ツユクサ
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2022年に公開された日本映画については「ツユクサ (映画)」をご覧ください。

「蛍草」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「蛍草 (曖昧さ回避)」をご覧ください。

ツユクサ
ツユクサ
愛媛県広見町、2001年9月2日)
分類APG III

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 Angiosperms
階級なし:単子葉類 Monocots
階級なし:ツユクサ類 Commelinids
:ツユクサ目 Commelinales
:ツユクサ科 Commelinaceae
亜科:ツユクサ亜科 Commelinoideae
:ツユクサ属 Commelina
:ツユクサ C. communis

学名
Commelina communis L. (1753)[1]
和名
ツユクサ(露草、鴨跖草、鴨跖)
英名
Asiatic dayflower
変種品種[2]


オオボウシバナ C. c. var. hortensis

シロバナオオボウシバナ C. c. var. hortensis f. candida

ホソバツユクサ C. c. var. ludens

シロバナツユクサ C. c. f. albiflora

ケツユクサ C. c. f. ciliata

ウサギツユクサ C. c. f. miranda

緑色 = Native、赤色 = Introduced

ツユクサ(露草[3]・鴨跖草[4][注 1]学名: Commelina communis)は、ツユクサ科ツユクサ属の一年生植物日本を含む東アジア原産で、の隅や道端で見かけることの多い雑草である。鮮やかな青色の花は朝に咲き、にはしぼむ。他のツユクサ属の植物と同様、雄しべは6本あり、上側の3本、下側中央の1本、下側左右の2本で形態が異なる。

日本では古くから知られ、万葉集にも登場する。紫色の花弁を持つウスイロツユクサなどの変種品種が知られる。紫色の花弁が3枚のムラサキツユクサや、白い花弁のトキワツユクサムラサキツユクサ属である。
和名

朝咲いたが昼しぼむことが朝露を連想させることから「露草」と名付けられたという説がある。英名の Dayflower も「その日のうちにしぼむ花」という意味を持つ。また「鴨跖草(つゆくさ、おうせきそう)」の字があてられることもある。ツユクサは古くは「つきくさ」と呼ばれており[1]、上述した説以外に、この「つきくさ」が転じてツユクサになったという説もある。「つきくさ」は月草とも着草とも表され、元々は花弁の青い色が「着」きやすいことから「着き草」と呼ばれていたものと言われているが、『万葉集』などの和歌集では「月草」の表記が多い。

その特徴的な花の形から、ホタルグサ(蛍草)[3]やボウシバナ(帽子花)[1]、花の鮮やかな青色からアオバナ(青花)[3]の別名があり、カマツカ[4]、チンチログサ[5]、ツキクサ[5]、ツケバナ[5]、トンボグサ[4]、メグスリバナ[3]、ハマグリグサ[4]などの地方名でもよばれている。
分布と生育環境

自生地は日本全土[4]を含む東アジアで、アメリカ東北部などに帰化している。市街地の空き地や郊外の農耕地、道端、草地、庭の隅、土手、畦などの日当たりのよいところから半日陰まで、群生して見られる[5][4][3]
形態・生態


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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