テトラセン
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、ベンゼン環が直線状に縮合したテトラセンについて説明しています。爆薬については「グアニルニトロサミノグアニルテトラセン」をご覧ください。

テトラセン
tetracene

IUPAC名テトラセン(許容慣用名)
別名ナフタセン
分子式C18H12
分子量228.29
CAS登録番号92-24-0
形状淡黄色固体
密度1.35 g/cm3, 固体
融点357 °C
SMILESc34cc2cc1ccccc1cc2cc3cccc4

テトラセン (tetracene) は、有機化合物の一種。ベンゼン環が直線上に縮合して連なった構造を持つ芳香族炭化水素アセン類のひとつで、テトラセンは4環からなる。淡黄色の固体。

化学発光の演示実験で、蛍光発光剤として用いられる。

テトラセンは有機半導体のひとつで、有機電界効果トランジスタ (OFET)、有機エレクトロルミネッセンス (OLED) の材料として利用される。OLEDの場合には発光させるための色素として微量ドープされる。また、初の単層で光る発光性薄膜有機トランジスタの活性層として使われた。










単純芳香環
単環

三員環

ボリレン - シクロプロペノン
五員環

フラン - ピロール - イミダゾール - チオフェン - ホスホール - ピラゾール - オキサゾール - イソオキサゾール - チアゾール - トリアゾール - テトラゾール - ペンタゾール
六員環

ベンゼン - ピリジン - ピラジン - ピリミジン - ピリダジン - トリアジン - テトラジン - ペンタジン - ヘキサジン
七員環

ボレピン - トロポン
九員環

アゾニン
十八員環

シクロオクタデカノナエン

二環

五員環+五員環

ジアザペンタレン - チエノチオフェン - トリチアペンタレン
五員環+六員環

ベンゾフラン - イソベンゾフラン - インドール - イソインドール - ベンゾチオフェン - ベンゾ(c)チオフェン - ベンゾホスホール - ベンゾイミダゾール - プリン - インダゾール - ベンゾオキサゾール - ベンゾイソオキサゾール - ベンゾチアゾール
六員環+六員環

ナフタレン - キノリン - イソキノリン - キノキサリン - キナゾリン - シンノリン - フタラジン
五員環+七員環

アズレン










多環芳香族炭化水素
2環

アズレン - ナフタレン - 1-メチルナフタレン - サポタリン
3環

アセナフテン - アセナフチレン - アントラセン - フルオレン - フェナレン - フェナントレン
4環

ベンズ[a]アントラセン - ベンゾ[a]フルオレン - ベンゾ[c]フェナントレン - クリセン - フルオランテン - ピレン - テトラセン - トリフェニレン


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:16 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef