テニスコート
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日本の演劇ユニットについては「テニスコート (ユニット)」をご覧ください。
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出典検索?: "テニスコート" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2016年2月)
テニスコートの大きさ

テニスコートは、テニス競技のためのコートである。

大きさは 縦23.77m=78ft、シングルスでは横8.23m=27ft、ダブルスでは 横10.97m=36ft。表面に用いられる素材は様々で、ATPITFの公式サイトではハード、クレー、グラス、カーペット(後述の砂入り人工芝も含まれる)の4種類に大別される。上記4種はボールの弾み方や足の滑りやすさといった性質に差があり、それぞれに最適なプレイスタイルが存在する。これらの要因がテニス競技者における選手の個性を育み、その個性がテニス競技そのものに多様性をもたらしている。
ハードコート (hard court)ハードコート

セメントアスファルトを基礎にして、多くの場合合成樹脂などでコーティングされて造られる。そのため着色が自在で、コートの内外を異なる色で塗り分けるケースも多い。採用される色は緑色や煉瓦色が多かったが、黄色いボールを視認しやすいなどの理由から青色が増えつつある。

四大大会では1978年全米オープン1987年全豪オープンがそれぞれハードコートに変更された。全米オープンのコートの方が全豪オープンより球足が速くなっている。

オーストラリアは触れればヘコむほど柔らかいサーフェスが多い一方、アメリカは球が伸びる硬いサーフェスが多いなど、ブランドや施工業者によって様々である。表面の摩擦係数でもボールの伸びが変わるので大会ごとの対応が必要になるが、どちらかと言うと実力通りの結果が出ることが多く、番狂わせは少ない傾向にある[1][要ページ番号]。

ハードコートサーフェスの主なブランドには、全米オープンでの採用実績があるレイコールド (en:Laykold) 、デコターフ (en:DecoTurf) 、全豪オープンでの採用実績があるグリーンセット (en:GreenSet) 、プレクシクッション (en:Plexicushion) 、リバウンド・エース (en:Rebound Ace) などがある。日本の有明テニスの森公園靱テニスセンターのハードコートはデコターフを採用している。

クレーコート(下記記載)に比べボールが速くなるため、速いサーブおよびストローク、優れたボレー技術を持つ選手に有利である。一方、ソフトテニスでは摩擦が大きく、ボールがバウンドした後に減速するため、強打主体の選手には不利となる。また、その摩擦の大きさを利用したカットサーブが有効になる。

バウンドが安定してイレギュラーがほとんどないので、サーブ、リターンにストロークにボレーと、選手は様々な技術をうまく発揮できてプレーしやすい[1][要ページ番号]。

ハードコートでのプレーは、選手の身体に与える衝撃が大きい[2]。ハードコート用とされるテニスシューズは他のコートで使用するために作られたものに比べ、底が厚くなっている。

ハードコートは、他のコートに比べると比較的維持・管理に手間が掛からない。そのため、最近はレジャー施設にテニスコートを設置する際、ハードコートを採用する場合が最も多くなっている。
クレーコート (clay court)左上:全仏オープン
右上:チャールストン・オープン
右下:2012年マドリード・オープン
左下:市原市臨海第1庭球場

いわゆる"土=clay"と指すように、土質材料を固めた地面に砂を撒いたサーフェスのことである。

主なクレーコートにはレッドクレー(アンツーカー)とグリーンクレーがあるが、ハードコートへの移行が進んだアメリカに多いグリーンクレーは、主要大会ではほとんど見られなくなった。

レッドクレーは煉瓦を砕いたものが一般的だったが、赤土に薬品を添加したものを焼成した多孔質焼成土に置き換わっている。ヨーロッパラテンアメリカに多く見られ、四大大会では全仏オープンが採用している。

グリーンクレーは変玄武岩を砕いたものが一般的だが、他の素材から成るものもある。グリーンクレーはアメリカやカナダに多く見られ、" Rubico "とも呼ばれる。ブランドは" Har-Tru "がよく知られている。日本では緑色スクリーニングスとも呼ばれる。四大大会では全米オープン1975年から1977年にかけて採用していた。チャールストン・オープンWTA500)が採用している。

変わり種としては、マドリード・オープン2012年にレッドクレーから酸化鉄を除去して青色に染色した「ブルークレー」を採用したが、選手から滑りやすいと批判を受け、翌年からレッドクレーに戻している。コパ・セビリア(ATPチャレンジャーツアー)は" Albero "と呼ばれる堆積岩を砕いた「イエロークレー」で知られる。全米男子クレーコート選手権ATP250)が採用する" Har-Tru "社製の「アメリカンレッドクレー」は、一般的なレッドクレーの色よりも暗い赤色(バーガンディ)になっている。

日本のクレーコートには学校の校庭でよく見られる粘土質の地面に真砂土や荒木田土(関東特有)を撒いたものがあり、かつて全日本テニス選手権の会場だった田園テニス倶楽部は荒木田土を採用している。レッドクレーとグリーンクレーでは、かつて全日本テニス選手権の会場だった靱庭球場をはじめレッドクレーが多いが、グリーンクレーも少なからず存在する。

クレーコートは足がスライドしやすく、特有のフットワーク技術を要求される。また、一般的にはロングラリー戦になりやすいため、総じてグラウンド・ストロークとフットワークが得意な競技者に最適なコート・サーフェスとされる。プロ選手で例を挙げるとラファエル・ナダルがその代表格である。

ハードコートに比べると球足が遅くなる一方、バウンドが高く弾む。それによりポジショニングが下がり目となるのでストロークやフットワーク優れるタイプが有利になる。ハードや芝に比べてショットが決まらないケースが増えてラリーが長くなり、より緻密な組み立てが必要になるうえ、他と比べて体力が必要となる[1][要ページ番号]。

スペインなどのヨーロッパや南米にはクレー育ちのスペシャリストが多くいる。ランキング下位の選手が大活躍する番狂わせが多い[1][要ページ番号]。
グラスコート (grass court)ウィンブルドンのセンターコート

グラスコートは最も速いコートである。ゴルフグリーンと同様のを敷き詰めたコートであり、芝の健康状態、手入れ、消耗などのコンディションがプレーにも影響する。グラスコートは、他のどのコートよりも弾道が低く、速い。球がバウンドする時、不規則になるので(これをイレギュラー・バウンドという)どちらかというとサーブ・アンド・ボレーのプレースタイルに有利である。最も有名なグラスコートは、オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブセンターコートである。


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