テイルズウィーバー
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テイルズウィーバージャンルMMORPG
対応機種Windows 7 / 10
開発元NEXONソフトマックス
運営元ネクソン
人数多人数プレイ
メディアダウンロード
運営開始日2004年9月
利用料金基本プレイ無料(アイテム課金
対象年齢全年齢
必要環境CPU:Pentium 4 2.0GHz以上
メモリ:1GMB以上
VRAM:64MB以上
HDD:10GB以上
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テイルズウィーバー(英語: Tales Weaver、朝鮮語: ?????)は、韓国のネクソン社とソフトマックス社が開発したMMORPGに属するオンラインゲーム。日本でのサービス運営会社はネクソン。他に韓国でも運営している。

一度、台湾中国ではサービスが終了したが、その後台湾ではガマニアデジタルエンターテインメント中国では世紀天成によりサービスが再開された。しかし、2008年末に中国、2009年4月28日には台湾で再度サービス終了となった。
目次

1 特徴

1.1 原作

1.2 サービス

1.3 システム

1.4 音楽

1.5 サーバー


2 キャラクター

2.1 Episode1 -発顕-

2.2 Episode2 -光輝-

2.3 Episode3


3 世界観

3.1 国家

3.2 ギルド

3.3 実装済みのマップ

3.3.1 デリンセヒル

3.3.2 シオカンヘイム要塞

3.3.3 カリル家大邸宅

3.3.4 精霊の神殿

3.3.5 アルカディア(必滅の地)

3.3.6 ラルサ



4 派生作品

5 脚注

6 関連項目

7 外部リンク

特徴

テイルズウィーバーは2D斜め上視点を採用している。そのため、3Dポリゴンを用いたMMORPGに比べ要求スペックが若干低くなり、快適にプレイすることが出来る。ただし、現在、推奨スペック以上の環境がないと快適にプレイできないとされている。グラフィックボードなどの相性によっては、一部の3Dポリゴンを用いたMMORPG以上のスペックを要求される事がある。
原作

韓国の作家チョン・ミンヒ作の小説『ルーンの子供たち CHILDREN OF THE RUNE』がこの作品の原作にあたる。

日本でも2006年に、日本語訳版『ルーンの子供たち』の第1部『冬の剣 WINTERER』が、第1巻『冬の剣』、第2巻『冬の剣 消えることのない血』、第3巻『冬の剣 夜明けを選べ』の全3巻の構成で宙出版から発売されている。韓国では第2部『デモニック DEMONIC』が全8巻で発売されているが、日本では現在順を追って翻訳・刊行中であり、2011年現在では日本語訳版『デモニック DEMONIC』の最終巻である第5巻までが発売されている。

アバターサービスゲーム『4LEAF』が韓国で人気を博し、それを元に小説『ルーンの子供たち』、さらにゲームとして発展させたものとしてMMORPG『テイルズウィーバー』が作られた。
サービス

日本では2004年2月25日にオープンβテストを開始、2004年9月より30日2000円の正式課金サービスを開始。また、10月より数時間単位での従量制が追加された。

その後2005年10月5日より基本プレイ無料・アイテム課金制に移行。

2007年7月26日、セキュリティ向上を目的としたnProtectの導入により、様々なトラブルが発生した。この点については後述する。また、2008年4月23日の大規模アップデートでもプレイ出来なくなる現象が見られた。これらは主に要求スペックの大幅な向上に原因があるとされている。

2009年3月18日にnProtectが廃止され、HackShieldが導入された。
システム

戦闘システムコンボ制と呼ばれる。各キャラクターに固有の基本技による連続攻撃(最大5連続)の途中で攻撃スキル(基本技を除く)、もしくは補助スキルを使用し、その後に再び基本技の連続攻撃をする。この一連の戦闘動作をコンボと呼び、コンボは敵の攻撃等により阻害されない限り半永久的に継続可能である。数字上では255コンボが上限であり、それ以降は再び1コンボ(表記なし)に戻り、継続される。

対人要素として要塞戦、旗取り、ファイトクラブ、PK可能地域のドッペルゲンガーの森(通称DOP)等がある。一部の対人要素はアップデートにより機能を凍結されている。

NPCには好感度というパラメータがあり、特定のアイテムを与える等で上下する。好感度次第で様々なメリット、デメリットがある。

最大の特徴はストーリーイベントであるチャプターである。2006年9月27日のアップデートで13のチャプターからなる(ただしチャプター13は2部構成となっている)エピソード1が完結し、2013年2月17日エピソード2のチャプター7まで実装された。2015年4月現在、チャプター1, 2は廃止され、記憶の図書館収納となり、新たにエピソード3が実装されている。2017年2月16日現在エピソード3のチャプター5まで実装された。
音楽

使われているBGMSoundTeMP所属のメンバーによって手がけられている。また、再生プレイヤーで流せる一般的な圧縮音楽ファイルであるため、BGMだけをゲームプレイ中以外に鑑賞することも可能。2006年8月25日に『テイルズウィーバー オリジナルサウンド・トラック』が発売されている。
サーバー

2012年3月28日の実装で18となったサーバーだが、2012年6月7日のサーバー統合により7つに減少した。
それに加え、2014年3月24日のアップデートで「ブルエット」というサーバーが追加された。
モエンサーバーのみOM(公式RMTのようなもの)が使用できない。ブルエットも実装当初は使用できなかったが、解禁された。
その後、2015年3月25日にサーバー統合がさらに行われ2017年現在5つ存在してる。
キャラクター
Episode1 -発顕-

テイルズウィーバーの運営開始と同時に実装されたキャラクター。Episode1チャプター1から開始し、全チャプタクリア後にEpisode2が開始する。EP1はCP1?13まで存在する(CP13は前編と後編に分かれる)。
ルシアン・カルツ(Lucian Kaltz)
4月4日生まれ(牡羊座)、17歳、O型、男、身長176cm明るい青い瞳に明るい金髪、白を基調とした服。偉大な
冒険家として名を残した祖父ラグランジュ・カルツに憧れる純粋な少年。アノマラド有数の商団であるカルツ商団の次期後継者。明るく活発な性格だが、行き当たりばったりな行動が彼をわがままな子供に見せている。「ぼくおしっこ」は、彼の名言の一つ。現在は冒険者になるという夢のため、護衛のボリスと共にアクシピターで見習い騎士をしている。屋根裏部屋で発見したオカリナを練習しているが、あまり上手とは言い難い。すぐ人を信じるが、友達想いで友情に熱い面も持つ。扱う武器は刀や細剣、長剣。これといった自己補助スキルは無いが、攻撃速度が速いのも売りの一つで、ディレイを半減できる「ラグランジュ神速剣」やイスピン同様全ての盾が装備可能であり、物理防御を最も高くできる。基本的にバランスの取れたキャラ。細剣の攻撃速度の速さから、ナヤトレイに次いでBOTとして蔓延してしまったキャラクターでもある。原作『ルーンの子供たち』では「冬の剣」にて登場。ひょんなことからボリスと知り合い、シルバースカル大会にてボリスに興味を示していく。幼い性格。
ボリス・ジンネマン(Boris Jineman)
7月12日生まれ(蟹座)、17歳、A型、男、身長179cmグレーブルーの瞳に青い長髪、黒装束。原作『ルーンの子供たち』第1部「冬の剣」の主人公でもある。性格はとても無口でありポーカーフェイス。自分の実力をあまり人に見せたがらず、必要以上に力を発揮することはない。基本的に他人とは関わらないようにしているが大切に思っている人物には犠牲的になる。ルシアン・カルツの護衛兼友人。元々はトラバチェスの名門貴族の次男として育っていたが、7年前に起こった、兄(イェーフェネン・ジンネマン)の死に疑問を持ち、その謎を解き明かす旅の途中でカルツ商団のドメリン・カルツを助け、ルシアンの護衛を条件に商団からの調査支援を受けている。現在はルシアンと共にアクシピターの見習い騎士をしている。兄の遺品でもある強力な魔剣“ウィンターラー(Winterer)”を所持しているが、その力は封印されている。また、“ウィンターラー”には「冬を明ける者」という意味が込められている。ゲーム内ではスキル取得レベルが高いため、後半より真価を発揮するいわゆる晩成型のタイプである。武器は、大剣、刀、太刀の3種類。ゲーム内では実装されていないが4リーフの設定では、幻覚魔法も得意とされている。正式に剣術を習っているが、その剣術は大変珍しいもので、ゲーム内では「影剣術」と呼ばれており、原作小説『ルーンの子供たち』と名称に若干の違いがある(ルーンの子供たち内では「ティグリス」と呼ばれる)。
ミラ・ネブラスカ(Mila Nebraska)
12月2日生まれ(射手座)、24歳、B型、女、身長178cmオレンジ色の髪ときれいな緑の瞳。大人の女性と呼ぶに相応しい体格をしている。海賊“紅い射手”の船長。かなり激しい性格で、酒豪でもある。幼い頃に両親に捨てられた後に祖母に引き取られ、祖母の死後に養父であるジュール・ネブラスカに引き取られた。ある時謎の“青いガレー船”に襲われ、ジュールが殺される。それ以来“青いガレー船”に復讐するため、ナルビクに寄ることになる。しかしその直後、規制によって船が奪われてしまい、その規制解除のためにアクシピターに入団。ティチエルと行動を共にする。ティチエルからは姉のように慕われているが、本人は快く思っていない。しかし、行動を共にしているうちにティチエルに対する意識も変わってきており、何かあるとすぐにティチエルの心配をするなど、お姉さんらしさを発揮する。魔法は一切使えないが、闇器による攻撃を得意とし、装備は連接棍(フレイル)を使用。特にスキル「カードスプレー」は低ディレイ、高威力、自己補助スキル「気合い(攻撃力1.1倍)」のため、単位時間あたりに敵単体に与えるダメージは全キャラ中最高。また範囲系スキルが多い。タイプは突き型・物理複合型・斬り型とあるが、突き型の装備は物理複合型と同じフレイルであるため、純粋な突き用装備は存在しない。
ティチエル・ジュスピアン(Tichiel Juspian)
9月1日生まれ(乙女座)、17歳、O型、女、身長170cmプラチナブロンドの髪に銀色の瞳。エピソード1の8人のプレイヤーキャラの中で唯一の魔法専門キャラ。彼女の父は魔法師組織“黒い予言者”に所属していた大魔法師であるエルベリーグ・ジュスピアン。過去に両親が黒い予言者を裏切り脱走、今もなお逃亡生活を続けている。母は逃走中にティチエルの身代わりとなり殺されている。その際、自分の命と引き換えにティチエルに「強力な保護契約」を結び、それ以降ティチエルは「最高の幸運の持ち主」となる。それによって父と二人で世間と隔絶した暮らしを強いられたため、かなりの天然ボケであり、世間の常識には乏しい。前記の通り「最高の幸運」を持ち、その運の良さはミラに4面サイコロ勝負で2連続、しかも2回とも一番高い数字で勝った事がある。初めて町に出たときに「ほおひげ団」に絡まれるものの、ミラに助けられて以来、彼女と行動を共にする。回復や補助魔法など支援スキルが豊富である。原作『ルーンの子供たち』では「DEMONIC」で登場。マキシミンの教師として父親に派遣される。また、マキシミン、ジョシュアと共にネニャフル学院に入学した。
シベリン・ウー(Sivelin Uoo)
12月20日生まれ(射手座)、23歳、O型、男、身長187cm燃えるような真紅の長髪と黄金の瞳。5年前の事件で記憶をなくしており、失われた記憶を取り戻す鍵となる人物“黒衣の剣士”を探してナヤトレイと共に旅をしている。名前と姓名は義父が付けたもので、本名は不明。武器や棒などの長柄物を扱う。かなりの女たらしでチャプター中に女性NPCと会うと口説きにかかったりするため、相棒のナヤトレイに愛想を着かされることもしばしばある。だが、その成功率は皆無と言えてしまうほど低い。所属ギルドはシャドウ&アッシュで、“真紅の死神”として名を上げている。同じギルドで知り合ったイスピンとは過去になんらかの関わりがある様子。魔法は扱えないが、非常に強力な自己補助スキルであるバーサークからの物理攻撃に長けており、火力キャラとして定着している。原作『ルーンの子供たち』では、「冬の剣」にてそれらしき人物が登場するものの、ストーリーには関わらない。
ナヤトレイ(Nayatrei)
1月15日生まれ(山羊座)、15歳、AB型、女、身長152cm紫色の瞳、浅黒い肌の色。白銀の髪を後ろで三つ編みにして、バンダナをつけている。苗族(びょうぞく)の唯一の生き残り。シベリンに助けられたために部族の教えにより、シベリンに付き従う。必要なこと以外はあまり話さない。またシベリン以外の人物は本来の愛称である“ナヤ”を知らず、“レイ”と呼んでいる。忍者のようなスキルが多く、ナヤトレイ自身も身のこなしがとても早い。戦闘スタイルは短剣や短刀、片手斧を用いた二刀流。その為、全キャラクターで唯一通常攻撃が2連続攻撃である。ディレイが短く、ステータスやスキルの選び方によってはディレイがほとんどない状態になる。2007年11月14日のver.4.29へのアップデートで導入されたエピソード2チャプター2では、シベリンではなく、原作『ルーンの子供たち』と同様、ボリスとペアを組んでいる。足の速さと通常攻撃のダメージの高さ、手数の多さからBOTとしてゲーム内に蔓延してしまったキャラクターでもある。原作『ルーンの子供たち』では、「冬の剣」にて登場。多くの謎を残して去って行った。
マキシミン・リフクネ(Maximin Liebkne)
6月7日生まれ(双子座)、17歳、B型、男、身長178cmコーヒー色の長めの髪の毛、茶色い古びたコート。眼鏡をかけている。親の影響で権力を嫌うリフクネ家の長男。酒豪である。あるところで傭兵ギルドである“シャドウ&アッシュ”のナルビク支部長・ルベリエを助けたことから、シャドウ&アッシュで探偵として働くことになる。しかし、過去に組んだペアが任務遂行中、原因不明の事故で死亡したために誰も彼とのペアを組まなくなり、最終的には雑用をやらされる程までに転落した暗い過去を持つ。その影響で大した依頼をさせてもらえない上に、ルベリエに対して借金をしているため報酬の大半を持っていかれている。また、ルベリエ以外にも借金をしており、その被害者は多数存在する。スキルにも毒舌がある程の毒舌家であるため、周りの人間からは嫌われやすい。剣は我流だが、彼の場合は剣で敵を斬るのではなく、“叩き潰す”やり方である。また、剣術等は全く扱えず魔法にも関心はないが、天性の才能で風を操る術を知っているため、生まれもっての風術師である。さらに、他を圧倒するほどの推理力を持っており物事を同時に考える能力「マルチタスキング」ができるが、本人自身が面倒くさがり屋であるため、その能力が発揮することは滅多にない。ある日、任務の最中に“鞘から抜けない剣”を見つけてこっそり持ち出した事が、彼の運命を大きく変えていく事になる。ゲーム内では、豊富な自己支援スキルのため対人戦において力を発揮する。狩りも多くの補助によってステータスに火力をつぎ込むことができるが、技自体のパワーが低いためそれでも火力に悩むキャラである。ゲーム内でも原作でもジョシュアの幼馴染であり、エピソード2チャプター2では、ジョシュアが自分のことを覚えているという事実に動揺して「お前なんか知らない」と冷たい態度を取ってしまう。また、原作『ルーンの子供たち』では第2部「DEMONIC」で登場。ジョシュアとは幼いころに知り合い、一緒に行動する。
イスピン・シャルル(Ispin Charles)
10月6日生まれ(天秤座)、17歳、AB型、女、身長168cm黒髪黒目の男装した少女。シャドウ&アッシュの新入り傭兵。本名は、シャルロット・ビエトリス・ド・オルランヌ(Charlotte Bietris de Orlanne)。オルランヌ公国の王女である。兄であるベルナール・ゾフレ・ド・オルランヌ(Bernard Geoffrey de Orlanne)の死後、オルランヌ公国の王位継承者であったが後継者争いに巻き込まれ、叔父に刺客を送られたため、現在は身分を隠してシャドウ&アッシュの傭兵として生活をしている。相方のマキシミンとは衝突が絶えないが、内では互いに信頼の心を抱いている。母の形見であるペンダントを持っており、実はそれがシベリンにとって重要な物らしく、一時期対立した事もあったが、後に和解している。ちなみにボクっ子で、男装しているためか、マキシミンからは「女々しい男」と思われている。装備は細身の片手剣を扱う。優れた自己補助と使い勝手が良く高火力な範囲攻撃で、狩りに関しては終始悩むこともなく非常に扱いやすいキャラ。しかし対人戦には向いていない。魔法技術に優れた国出身のキャラのため、ストーリー上ではその知識を生かして活躍することも多いが、ゲームシステム的に使える魔法はかなり少ない。過去に公式サイト上で行われたキャラクター人気投票で1位に輝いたキャラクター。原作『ルーンの子供たち』では、「冬の剣」にて登場。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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