ディバイナー_戦禍に光を求めて
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ディバイナー 戦禍に光を求めて
The Water Diviner
監督
ラッセル・クロウ
脚本アンドリュー・ナイト
アンドリュー・アナスタシオス
製作アンドリュー・メイソン
製作総指揮ブレット・ラトナー
出演者ラッセル・クロウ
オルガ・キュリレンコ
イルマズ・アルドアン
音楽デヴィッド・ハーシュフェルダー
撮影アンドリュー・レスニー
編集マット・ヴィラ
製作会社フィア・オブ・ゴッド・フィルムズ
ホップスコッチ・フィーチャーズ
セブン・ネットワーク
ラットパック=デューン・エンターテインメント
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ/エンターテインメント・ワン
ワーナー・ブラザース
東京テアトル
公開 2014年12月26日
2015年4月24日
2016年2月27日
上映時間111分[1]
製作国 オーストラリア[2]
アメリカ合衆国[2]
言語英語
トルコ語
製作費$22,500,000[3]
興行収入$30,800,000[4]
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『ディバイナー 戦禍に光を求めて』(原題:The Water Diviner)は、2014年オーストラリアアメリカ合作の戦争ドラマ映画。ラッセル・クロウの初監督作品。第一次世界大戦中のガリポリの戦い、および希土戦争の様子を描いている[5]

2014年度のオーストラリア・アカデミー賞の作品賞などを受賞している[5]
ストーリー

1915年第一次世界大戦中のトルコ[注 1]イギリスの指示でガリポリに侵攻したオーストラリアとニュージーランドの志願兵からなる部隊は、トルコ軍との戦闘で多くの死者を出し撤退する。

時は経ち1919年オーストラリア。農夫のジョシュアは4年前のガリポリの戦いで三人の息子を失った。心労から妻のエリザは亡くなり、一人になったコナーは息子達を捜しにトルコに向かう。

トルコに着くと、大戦は終わったもののギリシャ軍が侵攻[注 2]しており、やっとの思いでイスタンブールに着いたジョシュアは、ある未亡人が経営する宿にたどりつく。宿の女将アイシェはガリポリの戦いで夫を失った未亡人であり、ジョシュアがかつての敵オーストラリア人だと知ると、始めは宿泊を断ろうとするがしぶしぶ受け入れる。やがて互いに伴侶を失っている二人は、少しずつ心を通わせる。

ガリポリにたどり着いたジョシュアは、戦没者の埋葬部隊を指揮するイギリス軍のシリル中佐から、現地に詳しいトルコ軍のハーサン少佐を紹介される。ジョシュアは農夫だが、水脈を探し当てる職人The Water Diviner[注 3]でもあり、その特殊な能力も生かしついに次男と三男の亡骸を発見し、現地の共同墓地に他の戦死者たちと共に埋葬する。

やがてハーサン少佐から、長男アーサーが捕虜収容所で生存している可能性を知らされると、ジョシュアはギリシャ軍が侵攻している戦闘地帯へ救出に向かう。ハーサン少佐も同行してくれるが、途中ギリシャ軍の攻撃を受けるとジョシュアとハーサンは共に助け合い、ついにアーサーを救出する。

そして再びイスタンブールに戻ったジョシュアは、アーサーを連れてアイシェの宿に向かうのだった
キャスト

※括弧内は日本語吹替[8]

ジョシュア・コナー - ラッセル・クロウ山路和弘

アイシェ - オルガ・キュリレンコ甲斐田裕子

ハーサン少佐 - イルマズ・アルドアン(英語版)(魚建

ジェマル軍曹 - チェム・イルマズ(英語版)

シリル・ヒューズ中佐 - ジェイ・コートニー橘潤二

オルハン - ディラン・ジョージアズ(櫻庭有紗

ナタリア - イザベル・ルーカス

アーサー・コナー - ライアン・コア(英語版)

エドワード・コナー - ジェームズ・フレイザー

ヘンリー・コナー - ベン・オトゥール

イライザ・コナー - ジャクリーン・マッケンジー

スタッフ

監督:
ラッセル・クロウ

脚本:アンドリュー・ナイト(英語版)、アンドリュー・アナスタシオス

製作:アンドリュー・メイソン、キース・ロジャー、トロイ・ラム

製作総指揮:ジェームズ・パッカー、ブレット・ラトナー、ケリー・ストークス、ティム・ウォーナー、アンガス・ロス、ジョン・コリー、アンドリュー・ナイト、アンドリュー・アナスタシオス

音楽:デヴィッド・ハーシュフェルダー(英語版)

撮影:アンドリュー・レスニー

美術:クリス・ケネディ

衣装:テス・スコフィールド

編集:マット・ヴィラ

製作

本作で監督デビューを果たしたラッセル・クロウの映画製作会社フィア・オブ・ゴッド・フィルムズと、『マトリックス』を手掛けたアンドリュー・メイソンの製作会社ホップスコッチ・フィーチャーズが製作を行った。脚本は『サイアム・サンセット』を手掛けたアンドリュー・ナイトとアンドリュー・アナスタシオスが共同執筆した[9]
実話

本作は実話をもとに脚本が書かれた。メルボルン在住の脚本家アンドリュー・アナスタシオスは、オーストラリアの歴史を調べている際、シリル・ヒューズ中佐が書いた手紙を見つけた。シリルは第一次世界大戦後に廃墟と化したトルコガリポリで、戦争墓地の建設に関わったイギリスの軍人で、アンドリューは手紙の文中に「ある年配の男が息子の墓を探し、はるばるオーストラリアからここへやって来た」という一文を見つけ、本作のストーリーを描いた[10]
ロケーション

作中でオーストラリアが舞台となるシーンは全体の5分の1ほどだが、ロケの4分の3近くはオーストラリアで撮影が行われた。


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