テレビ西日本
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香川県に本社がある日本テレビ系列の「西日本放送」とは異なります。

株式会社テレビ西日本
Television Nishinippon Corporation
テレビ西日本の本社演奏所がある
TNC放送会館「パヴェリア」
種類株式会社
略称TNC
本社所在地 日本
814-8555[1]
福岡県福岡市早良区百道浜2丁目3番2号[1]
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯33度35分33.4秒 東経130度21分8.6秒 / 北緯33.592611度 東経130.352389度 / 33.592611; 130.352389座標: 北緯33度35分33.4秒 東経130度21分8.6秒 / 北緯33.592611度 東経130.352389度 / 33.592611; 130.352389
設立1958年4月1日[1]
業種情報・通信業
法人番号8290001005441
事業内容放送法に基づく基幹放送事業 他[2]
代表者

代表取締役会長 寺崎一雄

代表取締役社長 河野雄一[1]

資本金

3億5250万円
(2023年3月31日現在)[3]
発行済株式総数

7万500株
(2023年3月31日現在)[3]
売上高

連結: 183億3098万3000円

単独: 137億8679万0000円
(2023年3月期)[3]
営業利益

連結: 10億0148万4000円

単独: 8億0255万9000円
(2023年3月期)[3]
経常利益

連結: 11億2603万8000円

単独: 9億0541万4000円
(2023年3月期)[3]
純利益

連結: 7億8279万5000円

単独: 6億2879万4000円
(2023年3月期)[3]
純資産

連結: 389億0727万9000円

単独: 310億7426万9000円
(2023年3月31日現在)[3]
総資産

連結: 442億6116万3000円

単独: 337億8628万7000円
(2023年3月31日現在)[3]
従業員数

連結: 542人

単独: 168人
(2023年3月31日現在)[3]
決算期3月31日
会計監査人有限責任監査法人トーマツ[3]
主要株主#資本構成参照
主要子会社

株式会社TNC放送会館 50.6%

株式会社ニシコン 55.2%

株式会社VSQ 100.0%

株式会社TNCプロジェクト 100.0%[3]

外部リンクhttps://www.tnc.co.jp
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テレビ西日本
英名Television Nishinippon Corporation[4]
放送対象地域福岡県
ニュース系列FNN[1]
番組供給系列FNS[1]
略称TNC
呼出符号JOJY-DTV
呼出名称テレビにしにっぽんデジタルテレビジョン
開局日1958年8月28日
本社814-8555[1]
福岡県福岡市早良区百道浜
2丁目3番2号[1]
演奏所本社と同じ
リモコンキーID8
デジタル親局福岡 34ch
アナログ親局福岡 9ch
ガイドチャンネル9ch
主なデジタル中継局主なテレビ放送所の項を参照
主なアナログ中継局主なテレビ放送所の項を参照
公式サイト ⇒http://www.tnc.co.jp
特記事項:
開局当初は北九州局が親局だった。

1964年10月1日に日本テレビ系列からフジテレビ系列に変更。
アナログ親局1桁chのフジテレビ系列で唯一、リモコンキーIDがアナログ親局のチャンネル番号を引き継がなかった。
「テレビにしにほん」という読みは誤り、読み方は公式に「テレビにしにっぽん」である(「日本」を「にっぽん」と読ませるのは『日本放送協会』(NHK)や昔のキー局である『日本テレビ放送網』(NTV) と同じである)。
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株式会社テレビ西日本[4](テレビにしにっぽん、: Television Nishinippon Corporation[4])は、福岡県放送対象地域[注 1]としたテレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。
概要

FNNFNS基幹局の1つで、フジテレビ系列の中では最も古い歴史を持つ[5]。ただし、開局当時からフジテレビ系列であった訳ではない(後述)。

略称は「TNC」、現在のキャッチコピーは「ピタッと。TNC」。その前は、「ロックに。自由に。TNC」。このキャッチコピーの下に、60周年の2018年平成30年)は「60th Anniversary」、2019年(平成31年/令和元年)は「?ねぇ、今日何みる??」、2020年(令和2年)は「アツアツ8チャンネル」が付加されている。当初は開局60周年のメッセージテーマとして設定され、テーマジングルを山下達郎が担当していた(ジングルに関しては2021年(令和3年)7月現在も引き続き使用)[6]。2019年(平成31年/令和元年)は武田鉄矢が、2020年(令和2年)は岡澤アキラがイメージキャラクターを勤めている。開局50周年から2015年(平成27年)6月までの一時期は「テレ西」という愛称を用い、福岡ヤフオク!ドームレフト内野側のフェンスには「テレ西」と書かれた広告を出していた[注 2]。2018年(平成30年)3月までは「どうした?TNC(仮)」を使用していた。

現在の局舎(TNC放送会館)の所在地は、TBSテレビ系列(JNN)のRKB毎日放送と同じ街区番号内(TNCは3番2号、RKBは3番8号)であり、主たる送信所である福岡タワーにも隣接している。

地上デジタル放送リモコンキーIDはキー局のフジテレビジョンを始めFNN系列のほぼ全ての局で使用されている「8[注 3]。またアナログ親局が1桁のFNN系列5局のうち、テレビ西日本は唯一アナログ親局をリモコンキーIDへ引き継がなかった。主な理由としては、地上デジタル放送のリモコンキーIDにおいて「9」があまり一般的ではない[注 4]、FNN系列フルネット局は極力「8」に統一される方針であった、創業地である八幡と「8」をかけた、等がある。

局名の頭に「テレビ」を付けた国内初の民間放送局。また在福テレビ局で唯一、社名に「放送」が入らず「テレビ」が入っている局でもある。

コールサイン福岡局JOJY-DTV(34ch/3kW)、北九州局のかつての地上アナログ放送JOHX-TV(10ch/映像:1kW 音声:250W)。なお、中継局のコールサインは地上アナログ放送のみで、地上デジタル放送には割り当てられていない。FNN系列で中継局にもコールサインが割り当てられていた放送局は、地上アナログ放送終了時点で当社とテレビ静岡[注 5]の2局のみであった。なお、福島テレビも中継局にコールサインが割り当てられていた時期があった[注 6]
経緯

TNCは当初、朝日新聞社日本テレビ放送網(NTV)の資本が入っていた。これは多くのテレビ免許競願を1本化した為で、免許は北九州広域地方をエリアとして、同じく朝日新聞社の資本が入った九州朝日放送(KBC)と将来合併する事を条件に与えられた。ネットワークは資本の関係から日本テレビ系列(NTV系)となった。

しかしながら、同じくNTV系の山口放送(KRY)も北九州広域地方進出の機会を窺っていた。こうした状況の中で、TNCから朝日新聞社が撤退。KBCとの合併を撤回した。逆にKBCと相図って、お互いのサービスエリアへ進出する事に成功した。こうして全県で視聴可能となった矢先、KRYがNTVの後援を得て、関門テレビ局を開局した。

NTVの株主である読売新聞社が北九州で新聞の発行に踏み切った事で、TNCの筆頭株主である西日本新聞社の逆鱗に触れることとなった[注 7][注 8]。更に、TNCとKBCの相互乗入れ実現に同じ毎日新聞社系という事で合併させられたRKB毎日放送(RKB、ラジオ九州と西部毎日テレビジョン放送)側に不満が発生して、同社株主を中心にUHF新局設立への動きと繋がり、これに読売・日本テレビ連合が資本参加をする動きが出てきた。

TNCと西日本新聞社はこの一連の動きを看過ごす事が出来ず、日本テレビをキー局とし続けるよりも再三フルネットの勧誘を受け、西日本新聞社と協力関係にある産業経済新聞社(産経新聞社)をグループとするフジテレビ系列に鞍替えした方が得策であると判断。1964年昭和39年)、一部のスポンサーの反対を押し切って、ネットチェンジを決行。以降、TNCはフジネットワークの基幹局の1つとなっている。

『そして、フジネットワークは生まれた 日本有数のネットワーク、成長・発展の時代から挑戦の日々へ』(境政郎著・扶桑社)では西日本新聞社がブロック紙連合構想で産経新聞社との関係を深め、その動きの中でフジテレビがテレビ西日本に『三匹の侍』のマイクロ同時ネットを打診。TNC社長(当時)の田中斉之を中心とした経営陣がこれに応じた所、日本テレビの専務がTNC本社に乗り込んで「絶対に認められない」と抗議したが田中が抵抗して同時ネットが行われ、ネットチェンジへの端緒となった。田中の学友だった尾崎士郎が産経新聞・フジテレビ社長(当時)の水野成夫とも盟友関係であり、尾崎の仲介で水野と田中が関係を深め、「九州朝日放送との関係は良好だが、朝日新聞主導なのでフジテレビが主導権を握るのは難しく、テレビ西日本と組む方がフジテレビの将来にとって益が大きい」と水野が判断した経緯が記述されている。

キー局のフジテレビが「ウチは新聞系列ではない」と各地の新局を誘ったこともあって、昭和40年代、全国各地にUHFテレビ局が次々と開局した際、TNCは西日本新聞社とともにいち早く、西日本新聞社エリア内各県のテレビ局をグループ化することに成功した。結果として九州に多数、フジ系をメインとする局(全ての県[注 9]に系列局がある。特に現在こそサガテレビ(STS)・テレビ熊本(TKU)・テレビ長崎(KTN)・鹿児島テレビ放送(KTS)はフジテレビ系列フルネット局であるが、当初は複数ネット受けの放送局も多かった。そのため、テレビ宮崎(UMK)も先述の4局同様FNS単独加盟局ではあるが、開局当初から現在に至るまで、フジテレビ系メインで日テレ・テレ朝とのトリプルネット局であり、現在は日本テレビ・フジテレビとのクロスネット局であるテレビ大分(TOS)も開局当初は日テレ・フジ・テレ朝のトリプルネット局だった。)が誕生することとなった。ニュースの共同企画や西日本新聞社主催の金鷲旗高校柔道大会玉竜旗高校剣道大会の九州・沖縄エリアネット中継などで、ブロック内の連携を保っている。

系列外の放送局は熊本県民テレビ(KKT)(日本テレビ系列局(3.15%))、鹿児島放送テレビ朝日系列局(5.50%))に出資している(何れも2021年令和3年)現在)。


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