ディディエ・ビュルカルテ
Didier Burkhalter
ディディエ・ビュルカルテ(2011年)
スイス連邦
連邦参事会参事
任期2009年11月1日 – 2017年10月31日
スイス連邦
連邦大統領
任期2014年1月1日 – 2014年12月31日
副大統領シモネッタ・ソマルーガ
スイス連邦
連邦副大統領
任期2013年1月1日 – 2013年12月31日
元首ウエリ・マウラー連邦大統領
スイス連邦
外務担当
任期2012年1月1日 – 2017年10月31日
スイス連邦
内務担当
任期2009年11月1日 – 2011年12月31日
出生 (1960-04-17) 1960年4月17日(64歳)
スイス、ヌーシャテル
政党スイス自由民主党
ディディエ・ビュルカルテ(フランス語: Didier Burkhalter、1960年4月17日 - )は、スイスの政治家。2014年の連邦大統領である。2009年9月16日に連邦参事会員に選出され、同年11月1日にパスカル・クシュパンの後任の内務担当となり2017年まで務めた。2012年から2017年までは外務担当を務めている。自由民主党所属。オーストリア人と結婚しており、3人の子どもがいる[1]。
経歴連邦参事会のメンバー7人と連邦事務総長(2012年)。左からヨハン・シュナイダー=アマン、シモネッタ・ソマルーガ、ビュルカルテ、エフェリーネ・ヴィドマー=シュルンプフ、ウエリ・マウラー、アラン・ベルセ、ドリス・ロイトハルト、コリーナ・カサノヴァ連邦事務総長。
ヌーシャテル出身。ヌーシャテル大学で経済学を専攻した[2]。1985年に急進民主党(現在の自由民主党)に入党し[2]、1990年から2001年までヌーシャテル州議会議員を、2003年から2007年まで国民議会(下院)議員を務めた。2007年11月11日、同州から全州議会(上院)議員に選出された。その時、社会民主党所属のジセール・オーリ議員は再選され2期目をスタートさせたが、同じく社会民主党のピエール・ボノートゥ議員は落選した。選挙でビュルカルテは自由民主党のほか、自由党と国民党の支持も取り付けた。2012年より外務担当(外相に相当)。
2013年、ビュルカルテはウエリ・マウラー大統領のもとで連邦副大統領を務め、翌年の大統領に選出されることが確実となった。2000年代に入って、連邦参事会員の交代が相次いだため、ビュルカルテは当時、大統領になったことのない参事のなかでは最も長く在任していた。2013年12月4日、連邦議会は有効投票数222のうち183票で、ビュルカルテを2014年のスイス連邦大統領に選出した[3][4]。
2014年1月1日、ビュルカルテはスイス連邦大統領に着任した。大統領として、ビュルカルテは参事会を取り仕切り、ほかの民主主義諸国では国家元首がになう、国家の代表としての職務を遂行する(もっとも、スイスでは連邦参事会全体が国家元首であるとみなされる)。