テルミン
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この項目では、楽器について説明しています。漫画家については「闇鍋テルミン」をご覧ください。
テルミンの演奏 (Lana Aksyonova)

テルミン(ロシア語:Терменвоксチルミンヴォークス)は、1920年ロシアの発明家レフ・セルゲーエヴィチ・テルミンが発明した世界初の電子楽器である[1][2]。ロシア語や英語では「テルミンの声」という意味のテルミンヴォクス(Терменвокс;Thereminvox)とも呼ばれる。英語ではThereminあるいはTheraminとつづられる。これは発明者が用いたフランス語風の表記に由来しており、「テレミン」もしくは「セレミン」のように発音される。日本語においては、音楽書で「テレミン」の表記が長く用いられてきており[3]。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}2000年ごろから竹内正実などが独自に「テルミン」との表記を行うようになり、2001年公開の同名の映画によってもこの表記が広まった[要出典]。.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}.mw-parser-output .listen .side-box-text{line-height:1.1em}.mw-parser-output .listen-plain{border:none;background:transparent}.mw-parser-output .listen-embedded{width:100%;margin:0;border-width:1px 0 0 0;background:transparent}.mw-parser-output .listen-header{padding:2px}.mw-parser-output .listen-embedded .listen-header{padding:2px 0}.mw-parser-output .listen-file-header{padding:4px 0}.mw-parser-output .listen .description{padding-top:2px}.mw-parser-output .listen .mw-tmh-player{max-width:100%}@media(max-width:719px){.mw-parser-output .listen{clear:both}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .listen:not(.listen-noimage){width:320px}.mw-parser-output .listen-left{overflow:visible;float:left}.mw-parser-output .listen-center{float:none;margin-left:auto;margin-right:auto}}テルミンの音この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。
テルミンの原理と特徴モーグ社製テルミン MOOG Etherwaveモーグ社製テルミンのキット

テルミンの最大の特徴は、テルミン本体に手を接触させず、空間中の手の位置によって音高音量を調節することである。

テルミンはコンデンサをもつ高周波発振器を2つ内蔵している。このうち片方の発振周波数は固定されているが、もう一方の周波数は可変である[4]

楽器正面に向かって右側から垂直方向に伸びたアンテナは音高を決める「ピッチアンテナ」であり、左側面から水平方向に伸びたアンテナは音量を決める「ボリュームアンテナ」である[5]。ピッチアンテナに右手を近づけたり遠ざけたりすると、演奏者とアンテナとの間に蓄えられる静電容量が変化し、これに伴って可変なほうの発振器の発振周波数が変動する[4]。2つの発振器の周波数差からうなりを起こして可聴周波数を抽出し、アンプスピーカーを介して発音させる[6]。ボリュームアンテナに左手を近づけると音量が減少し、遠ざけると音量が増大する[5]。また、左手を素早く上下動させることで、ある程度スタッカート奏法が可能である[7]

わずかな静電容量の違いを演奏に利用するため、演奏者自身の体格・装身具などによる静電容量の違いをはじめ、演奏環境に依存する部分が大きく、演奏前に綿密なチューニングを必要とするなど、安定した狙った音を出すには奏者の高い技量が要求され、演奏には熟練を要する。

一般的なテルミンの音色は純粋な正弦波に近いため(正弦波を出力する電子発振器で音を出している為に当然のことである[要出典])、ミュージックソーに似ている。恐怖映画やSF映画の効果音としても使われてきた。
テルミンの歴史詳細は「レフ・テルミン」を参照テルミンを演奏するレフ・テルミン(1924年)


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