テストザネイション
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テスト・ザ・ネイション (Test the Nation) は、1998年オランダの放送局BNNで始まったIQテストおよび自己分析テストを行う番組である。日本では2003年 - 2008年テレビ朝日に1度ほどのペースで特別番組として放送。本番組はいわゆる「クイズ番組」ではなく、れっきとしたテストであると謳われる。
概要

主に視聴者が自らの知能指数 (IQ) の測定や特定のテーマ関して自己分析を行う為の「指数」を測定することが目的。同時に医師学校教師モデル学生セレブリティ消防職員など特定の職業に就く一般国民もスタジオに招かれ、同一の問題を解いていく。全問出題されたのち最初の問題から順に答え合わせが行われる(2005年度から、ある程度問題を解いたらその都度答え合わせを行った)。その後、年齢と正解数に応じた「指数表」が発表され、直後に視聴者から任意によりインターネット経由で各自の指数が送られ、居住地域別、血液型別、性別12星座別などあらゆる側面からどういった人が高指数だったのかを分析していく。

また、IQテストの他に「運転適正テスト」や「男女の相性テスト」などのバリエーションがあり、日本語版では従来IQテストのみを実施していたが、2005年版のIQテストに試験的に「適職判定」を盛り込み、2007年版では「人間関係力テスト」を実施した。2008年版はテレビ朝日開局50周年記念特別番組として「地球テスト」を放送した。

テストはペパーダイン大学のウィリアム・ラフィッテを中心とした研究チームによって開発、オランダのテレビ制作会社、アイワークスが番組を企画。全問4者択一式であるが、総問題数は国によってまちまちである(60問 - 70問前後)。内容は知能テストで出題されるものに類似していて、言語的理論(数列の穴埋めなど)、推論理論知覚記憶などの分野から出題。
主な放送されている国と放送局

イギリス -
英国放送協会 (BBC ONE)

アメリカ合衆国 - Fox Broadcasting Company

カナダ - カナダ放送協会

日本 - テレビ朝日

オーストラリア - Nine Network

ニュージーランド - テレビジョン・ニュージーランド (TV One)

ドイツ - RTLテレビ

イタリア

オランダ - BNN

ベルギー - VRT

フランス - M6

アイルランド - RTE

日本版
テスト実施日(放送日)

テスト・ザ・ネイション
test the nation
ジャンル
テスト番組
出演者古舘伊知郎
小池栄子
製作
制作テレビ朝日

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
テレビ朝日

テレビ朝日開局45周年記念特別番組
テスト・ザ・ネイション 全国一斉IQテスト
放送期間2003年11月3日
放送時間19:00 - 21:48
放送分168分

テスト・ザ・ネイション 2004年度版
放送期間2004年11月3日
放送時間19:00 - 21:54
放送分174分

テスト・ザ・ネイション 2005年度版
放送期間2005年11月27日
放送時間18:56 - 21:24
放送分148分

テスト・ザ・ネイション2007
全国一斉人間関係力テスト 
放送期間2007年2月12日
放送時間19:00 - 21:24
放送分144分

テレビ朝日開局50周年記念特別番組
フシギとキセキの星 地球テスト
放送期間2008年5月6日
放送時間19:00 - 21:54
放送分174分
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2003年度版 : 2003年11月3日 月曜日(文化の日) 19時00分 - 21時48分 放送時間2時間48分(IQテスト)

2004年度版 : 2004年11月3日 水曜日(文化の日) 19時00分 - 21時54分 放送時間2時間54分(IQテスト)

2005年度版 : 2005年11月27日 日曜日 18時56分 - 21時24分 放送時間2時間28分(「適職が分かる」IQテスト)

2007年版 : 2007年2月12日 月曜日(振替休日) 19時00分 - 21時24分 放送時間2時間24分(人間関係力テスト)

2008年版 : 2008年5月6日 火曜日(振替休日) 19時09分 - 21時54分 放送時間2時間45分(フシギとキセキの星 地球テスト)

2004年度は、水曜日であるということと、放送終了後すぐに『報道ステーション』があったということで、通常の第4スタジオではなく、そのまま当番組のスタジオから『報道ステーション』を放送した。

2007年は月曜日だったが、21時24分までの放送のために通常放送である『ビートたけしのTVタックル』を挟んで『報道ステーション』が放送された(それぞれ30分繰り下げ)。

2008年は本放送の前に19時00分 - 19時09分の9分間(CMを含む)の事前放送があった。また、2004年度同様、ステブレレスで『報道ステーション』を放送した。今回古館はエンディング直前にスタジオを退席し、報道ステーションはいつものスタジオから通常通り放送された。
司会

司会は古舘伊知郎小池栄子が第1回(2003年度版)から第5回(2008年版)まで続けて担当している。
問題構成

問題は2004年までは「言語」「記憶」「論理」「」「知覚」の5種類から計70問出題。2005年からは左脳テスト「分析力」「論理力」右脳テスト「空間認識力」「想像力」その他「記憶力」「判断力」の6種類から計80問出題。基本的には1ジャンル5問だが、例外もある(2004年の視覚記憶、聴覚記憶はそれぞれ4問、映像記憶は2問、2005年の視覚記憶は3問、CM視覚記憶は2問)。また、各ジャンルの問題を解く前に1問ずつ例題が出題される(2004年の映像記憶、聴覚記憶、2005年のCM視覚記憶、聴覚記憶は例題無し)。ちなみに2005年度版では解答の度合いによって「自分の適職」を診断することができた。2008年版は「地球」をテーマにした問題を計100問、全て2択問題で出題。

2003年度版
言語 10問(言葉の並べ替え、ことわざ

記憶 10問(言語記憶、視覚記憶)

論理 20問(列の完成、仲間はずれ、思考、図形の類推)

数 10問(計算数列

知覚 20問(回転、図形合わせ、パズル視覚化)


2004年度版
言語 10問(言葉の並べ替え、同音異義語

記憶 15問(視覚記憶、映像記憶、聴覚記憶、ペア記憶)

論理 15問(列の完成、分類推論

数 10問(等式数字パズル

知覚 20問(合体図形、本物さがし、視点転換、視覚化)


2005年度版

左脳ブロック 2種類計30問
分析力 15問(ことばの推理、ことばの穴埋め、共通するひらがな)

論理力 15問(質問文の完成、の記号化、文字の順序記憶)


右脳ブロック 2種類計30問
空間認識力 15問(折り紙パンチ、瞬間まちがい探し、方角テスト)

想像力 15問(多いを探せ、ロープの結び目、顔の順序記憶)


総合ブロック 2種類計20問
記憶力 10問(視覚記憶、CM視覚記憶、聴覚記憶)

判断力 10問(フラッシュたし算、即断!右手・左手)


志向性テスト 1問(A、B、の二択、適職診断に使用され、IQの値には影響しない)


2007年版 人間関係力テスト

第1ブロック 人を見抜く力 20問(関係を見抜け!、の印象、要するにナニ?)

第2ブロック 心の柔軟性 10問(あなたには見えますか?、ナニを描いたの?)

第3ブロック 気持ちを読む力 15問(この外国人ナニ話してる?、愛想笑いに気づけるか!)

第4ブロック センス 10問(価値が高いのはどれ?、ユーモアテスト)

第5ブロック 心の安定性 15問(あなたならどっち?)

Q56 - Q60 他人への信頼度

Q61 - Q65 心の穏やかさ

Q66 - Q70 感情を抑える力


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