジョン・ロードは、ロック・ミュージックのハモンド・オルガン奏者のパイオニアの一人であり、ハモンド・オルガンをハードロックに導入するという大きな功績をあげた。

代表曲には「ハッシュ」「ブラック・ナイト」「ハイウェイ・スター」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「紫の炎」「ウーマン・フロム・トーキョー」「スペース・トラッキン」「スピード・キング」「チャイルド・イン・タイム[5]などがある。
現メンバー

※2023年2月時点

イアン・ペイス (Ian Paice) - ドラムス (1968年? )

ロジャー・グローヴァー (Roger Glover) - ベース (1969年?1973年、1984年? )

イアン・ギラン (Ian Gillan) - ボーカル (1969年?1973年、1984年?1989年、1992年? )

ドン・エイリー (Don Airey) - キーボード (2002年? )

サイモン・マクブライド (Simon McBride) - ギター (2022年? )


イアン・ペイス(Ds) 2022年

ロジャー・グローヴァー(B) 2022年

イアン・ギラン(Vo) 2022年

ドン・エイリー(Key) 2022年

サイモン・マクブライド(G) 2022年

歴史
ラウンドアバウトの結成

ディープ・パープルの前身となったのは、サーチャーズ (The Searchers)のドラマー兼ボーカリストだったクリス・カーティス (Chris Curtis) が結成を企図したラウンドアバウト(Roundabout)である。

1967年、カーティスは同じアパートに住んでいた[6]キーボーディストのジョン・ロードに声をかけた[7]。彼はまた、トニー・エドワーズ (Tony Edwards) にマネージャーの就任を打診した。エドワーズはファッション関係の仕事に携わるのと同時にエイシア(Ayshea)という女性シンガーのマネージメントも手がけており、その関係でカーティスと知己があった。エドワーズはカーティスの打診を受け入れてマネージャーに就任し、広告関係の仕事に携わっていたジョン・コレッタ (John Coletta) をマネージメントに誘い入れたので、ラウンドアバウトのビジネス面での態勢は早くから整いつつあった。エドワーズとコレッタは6,000ポンドを投資してハモンド・オルガンC3など必要な楽器や機材をメンバーに買い与え[8]、以後もビジネス面で様々な貢献を遂げた。ラウンドアバウトの結成に始まるディープ・パープルの歴史において、2人が果たした役割は非常に大きかったと、今日に至るまで評価されている[9]

一方、メンバーの人選は難航した。ロードに続いて、1967年12月初め、当時ハンブルクで主にセッション活動をしていたギタリストのリッチー・ブラックモアに加入を要請した[10]ものの、他のメンバーはなかなか決まらなかった。エドワーズとコレッタは熱心にメンバー探しに奔走したが、ボビー・‘ウッドマン’・クラークがドラマーに選ばれた以外は進展せず、結局カーティス、ロード、ブラックモア、クラークの4人で活動を開始することになった。この陣容の人間関係は非常に不安定だったといわれており、更に発起人のカーティスが失踪したことが重なり、ラウンドアバウトは一旦消滅した[11]。しかし数ヵ月後、マネージャーの2人とロード、ブラックモアが再び集結し、ザ・フラワー・ポット・メンのバック・バンドにロードと共に在籍していたニック・シンパーをベーシストに採用した。さらにボーカリストのオーディションを行い、メイズ (The Maze) というバンドにいたロッド・エヴァンスを採用した。オーディションに来たエヴァンスには、同じくメイズのメンバーだったイアン・ペイスが同行していた。ブラックモアはハンブルクでペイスのプレイに接して彼の力量を十分に把握していたため[9][注 1]、メンバーはクラークに代えて[注 2]彼を迎え入れた。こうしてラウンドアバウトは1968年2月頃までにロード、ブラックモア、シンパー、エヴァンス、ペイスの5人が揃い、4月20日にデンマークの学校のホールで初のコンサートを行った[12]
第1期 1968年 - 1969年オリジナル・ラインナップ (1968年)

ジョン・ロード (Jon Lord) - キーボード

リッチー・ブラックモア (Ritchie Blackmore) - ギター

イアン・ペイス (Ian Paice) - ドラム

ニック・シンパー (Nick Simper) - ベース

ロッド・エヴァンス (Rod Evans) - ボーカル


ジョン・ロード(Key)

リッチー・ブラックモア(G)

イアン・ペイス(Ds)

バンドのマネージメントを担当するヘック・エンタープライズ (HEC Enterprises)が設立された。同時にブラックモアの祖母が好んで聴いていた「夢のディープ・パープル」(Deep Purple)[注 3]の曲名を拝借して[13]、バンド名をディープ・パープルと改めた。後述のデビュー・シングル「ハッシュ」の歌詞の内容や当時のロック界の状況から、ドラッグとの関連で名づけられたという説もあるが、ディープ・パープル側は否定している[13]。レコード会社との契約交渉は難航したが、1968年5月6日にアメリカのテトラグラマトン・レコード (Tetragrammaton Records) という小さなレコード会社と契約した[14]

ディープ・パープルは5月11日から13日まで、ブラックモアとは旧知の間柄だったデレク・ローレンス[15]をプロデューサーに迎えてデビュー・アルバムを制作[16]。6月には、ジョー・サウス (Joe South) の曲をカバーした「ハッシュ (Hush)」をデビュー・シングルとして発表した[17]


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