テュール
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この項目では、北欧神話の神について説明しています。

デンマークのバンドについては「ティア (バンド)」をご覧ください。

フランスの都市については「チュール」をご覧ください。

テュール
軍神 天空神 司法神
剣と盾を持つ姿で描かれたテュール
18世紀アイスランドの写本『IB 299 4to』より
古ノルド語Tyr
ヒュミル
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テュール[1]古ノルド語: Tyr 英語: Tyr)は、ドイツ神話北欧神話における軍神。勇敢な神とされる。
解説.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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出典検索?: "テュール" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2018年1月)

古英語形ではティーウ (Tiw)、ドイツ語ではテュール (Tyr)、ツィーウ (Ziu)、またはティウ (Tiu) という。想定されるゲルマン祖語ではティワズ (*Tiwaz)。

ギリシア神話ゼウス (Ζεύ?)、ローマ神話ユーピテル (Jupiter: 原型はDieu pater) など印欧語族の多くが天空神として信仰する神々と同語源と考えられ、テュールも本来は天空神だったらしいが、現存する史料では概ね軍神とされている。これは本来は法と豊穣と平和をつかさどる天空神であったのが、2世紀後半以降にゲルマン人の世界が激しい戦乱の時代をむかえ、戦争の神であるオーディンへの信仰が台頭し、テュールは最高神の地位を追われて一介の軍神に転落したからと考えられている。こうした経緯もあり、「テュール」というのは、古くは古ノルド語で「」をあらわす一般名詞でもあった[2]

またテュールが最高神であった時代のゲルマン人諸族の王を意味する語は、ティワズの祭司を意味するティウダンス (thiudans) であった。絵画などでは隻腕の戦士の姿で表され、これはフェンリルに片手を食いちぎられたことを示す。またルーン文字の「テュール(上向き矢印のような形状、ラテン文字ではTに当たる)」はテュールの象徴で『詩のエッダ』によれば勝利のルーンであり[3]、戦いの際にこのルーンを剣に刻み勝利を祈ったとされる。

軍神という点でローマ神話の軍神マールスと同一視され、ゲルマン語で火曜日を意味する Tuesday などの語源となった。

なお、同じ北欧神話の雷神トールとは別の神である。
『古エッダ』18世紀のアイスランドの写本『SAM 66』に描かれた、テュールがフェンリルに右腕を噛み切られる場面。17世紀のアイスランドの写本『AM 738 4to』に描かれたテュール。

古エッダ』の『ヒュミルの歌』では、テュールは父である巨人ヒュミルの元に、神々が酒宴を開くのに必要な大釜を入手するために出向いている[4]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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