ツヅラフジ科
コウシュウウヤク
(イソヤマアオキ、Cocculus laurifolius)
分類(APG III)
ツヅラフジ科(Menispermaceae)は、双子葉植物の科で、70属500種ほどからなる。
草本または低木で、ほとんどはつる性(南日本などに分布するコウシュウウヤクは直立低木)。雌雄異株で、花は小さく、花弁・がく・雄しべは数個、雌しべは1または3(離生)のものが多い。葉は互生。
大部分が熱帯産で、一部(コウモリカズラ属、アオツヅラフジ属など)が北アメリカや東アジアの温帯に分布する。
主な属
ミヤコジマツヅラフジ属 Cyclea - ミヤコジマツヅラフジ
コウモリカズラ属 Menispermum - コウモリカズラ
ホウライツヅラフジ属 Pericampylus - ホウライツヅラフジ
ツヅラフジ属 Sinomenium - オオツヅラフジ(ツヅラフジ)
ハスノハカズラ属 Stephania - ハスノハカズラ
オオツヅラフジ(ツヅラフジともいう)は漢方薬として用いられる。アオツヅラフジは道端や薮によく見られ、青い実がなる。
関連項目
有毒植物
参考文献
島袋敬一編著 『琉球列島維管束植物集覧』 九州大学出版会、1997年。
更新日時:2016年5月16日(月)20:39
取得日時:2019/01/15 20:25