ヅダ
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.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}機動戦士ガンダム MS IGLOO > ジオン公国の機動兵器 > ヅダ

ヅダ (ZUDAH) は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型機動兵器「モビルスーツ (MS)」のひとつ。初出は、2004年のOVA機動戦士ガンダム MS IGLOO』。

作中の軍事勢力のひとつであるジオン公国軍の試作機で、ザクI(旧ザク)と主力機の座を争う。性能ではザクIを上回るが、欠陥による事故などが原因で競合に敗北する。のちに改良が加えられ、主要人物たちが所属する「第603技術試験隊」によって評価試験がおこなわれる。

本記事では、外伝作品などに登場するバリエーション機などについても解説する。目次

1 デザイン

2 設定解説

2.1 機体構造

2.2 武装・装備


3 劇中での活躍

4 バリエーション

4.1 ヅダ (EMS-04)

4.2 ウォルフガング専用機

4.3 ヅダF

4.4 レプス


5 脚注

5.1 注釈

5.2 出典


6 参考文献

7 外部リンク

デザイン

メカニックデザイン出渕裕が担当。出渕は『MS IGLOO』にスーパーバイザーとしても携わっており、企画当初から新規のMSは出さざるを得ないだろうという話はあったという[1]

発想のベースとなったのは、第二次世界大戦のドイツ軍におけるメッサーシュミット社のBf109ハインケル社のHe100の制式化競争であり、本機は制式化は逃したが性能的には上であるともいわれる後者に当たる[1]。シナリオの作成に際し、高機動性と高出力エンジンを搭載するという要素を入れていくこととなったが、試行錯誤するもありがちなものになっていた[1]。そこに、監督の今西隆志から高出力の単発エンジンはどうかと提案を受け、大型の単発ノズルの基部がフレキシブルに動くギミックを取り入れる方向で徐々にイメージが固まっていった[1]。ポイントとなるエンジンは目立つように[1]可能な限り大きくし、形状と色を実際の宇宙船を彷彿させるものにするとともに[2]、機体各部に放熱フィンを配置することによってほかのMSと差別化するとともに古臭さも出し、デザイン上の特色になった[1]。デザイナーである出渕は、主役メカゆえに格好良くする必要があったが、格好良すぎず旧式っぽく落とし込めたのではないかとコメントしている[1]。また、1年戦争で活躍した完全オリジナルデザインのモビルスーツは、大河原邦男デザインを除くと、このヅダのみである(2005年時点)[1]

ツィマット社製ということは少し意識したが、今西はギャンが嫌いなので出渕は口には出さなかった[1]。ツィマット社のMSならモノアイ・スリットは十字だろうという意見もあり、本機の指揮官機と予備機のデザインに採用している[1]。シールドはスリットに沿って前後に動き、マントのようになびかせたり、攻撃された方向に瞬時に動くといった演出的な効果を狙ってデザインされた[2]

航空自衛隊の機体のようなカラーリング、細身の高機動型、ザクと共通の武装など、今西の好みを分かったうえで提示したので、リテイクもなく作業はスムーズに進行したという[1]
設定解説

諸元ヅダ
ZUDAH
型式番号EMS-10
製造ツィマット社
頭頂高17.3m
重量61t(浅宇宙運用時)[3]
出力1150kW
推力58,700kg
武装ザク・マシンガン
ザク・バズーカ
シュツルム・ファウスト
ヒートホーク
135mm対艦ライフル
ザメル砲 (0083 REBELLION)
シールド(白兵戦用ピック装備)
搭乗者ジャン・リュック・デュバル(1番機)
ヒデト・ワシヤ(2番機)
オッチナン・シェル(3番機)
モニク・キャディラック(予備機)
ウォルフガング少佐

開発はジオン公国の兵器メーカーの一つ、ツィマット社が担当[4]


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