テミス
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、女神について説明しています。その他のテミスについては「テミス (曖昧さ回避)」をご覧ください。

テミス
Θ?μι?
法・掟の女神, 予言の女神
ラムヌース遺跡で発見された紀元前300年頃のテミス像
考古学者ヴァレリオス・スタイスの発掘調査による
位置づけティーターン
信仰の中心地ラムヌース
住処オリュムポス
シンボル, 天秤
配偶神ゼウス
ウーラノス, ガイア
兄弟クロノス, オーケアノス, コイオス, クレイオス, ヒュペリーオーン, イーアペトス, テイア, レアー, ムネーモシュネー, ポイベー, テーテュース, キュクロープス, ヘカトンケイル, ギガース, メリアス, アプロディーテー, エリーニュス
子供ホーラーエウノミアー, ディケー, エイレーネー), モイラクロートー, ラケシス, アトロポス
ローマ神話ユースティティア
テンプレートを表示

テミス(古希: Θ?μι?, Themis)は、ギリシア神話女神である。ヘーシオドスによれば、ウーラノス(天)とガイア(大地)の娘で、ティーターンの一柱である[1][2]。テミスとは古代ギリシア語で「不変なる」の意味であり、掟の擬人化である[3]
概説

テミスは「正義の女神」と見なされることが多いが、近代・現代的な意味での「正義」とは異なっている。むしろ、古代ギリシア語で正義に該当する神は、ディケー女神である[4][注 1]。ギリシア神話においては、ティーターンとオリュンポス神の戦いの後、敗れたティーターンは主要な神の地位を失い、神話においても多くの神が言及されなくなり、また地位が低下している。オリュンポスの時代になって、なおその地位と威勢を変わりなく維持した神はテミスだけである[3]
テミスの結婚と子供たち

ヘーシオドスの『神統記』によると、メーティスに次いで、ゼウスは二番目の妻としてテミスを娶り、二人のあいだには、エウノミアー(秩序)、ディケー(正義)、エイレーネー(平和)のホーラーの三女神が生まれた[5][6][7][注 2]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:64 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef