ディスカバリー
Discovery, Inc.
以前の社名ディスカバリー・コミュニケーションズ (1994?2018)
元の種類公開会社
市場情報.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}
NASDAQ: DISCA
ディスカバリー(英: Discovery, Inc.)は、ニューヨークに本社を置くアメリカ合衆国の多国籍マスメディア・ファクチュアルテレビのコングロマリット。1985年に設立され、名前の由来となったディスカバリーチャンネル、アニマルプラネット、サイエンスチャンネル、TLCなどのファクチュアルおよびライフスタイル・テレビ・ブランド群を主に運営している。
2021年5月、AT&Tは、メディア子会社のワーナーメディアとディスカバリーの合併を提案したことを発表した[4]。この合併は、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとして知られる新たな上場企業にスピンオフする。この取引は、規制当局と株主の承認が必要である[5]。合併は2022年4月8日に完了した[6]。 現会長のジョン・ヘンドリックスにより1984年設立。1985年、ディスカバリーチャンネルを開局。 1986年にはTCI(1999年AT&Tと合併後、2001年メディア部門が「リバティメディア」として独立)をはじめとするケーブルテレビ統括会社(MSO)の出資を受け急成長する。 2005年、当時DCIの50%を保有していたリバティメディアから「ディスカバリー・ホールディング(Discovery Holding Company、DHC)」がスピンオフ。2007年にCox Communications, Inc.の保有分(25%)をトラベルチャンネルおよび現金12億7500万ドルと交換、DHCの保有分は2/3となった。 2008年9月、DHCとDCIの残り1/3を保有するAdvance/Newhouse Programming Partnership(Advance/Newhouse)は、両社が出資するDiscovery Communications, LLCとAnimal Planet, L.P.を統括する新会社・Discovery Communications, Inc.を設立。DHCに代わってNASDAQに上場(NASDAQ: DISCA
沿革
2017年7月、米メディア大手のスクリップス・ネットワークス・インタラクティブを約119億ドルで買収することを発表[7]。2018年3月に買収が完了し、フード・ネットワークをはじめ、スクリップス社が運営・共同出資していた専門チャンネルがディスカバリー系列となった。
2021年5月17日、同業会社のワーナーメディアと2022年頃を目処に経営統合することで同社並びにワーナー親会社のAT&Tとの間で合意したことを発表した[4]。合併は2022年4月8日に完了し、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとなった[6]。 ディスカバリー・コミュニケーションズ 系列 上図の各言語・地域版の他、下図のオリジナルチャンネルを有する。 日本では衛星放送・ケーブルテレビにおいて「ディスカバリーチャンネル」「アニマルプラネット」を運営。 NTTドコモの映像サービス「dTVチャンネル」でも下記の「Discovery Turbo」を運営している。 ディスカバリー・コミュニケーションズ 系列
運営チャンネル
アメリカ国内
チャンネル名内容
ディスカバリーチャンネル総合ドキュメンタリーチャンネル
アニマルプラネット動物関係の番組を扱う。BBCワールドワイド社との合弁で始まったが現在は解消。
TLC当初は教育や学習関連の番組が多かったが、現在はリアリティ番組を多数放送。旧称・ザ・ラーニング・チャンネル
サイエンス (アメリカ合衆国のTVチャンネル)
ディスカバリーファミリー主に子供に向けた番組を扱う。米玩具メーカーハズブロ社との合弁。旧称・ディスカバリーキッズ → HUBネットワーク
Destination America(英語版)アメリカの文化・歴史・旅行などに焦点を当てた番組を扱う。旧称・ディスカバリーホーム&レジャー → ディスカバリーホーム → プラネットグリーン
Investigation Discovery(英語版)
1996年、CBSとの合弁「Eye One People」として発足
1998年合弁解消、「Discovery People」にチャンネル名変更。
1999年「Discovery Civilization」に変更。
2002年、ニューヨーク・タイムズとの合弁会社発足で「Discovery Times」に変更
2006年合弁解消。
2008年現チャンネル名に変更
アメリカンヒーローズチャンネル(英語版)軍事や戦争などに関する番組を扱う。旧称・ディスカバリーウィングスチャンネル → ザ・ミリタリーチャンネル
Motor Trend(英語版)自動車に関する番組を扱う。ターゲットは25歳?54歳までの成人男性。旧称・ディスカバリーHDシアター → HDシアター → Velocity
ディスカバリーライフ(英語版)健康や医療に関する番組を扱う。旧称・ディスカバリーヘルスチャンネル とFitTV(2001年、FOXケーブルネットワークから買収)を統合。旧称・FitTVのチャンネルを利用してリニューアル。
オプラ・ウィンフリー・ネットワーク(英語版)米の著名な司会者であるオプラ・ウィンフリー総指揮によるチャンネル。旧称・ディスカバリーヘルスチャンネル のチャンネルを利用して開局。ディスカバリー社とオプラ氏が所有する会社の合弁。
ディスカバリー・エスパニョール(英語版)ディスカバリーチャンネルのスペイン語版。
ディスカバリー・ファミリア(英語版)家族・子供向け番組のスペイン語版を扱う。
ディスカバリー・デジタル・ネットワーク(英語版)インターネット上で展開するテレビネットワーク。独立した6つのチャンネルで構成される。
旧 スクリップス・ネットワークス・インタラクティブ 系列
チャンネル名内容
フード・ネットワーク料理番組など食に関する番組を扱う。
HGTV(英語版)住宅や不動産に関する番組を扱う。
トラベルチャンネル(英語版)旅番組やレジャーに関する番組を扱う。日本の旅番組専門チャンネルの旅チャンネルとは無関係。
クッキングチャンネル(英語版)料理番組など食に関する番組を扱う。フード・ネットワークのスピンオフという位置付け。
DIYネットワーク(英語版)DIYに焦点を当てた番組を扱う。HGTVのスピンオフという位置付け。
グレート・アメリカン・カントリー(英語版)カントリー・ミュージックやそれが発祥した時代の文化に関する番組を扱う。
アメリカ国外
チャンネル名内容
DMAX
Discovery Turbo(英語版)自動車・バイクに関する番組を専門とするドキュメンタリーチャンネル。
ユーロスポーツヨーロッパを中心とする総合スポーツチャンネル。
Discovery JEET(英語版)インドで展開する総合エンターテイメントチャンネル。
ディスカバリーキッズ子供向け番組を扱う。上述のように米国版は名称を変更しているが、国外では現在も運営している国がある。
Quest(英語版)イギリス・アイルランドで展開する総合エンターテイメントチャンネル。
終了
ディスカバリーチャンネル・ラジオ
ディスカバリー・コミュニケーションズが運営する人気番組の音声バージョン。かつては衛星デジタルラジオ(シリウス・XM)で放送していたが、現在は終了。
また、1996年には英国放送協会(BBC)の関係会社・BBCワールドワイド社と提携、アニマルプラネットの制作やアメリカ国内で以下のチャンネルを運営していたが、現在はいずれも解消。
BBCアメリカ
BBCワールドニュース
脚注[脚注の使い方]^ “US SEC: 2019 Form 10-K Discovery, Inc.”. U.S. Securities and Exchange Commission (2020年2月26日). 2021年1月30日閲覧。
^ “Discovery 10-K 2020”. Discovery. 2021年2月26日閲覧。
^ “Discovery Selects 230 Park Avenue South As New Global Headquarters”. Discovery. 2021年9月15日閲覧。
^ a b “米メディア大手2社統合へ ワーナーとディスカバリー”. 共同通信 (2021年5月17日). 2021年5月17日閲覧。
^ “AT&Tがメディア事業スピンオフ、ディスカバリーと資産統合へ”. Bloomberg.com (2021年5月17日). 2022年4月26日閲覧。
^ a b “米CNNテレビ、有料配信終了へ 開始後わずか1カ月”. 共同通信 (2022年4月22日). 2022年4月26日閲覧。
^ Rabil, Joe Flint and Sarah. “ディスカバリー、スクリップスを買収” (日本語). WSJ Japan. https://jp.wsj.com/articles/SB12393714597896363749804583301811181694652?mod=newspicks 2018年9月13日閲覧。
外部リンク
Discovery, Inc.(英語)
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