テッシェン条約
署名1779年5月13日
署名場所オーストリア領シュレージエンのテッシェン(テッシェン公国の首都、現ポーランド共和国シロンスク県のチェシン)
締約国ハプスブルク君主国(オーストリア)とプロイセン王国
主な内容バイエルン継承戦争の講和条約
テンプレートを表示
テッシェン条約(ドイツ語:Frieden von Teschen)は、1779年5月13日に調印された、ハプスブルク君主国(オーストリア)とプロイセン王国との間の条約。 オーストリア領シュレージエンのテッシェン(テッシェン公国の首都、現ポーランド共和国シロンスク県のチェシン)で締結され、バイエルン継承戦争はこれによって終結した。開戦直後から両国の交渉は始まっていたが、面子にこだわったりオーストリア国内で政治の主導権争いがあったりして、かなり長期化した。ロシア帝国とフランス王国の仲介もあって、10か月かけて成立した。 内容は以下の通りである。
締結
内容
バイエルン継承戦争の終戦を確認する。
バイエルン選帝侯国はプファルツ選帝侯カール4世フィリップ・テオドールが継承する。それにより、ヴェストファーレン条約の規定からプファルツにおける選帝侯の地位は消滅する。
オーストリアはイン川沿いに若干の領土をバイエルンから譲渡される。
プロイセンはアンスバッハ、バイロイト両辺境伯領を将来併合することを認められる。
プロイセンに味方したザクセンには資金援助が与えられる。
全般
VIAF
国立図書館
ドイツ