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愛称・略称テレマガ
ジャンルテレビ情報誌、漫画雑誌
読者対象未就学児(3?5歳児向け)
刊行頻度月刊→隔月刊→季刊
発売国 日本
言語日本語
定価本体722円+税
出版社講談社
刊行期間1971年11月2日(1971年12月号) - 刊行中
発行部数40,000部(2022年1月 - 2022年3月日本雑誌協会調べ)
ウェブサイトhttps://kodomo.kodansha.co.jp/telemaga/
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『テレビマガジン』が並ぶ売場(上から3段目(下から3段目)の左端。2004年撮影)
『テレビマガジン』は、講談社より発行されている主に未就学児童向けのテレビ雑誌である。通称はテレマガ。
創刊から2021年6月発売の同年7月号までは基本的に月刊(巻号表記は翌月)であったが、同年7月発売の8・9月号から2022年12月末発売の2023年2・3月号までは隔月刊、そして2023年2月末発売の4・5・6月号以降は3か月に1回の季刊へ移行した。 日本初の児童向けテレビ情報誌[1]。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い。 男子児童をメインターゲットにしているが、『プリキュアシリーズ』や『セーラームーンシリーズ』に代表される女児向け作品の一部が掲載されていた時期もごくまれにある。創刊から2000年代までは未就学児童から小学生低学年向けだったが、現在は読者の対象年齢を下げて、3歳から5歳までの未就学児向けになっている。 2023年現在のタイアップホビーは、「トランスフォーマー」シリーズおよび、シュライヒ
概要
創刊から2010年代までは音羽グループのキングレコードと日本コロムビアを中心に、音楽関連のタイアップをしていた時期もある。
関連書籍では、1986年発行の『仮面ライダー大全集』に単を発した特別編集シリーズがその資料性の高さから好調な売れ行きをマークし、現在も不定期ながらマニア向けのムック本を刊行している。
小学館の『てれびくん』が現在唯一の競合雑誌だが、本誌の発行部数も近年は5-7万部で、20万部を持つ競合誌に圧倒的に差をつけられている[2]。創刊からの増刊も含めた通巻ナンバーに関しては一貫して記載されていない。競合誌では『てれびくん』では創刊200号と250号、700号が、『テレビランド』では創刊100号の記念号があった。 『仮面ライダー』を全面的に取り上げることを目的とし[3]、講談社の第三編集局長だった取締役の牧野武朗と局次長の石森俊夫が、『週刊少年マガジン』編集部員の田中利雄にもちかけて創刊した[4]。命名は牧野による[4]。準備を始めたのが1971年6月だったので、11月2日発売の創刊号(1971年12月号)までは実質的に3か月ほどしかなかった[4]。当初は巻頭に「少年マガジンコミックス」と掲げてあるとおり[注釈 1]、編集長の宮原照夫以下、『週刊少年マガジン』の編集部員4人がスタッフを担当していたが、宮原は前編集長から引き継ぎされたばかりであったこともあり、実務には田中利雄と加賀博義が当たっていた[4]。田中は1960年代には同誌のグラビア班としてウルトラシリーズに携わっており、特写スチールの扱いに長けていた[4]。 当初は幼児絵本のようなカラー口絵に2色刷り画報という装丁で[3]、創刊号は実売13万部と低迷した[4]。そこで1972年3月号から誌面刷新を図り、イラスト主体から新着スチールを多用したグラフ主体に移行した[5][4][3]。このリニューアルは功を奏し、1972年4月号では実売率90パーセント代後半にまで達した[4]。以降も毎月3万部ずつを積み増し、1973年6月号では発行部数最高68万部というピークを迎えた[4]。 『仮面ライダーシリーズ』や『マジンガーシリーズ』といった人気番組の企画会議に編集者が積極的に参加し、番組の進行に沿って雑誌上で特集を組むことにより、子供たちから絶大な支持を受けることになる。特に特定のヒーロー作品に関する100の秘密事項を取り上げた「ひみつ100」特集などは好評を呼んだ[1]。 テレビマガジンの創刊後、1972年に秋田書店の漫画雑誌『冒険王』が『仮面ライダー』を中心とした内容に転換し、1973年には黒崎出版から同種の『テレビランド』が創刊されるなど、追随する競合誌とともに新たなジャンルを築いていった[3]。 しかし1970年代後期に入ると、『仮面ライダーシリーズ』『マジンガーシリーズ』の終了や、『てれびくん』の創刊によって当時の主力特撮・アニメ作品の大半の掲載権を『てれびくん』を発行するライバル関係の小学館に独占され、特に『ウルトラマン』に代表される円谷プロダクション作品はしばらく、1980年代までは『トリプルファイター』や『ウルトラマン80』などの一部作品以外は、小学館の独占契約になっていた。ラインナップの面で不利を強いられた本誌は打開策として、オリジナルまんが企画や『ミクロマン』・ラジコンなどのホビー情報や、仮面ライダーやゴジラのリバイバル特集などの試行錯誤でしのぎ続けた。
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