テレパシー少女_蘭
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テレパシー少女「蘭」事件ノート
小説
著者
あさのあつこ
イラスト塚越文雄
出版社講談社
レーベル青い鳥文庫
巻数9巻
漫画:テレパシー少女「蘭」
原作・原案などあさのあつこ
作画いーだ俊嗣
出版社講談社
掲載誌月刊少年シリウス
レーベルシリウスKC
発表号2005年7月号 - 2009年5月号
発表期間2005年5月26日 - 2009年3月26日
巻数全8巻
話数全42話
アニメ:テレパシー少女 蘭
原作あさのあつこ
監督大宙征基
シリーズ構成中村誠
キャラクターデザイン田澤潮(原案)
八崎健二
音楽池頼広
アニメーション制作トムス・エンタテインメント
製作NHKエンタープライズ
放送局NHK教育テレビ
放送期間2008年6月21日 - 12月20日
話数全26話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメ
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『テレパシー少女「蘭」事件ノート』(テレパシーしょうじょ らん じけんノート)は、あさのあつこによる日本児童文学作品。イラストは塚越文雄が担当。1999年より始まり、青い鳥文庫講談社)から刊行されている。

2008年6月から12月まで『テレパシー少女 蘭』の題名で、NHK教育テレビにてテレビアニメが放送された。
ストーリー

至って普通の中学生・磯崎蘭は超能力を持っているが本人にその自覚は無かった。しかし、転校生・名波翠にテレパシーで話しかけられたことで自分が超能力者だと気づく。それ以来、彼女の周りで奇妙な事件が起こり始める。

蘭は翠や幼馴染の綾瀬留衣と共に調査に乗り出す。
登場人物

声優名はドラマCD版 / テレビアニメ版の順。なお、「未登場」はドラマCD版には登場しなかったことを示し、声優1名だけの表記の場合はドラマCD版とテレビアニメ版と共通であることを示す。
磯崎 蘭(いそざき らん)
声 - 明坂聡美 / 加藤英美里[1]主人公。留衣のことが好きで、両思い。明るく元気な中学生。兄の影響で柔道が得意。得意科目は体育音楽数学は苦手。趣味は盆栽。特別頭脳明晰というわけではないが勘が鋭く、時には翠や留衣も思いつかないような妙案を思いつくことがある。人を信じ、思いやれる優しさとあたたかさを持つ。翠とは最初の出会いから険悪であったものの、後に仲良くなる。超能力に気づいたのはごく最近で、使い方は未熟[2]
名波 翠(なは みどり)
声 - 植田佳奈[1]凛には標準語で猫を被っているが、ふだんは関西弁[3]。頭がよく事象に関して冷静かつ鋭い観察と分析を行うことができる。成績もよく体育と音楽以外オール5。非常に計算高く問題解決のためなら超能力を使うことも厭わないが、人を操って自分の思い通りにするなど卑劣なことは絶対にしないという彼女なりのプライドを持っている[4]。とても美人だが男性の趣味は少々変わっており、肉体派な男性タイプ。蘭の兄である凛に一目惚れし、以後も想い続けている。性格はがめつくひねくれているが繊細でもあり時には優しい。超能力のことで両親に疎まれた過去を持ち「人間モドキ」「化け物」といった言葉に敏感。それ故、人付き合いはあまり良いとは言えず、友達にも恵まれなかったが、蘭との出会いで少しずつ変わっていく[5]。元通りとはいかないものの、両親との関係も修復しつつある。蘭と共に大食いで、好物はたこ焼きするめ。音痴であり、妙に小節をつけて歌う。ややステレオタイプな関西人像で描かれている。
綾瀬 留衣(あやせ るい)
声 - 福山潤 / 下和田裕貴[1]頭がよく無口な、蘭の彼氏的存在。本人も気づかない不思議な力を持つ[6]。性格は生真面目かつ優しく奥手な性格。成績は学年トップで、美術部に所属している。蘭や凛など一部の人間を除いて人と話すことが苦手。話すときも言葉を選び選び話すため会話のペースは非常にゆっくりで他人からいらつかれることも。が、感情が昂ぶったときや間違っていると思った時には平素話す上で苦手としている相手にも毅然とした意見を言うこともある。小学2年生の頃に母を亡くし、現在教師である父と2人暮し。蘭のことをとても大事に想っている幼馴染である。
大原 桃子(おおはら ももこ)
声 - 氷青 / 折笠富美子[1]蘭たちの中学入学時のクラス担任。表向きは美人で優しい大人の女性なのだが、正体は超能力者で、蔦野に数々の事件をひきおこした張本人。蘭や翠に匹敵する超能力を持ち、特に洗脳する力に長けている。信じていた恋人に超能力の事で化け物扱いを受けて以来、人を信用できなくなり、力を悪用するようになってしまった。「他人は利用するもの」と考え、蘭たちに真相を暴かれ蔦野を去った後も疾風村で暗躍していた。
磯崎家
磯崎 蘭(いそざき らん)
上記を参照。
磯崎 凛(いそざき りん)
声 -
松本吉朗 / 関智一[1]蘭の兄。高校生。好奇心旺盛で蘭に超能力の事を打ち明けられており、事件に巻き込まれたがっては果たせずにふてくされる、というのが定番(しかしシリーズ第五作以降ではその願いは叶っている)。事件のこととなると鋭い観察眼や頭の回転の速さを見せるが、勉強面では試験で毎回赤点を取るという散々なもの(外接円の問題を中学生の留衣に教わっていたこともある)。性格は豪快、悪く言えばずぼら。憎まれ口を叩きあってはいるが妹の蘭とは仲がよく蘭にとって「いい兄貴」。筋肉質な体格で、女の子の好みもラフな女性。将来は動物関係の仕事に就きたいらしい。また、磯崎家の食卓を任せられるほどの料理上手。
磯崎 玲奈(いそざき れいな)
声 - 未登場 / 岡村明美[1]蘭の母。家事能力ゼロの主婦兼ホラー小説家。最近はコメディに目覚める。口癖は「キター!」。
磯崎 論平(いそざき ろんぺい)
声 - 御園行洋 / 堀内賢雄[1]蘭の父。漬物会社に勤務する漬物研究者。漬物会社に勤めて20年。
キショウ、テンケツ
声 - 倉田まりや(キショウ)、上田純子(テンケツ)磯崎家で飼っている2匹の猫。白猫がキショウで黒猫がテンケツである。2匹の名を合わせると起承転結という言葉になる。
用語
能力者
念力洗脳テレパシーなどの超能力を持つ人々のこと。力を持っている人は少ないそうだが、蘭たちは頻繁に遭遇する。また、テレパシーは翠の場合発信すれば誰にでも届くが、同じ力がある人以外返事が返ってくる事は無いらしい。テレビアニメでは、テレパシーを送る力は誰にでもあるそうだが、翠曰く受け取る力を持つ人は少なく、両方の力を持っている人しか「心の声(テレパシー)」を「聞く」ことも「話す」こともできないそうである。原作では相手が考えることが伝わるのとテレパシーは別と表現されている。また、アニメでは超能力を使う時オーラのようなものを発しており、普段は青色、攻撃的になると赤色に変化している。
蔦野(つたの)
今作の舞台となる山と海に囲まれた地方の都市。モデルは神奈川県鎌倉市
疾風村(はやてむら)
蘭の父、論平の知り合いが村長を務める村。昔、人を操った人がいたそうである(蘭は最初、その人は自分たちと同じ超能力者ではないかと思っていた)。この村にしか群生していない「幻の花」と呼ばれるエマヒクサは、山奥に流れる川に咲いている。
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