ディズニープラス
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Disney+
URLhttps://www.disneyplus.com/ja-jp
タイプOTTビデオ・ストリーミング・プラットフォーム
事業地域アメリカ大陸、ヨーロッパ、中東、アフリカ、インド・太平洋の一部(一覧を参照)
代表マイケル・ポール
株主ディズニー・エンターテインメントウォルト・ディズニー・カンパニー
登録必須
ユーザー数 1億5360万人 (2024年3月31日 (2024-03-31)現在[update])
開始2019年11月12日 (4年前) (2019-11-12)
現在の状態運営中

Disney+(ディズニープラス)は、ディズニー・エンターテインメントが運営する、アメリカ合衆国定額制動画配信サービスOTTサービス

主にウォルト・ディズニー・スタジオウォルト・ディズニー・テレビジョンが製作した映画やテレビシリーズを中心に配信している。ディズニーピクサーマーベルスター・ウォーズナショナル ジオグラフィック、一部の国ではSTARなどのブランド専用のコンテンツハブがある。また、Disney+オリジナルの映画やテレビシリーズも配信されている。

ディズニー系列企業専門のプライベートな動画配信サービスであり、競合のNetflixAmazon Prime Video、ディズニー傘下のHulu[注 1]などが複数のサードパーティーとライセンス契約を結んでいるのとは一線を画す[2]

Disney+は、もともと2015年にMLB Advanced Media(MLBAM)からスピンオフしてBAMTechとして設立されたディズニー・ストリーミング・サービスが開発した技術を使用している。ディズニーは、ディズニーによる21世紀フォックスの買収[3]を見据えた企業再編の一環として、2017年にBAMTechの所有権を支配権に引き上げ、その後、DTCIに所有権を移管した。

BAMTechが2018年初めにESPN+の立ち上げに貢献し、ディズニーがNetflixとのストリーミング配信契約を2019年に終了することを機に、ESPN+で開発中の技術を活用して、ディズニーのコンテンツをフィーチャーしたディズニーブランドのストリーミングサービスを立ち上げることにした。同プラットフォームで独占配信する映画やテレビシリーズの制作は2017年末に開始された。

Disney+は、2019年11月12日にアメリカ合衆国カナダオランダで開始され、1週間後にオーストラリアニュージーランドプエルトリコに拡大された。2020年3月にはヨーロッパの一部の国で、翌月の4月にはインドで、STARインディアのストリーミングサービスHotstarを通じて利用可能となり、「Disney+ Hotstar」と改称され、同年9月にはヨーロッパで利用可能となった他、中南米では2020年11月にも提供地域を拡大した。2021年から東南アジア諸国で利用可能となり、2022年5月から東ヨーロッパ中東アフリカの一部の国と地域で展開を開始した。

また、映画やテレビ番組に加えられた修正もメディアの注目を集め、Disney+のサービス開始日までに1,000万人が事前登録するなど大きな注目を集めた。2022年12月末現在、全世界の加入者数は1億6180万人となっている[4]
歴史
2015年 - 2019年

2015年末、ディズニーはストリーミング市場をテストするために、イギリスでDisneyLifeというストリーミングサービスを開始した[5][6]。 最終的には2020年3月24日にDisney+に置き換えられた[6][7]

2016年8月、ディズニーはBAMTech(MLB Advanced Mediaのストリーミング技術事業のスピンオフ)の少数株式を10億ドルで取得し、将来的には過半数の株式を取得するオプションを付けた。買収後、ESPNは従来のケーブルテレビサービスに取って代わるべく、同社の技術をベースにした「オーバー・ザ・トッププロジェクト」(ESPN+)の計画を発表した[8]。2017年8月8日、ディズニーはBAMTechの支配権を15億8000万ドルで取得する権利を行使し、出資比率を75%に引き上げた。この買収と並行して、同社は、2019年にNetflixとの既存の配信契約を終了した後に開始する、ディズニーブランドのエンターテインメントコンテンツを活用した第2の消費者向けの直営配信サービスの計画も発表している[9]。それから間もなく、ウォルト・ディズニー・イマジニアリングでストーリー開発およびフランチャイズ部門を担当していたアグネス・チューが、コンテンツ担当上級副社長として、この部署の初代エグゼクティブに任命されたのである。チューは、新しい部署の立ち上げのために2つのプロジェクトを主導した。まず、ディズニーは、どのコンテンツが法律上、ストリーミングサービスですぐに提供できるコンテンツを正確に確認する必要があった。そのためには、ディズニーの保管庫にある、最近修復されていないすべてのコンテンツを実際に確認し、「法律上の取引に関する書類の束」を見て、問題となる可能性を特定することであった。次にチューは、ディズニーのさまざまなコンテンツ製作部門のリーダーたちと会い、どのプロジェクトが映画館ではなくストリーミングサービスで配信するのに適しているか、検討を開始した[10]。その後、チューは2020年8月に退社した。

2017年12月、ディズニーは21世紀フォックスから主要なエンターテインメント資産を買収する意向を発表した[11]。ストリーミング製品のためにディズニーのコンテンツ・ポートフォリオを強化することを意図したもので、2019年3月20日に買収が完了した[12]

2018年1月、BAMTechのCEOであるマイケル・ポールの直属の上席副社長兼ゼネラルマネージャーに、Appleやサムスンの元幹部ケビン・スウィンが就任し、開発をリードしていると報じられた。2018年3月、ディズニーは最重要となる部門を再編し、ウォルト・ディズニー・ダイレクト・トゥ・コンシューマー&インターナショナルを設立し、そこにBAMTechを「消費者向けの技術や製品 」として含むことになった。同年6月、これまでウォルト・ディズニー・スタジオのマーケティングを担当してきたリッキー・ストラウスがコンテンツ&マーケティング部門の社長に就任し、ウォルト・ディズニー・ダイレクト・トゥ・コンシューマー&インターナショナルの会長ケヴィン・メイヤーの直属の部下となった。 2019年1月、FOXテレビジョングループCOOのジョー・アーリーがマーケティングおよび運営部門のエグゼクティブ・バイス・プレジデントに就任した。2019年6月、マット・ブロドリーがインターナショナル・コンテント・デベロップメント部門のシニア・ヴァイス・プレジデントに就任した。2019年8月、ルーク・ブラッドリー=ジョーンズがダイレクト・トゥ・コンシューマー部門のシニア・バイスプレジデント兼ヨーロッパとアフリカのDisney+のジェネラル・マネージャーとして就任した。

2018年11月8日、ディズニー最高経営責任者(CEO)のボブ・アイガーは、このサービスを「Disney+」と名付け、2019年後半のサービス開始を目指すことを発表した[13]。9月のサービス開始が予定されていると報じられてたが、2019年4月11日、ディズニーは同サービスを同年11月12日にアメリカでサービス開始することを発表した[14]。ディズニーは、2019年後半から2020年前半までに西ヨーロッパアジア太平洋諸国、同年中に東ヨーロッパラテンアメリカをターゲットに、今後2年間で世界的にサービスを展開していく計画であるとした[15][16]。2019年8月6日、アイガーは、Disney+、スポーツのライブ中継や関連番組が専門のESPN+、広告サポート版Huluのストリーミング・バンドルを、サービス開始時に月額12.99ドルで提供することを発表した。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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