テルグ語映画
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テルグ語映画
Telugu cinema
プラサードIMAX
スクリーン数2,809[1]
主な配給業者アルカ・メディアワークス
スレーシュ・プロダクション(英語版)
スリ・ヴェンカテーシュワラ・クリエーションズ(英語版)
ギータ・アーツ(英語版)
14リール・エンターテインメント(英語版)
PVPシネマ(英語版)
プラサード・アート・ピクチャーズ(英語版)
ウーシャ・キロン・ムービーズ
ヴィジャヤンティ・ムービーズ(英語版)
アンナプルナ・スタジオ(英語版)
映画撮影数(2015年)[2]
合計349
興行成績 (2017年)[3]
合計?15,330,000,000

テルグ語映画(テルグごえいが、Telugu cinema)は、インドの映画のうちテルグ語で製作された映画であり、テランガーナ州に拠点を置く映画産業を指す。「トリウッド(Tollywood)」の通称で知られ、ハイデラバード近郊のフィルムナガルで多くの映画が製作されている。(なお、かつては西ベンガルのトリガンジ(英語版)を拠点として作られた映画をトリウッドと呼んでいたので注意を要する。こちらはベンガル語である。)1909年以降、映画製作者ラグパティ・ヴェンカイアー・ナイドゥは短編映画を製作して興行のためインドやアジア各地を巡業し、1921年には初のテルグ語サイレント映画『Bhishma Pratigna』を製作した。この功績により、ラグパティは「テルグ語映画の父」と称されている[4][5][6]。インドの映画産業としては、ボリウッドに次いで2番目の規模を誇る[7]。2020年から2021年の累積興行収入は、コロナによる映画館閉鎖の影響が地域ごとに異なっていたこともあってボリウッドを上回っている[8]
概要

1933年に東インド映画会社が『Savitri』を製作した。同作はマイラヴァラム・バーラー・バーラティ・サマジャムの舞台劇を原作としており、「テルグ語演劇(英語版)の父」と呼ばれるC・プライヤー(英語版)が監督、ヴェムリ・ガッガイアー(英語版)とダサーリ・ラーマティラカムが主演を務めており、100万ルピーの製作費を投じてカルカッタで撮影された[9]。映画は第2回ヴェネツィア国際映画祭(英語版)で名誉賞を受賞している[10]

1936年に南インド初の映画スタジオとなるドゥルガ・シネトーンが、ニーダマルティ・スライアーによってラージャムンドリーに設立された[11]。1951年に製作された『Pathala Bhairavi』は、翌1952年にムンバイで開催された第1回インド国際映画祭で上映された唯一の南インド映画となった[12][13][14][15][16]。CNN-IBNが選ぶ「史上最高のインド映画100」には、テルグ語映画から『Patala Bhairavi』『Malliswari』『Devadasu』『幻想市場』『Nartanasala』『Maro Charitra』『Maa Bhoomi』『Sankarabharanam』『Sagara Sangamam』『Siva』がランクインしている[17]。2005年、2006年、2008年、2014年はボリウッドを超えてインド最大の映画製作本数を記録した[18][19]

テルグ語映画産業のラモジ・フィルムシティは、世界最大の面積を持つ映画スタジオとしてギネス世界記録に登録されている[20]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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