ディズニー・ファストパス(Disney's Fastpass、略称:FP)とは、多くのディズニーパークで導入されているアトラクション優先入場案内システムである。通称「ファストパス」。本システムはアメリカ合衆国のパークにて1999年から開始された。 あらかじめアトラクション入場口付近にある発券所に行き、発券機にパスポート(入場券)を挿入してファストパスを発券し、券に記載された時間に再度そのアトラクションを訪れることによって、専用入場口(ファストパス・エントランス)から入場でき、通常入場口(スタンバイ・エントランス)に並ぶことなく通常より短い待ち時間でアトラクションを利用できるというシステム。発券は無料。 導入済みのアトラクションはガイドマップに「FP」と印が表記されている。また、ランダムでファストパス対象アトラクションとは別のアトラクションのファストパスが発券される「サプライズ・ファストパス」(後述)や、複数のアトラクションから利用するものを選択できる「スイッチ・ファストパス」も登場している。 一部のディズニーパークではスマートフォンの公式アプリを利用したファストパスの発券も行っている。ファストパス・プラスの公式ロゴ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートでは、2013年秋より「ファストパス・プラス(FastPass+)」という新たなシステムが導入されている(後述)。なお、東京ディズニーリゾートでは2019年7月より「ファストパス・リマインダー(FastPass Reminder)」という新たな方式に変更された(後述)。 一般的なファストパスに付いての発行から利用の手順を示す。オフィシャルホテル宿泊者に発行される「バケーションパッケージ」や抽選で発行される「サプライズ・ファストパス」を利用する方法もある。 2019年7月19日より、ディズニーパークでは初のアプリによるファストパス予約システム「マックスパス(Maxpass)」が導入された。東京や上海とは異なり有料であり、当初は1人1日$10だったが2019年1月より$15に値上げされている。
概要
ファストパスの利用方法海外のパークのファストパスチケット(バズ・ライトイヤーのアストロブラスター)。この図によれば、13:25から13:55まで1度のみ有効のチケットである。なお、過ぎると無効になる。
当日入園した際に使ったパスポートを持ってファストパス発券所へ行き、「ファストパス・チケット」を発券する(「バケーションパッケージ」で既に取得している場合は省略。「サプライズ・ファストパス」はこのタイミングで抽選により発行される)。
ファストパスを発券したら、チケットの表裏に記載されている注意事項をチェックする。
ファストパスに記載されているアトラクション利用時間になったら、そのアトラクションのファストパス専用入場口(ファストパス・エントランス)へ向かい、入場口に立っているキャストにファストパスを提示する。
通常入場列(スタンバイ)との合流地点にいるキャストにファストパスを渡し、スタンバイとの合流列へ並ぶ。
各ディズニーパークでの導入状況
ディズニーランド・リゾート
ディズニーランド
インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:禁断の瞳の魔宮
スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー
スプラッシュ・マウンテン
スペース・マウンテン
バズライトイヤーのアストロブラスター
ビッグサンダー・マウンテン