ツリバナ
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ツリバナ
ツリバナ(花)
分類APG III

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 angiosperms
階級なし:真正双子葉類 eudicots
:ニシキギ目 Celastrales
:ニシキギ科 Celastraceae
:ニシキギ属 Euonymus
:ツリバナ E. oxyphyllus

学名
標準: Euonymus oxyphyllus Miq. var. oxyphyllus (1865)[1]

広義: Euonymus oxyphyllus Miq. (1865)[2]
シノニム


Euonymus oxyphyllus Miq. f. microcarpus (Hayashi) Hayashi (1966)[3]

和名
ツリバナ

ツリバナ(吊花[4]学名: Euonymus oxyphyllus var. oxyphyllus)は、ニシキギ科ニシキギ属落葉低木。和名の由来は、長い花柄にぶら下がって花を咲かせることに因む[5]。別名では、タンザワツリバナ[1]ともよばれる。またマキやイロマキともよばれ、北海道ではエリマキという地方名でもよばれている[6]アイヌ語では、コンケ・ニといい、コンケは「曲がる」、ニは「木」を意味し、アイヌが弓の材にしたことからきている[7]ツリバナ (Euonymus oxyphyllus) のイラスト
分布と生育環境

日本南千島朝鮮半島中国暖帯から温帯にかけてアジア北東部に自生し[8]、日本では北海道本州四国九州に分布する[5]。丘陵や山地に自生し[5]、人の手によって植栽もされ、庭や盆栽などに見られる[5]
形態・生態

落葉広葉樹低木から小高木[8]、樹高は1 - 6メートル (m) ほどある[4][9]。幹径は10 -20センチメートル (cm) になる[10]樹皮は滑らかで、ふつう灰色だが茶色味を帯びたり、白っぽい斑が入ることもある[5][4]。一年枝は稜や皮目はなく、緑色や紫褐色をしている[4]。全体に無毛である[8]

対生し、長さ3 - 10 cm、幅は5 cmほどになる卵形から長楕円形で、薄くて先が尖り、脚部は円形で短い葉柄がつく[6]。葉の表面は緑色、裏面は少し薄い緑色で葉脈が浮き出ており[6]葉縁には鋸歯がある[5][8]。秋には紅葉し、林の中で淡い黄色に紅葉するものが多いが、日当たりがよいと淡いピンク色から赤色に染まる[11]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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