チーム・バチスタ2_ジェネラル・ルージュの凱旋
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この項目では、フジテレビ系のテレビドラマシリーズ並び、テレビドラマの劇場版について説明しています。原作の小説のシリーズについては「田口・白鳥シリーズ」をご覧ください。
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『チーム・バチスタシリーズ』は、海堂尊による医療ミステリー小説シリーズ『田口・白鳥シリーズ』の別呼称であり、同シリーズを原作として関西テレビ放送(KTV)とメディアミックス・ジャパン(MMJ)の共同制作によりフジテレビ系「火10」枠で放送されたテレビドラマ、ならびにその劇場版として東宝配給にて公開された映画のシリーズ。主演は伊藤淳史仲村トオル。本項では主に後者の映像化作品群について記述する。
概要

小説『田口・白鳥シリーズ』のうち、

「1」 - 『チーム・バチスタの栄光

「SP2」 - 『ナイチンゲールの沈黙

「2」 - 『ジェネラル・ルージュの凱旋

「3」 - 『アリアドネの弾丸

「4」 - 外伝作品の『螺鈿迷宮

「FINAL」 - 『ケルベロスの肖像

をそれぞれ原作としている。

医療ドラマとミステリーを融合させた医療ミステリードラマ。登場人物の設定変更やドラマオリジナルキャラクター、ストーリーの変更やドラマオリジナルストーリーなど、原作からの改変が多くほぼ独自の路線を作り上げた作品となっている。エンターテイメント性を重視しており、田口と白鳥を除く全てのメインキャストを怪しく描写して、視聴者に犯人探しをしてもらう作劇が特徴。医療提言は原作より軽めである代わりに、広い視聴者層を考慮してより普遍的なものとなっている。

また、田口と白鳥の関係性の変化はシリーズを通した縦軸となっており、二人が名実共にパートナーとなっていく過程を描いた一つの物語として見ることもできる。一作だけで完成する関係ではなく、全作かけて少しずつ距離を縮めていくため、二人の在り方は「1」と「FINAL」では大きく異なっている。

舞台となる場所(科)や扱うテーマ、作風は各作ごとに変わる。

原作の中では事件要素の薄い『イノセント・ゲリラの祝祭』と、完結後に出版された『カレイドスコープの箱庭』は、いずれもドラマ化されていない。

2022年には、伊藤淳史の出身地である千葉県千葉テレビ放送で、シリーズ作品が再放送されている[1]
チーム・バチスタの栄光

チーム・バチスタの栄光
ジャンル
医療ドラマ
原作海堂尊
チーム・バチスタの栄光
脚本後藤法子
演出植田尚
今井和久
監修須磨久善(医療)
天野篤(医療)
中山ひとみ(法律)
出演者伊藤淳史
仲村トオル
城田優
鶴見辰吾
鈴木裕樹
戸田昌宏
名取裕子
宮川大輔
釈由美子
伊原剛志
音楽羽岡佳
妹尾武
エンディング青山テルマ
守りたいもの
国・地域 日本
言語日本語
製作
プロデューサー豊福陽子(関西テレビ)
遠田孝一(MMJ)
八巻薫(MMJ)
制作関西テレビ
MMJ

放送
映像形式文字多重放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本

チーム・バチスタの栄光
放送期間2008年10月14日 - 12月23日
放送時間火曜 22:00 - 22:54
放送枠関西テレビ制作・火曜夜10時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数11
公式サイト

チーム・バチスタの栄光SPECIAL
?新たな迷宮への招待?
出演者要潤
鈴木砂羽
小林涼子
遠藤憲一
放送期間2009年9月15日
放送時間火曜 22:00 - 23:24
放送分84分
回数1
フジテレビ番組基本情報
特記事項:
初回は10分遅れ・10分拡大(22:10 - 23:14)。
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2008年10月14日から12月23日まで放送された。

「原作・映画版とは違う結末」という触れ込みで、犯行のトリック・真犯人等の変更を行った。内容も原作を扱いながらのオリジナルストーリーを展開し、最後まで二転三転とする。田口と白鳥は出会ったばかりで衝突も多いが、ちぐはぐな凸凹コンビの掛け合いがコメディ要素として活きている。
ストーリー(1)

東城大学医学部付属病院では、7人の精鋭医師達を集めた「チーム・バチスタ」と呼ばれる手術チームが成功率100%を誇る功績でバチスタ手術左室形成術)を行っていた。しかしその「チーム・バチスタ」のバチスタ手術が3例立て続けに術中死する事態が発生。不定愁訴外来勤務の心療内科医・田口は院長の高階の依頼で一連の術死の調査を任される。

同じころ、橋から転落して足を怪我して運び込まれ、看護師達の手を焼かせた男が特別愁訴外来に送られてきた。その男は厚生労働省の白鳥と名乗り、田口と一緒に調査をするパートナーとして介入してくる。

あくまで殺人としてチームを疑う白鳥と、あくまでチームの潔白を信じる田口。二人は互いに違う見解を見つめながら、事件の真相を究明するためバチスタ患者やチームの個々の問題と向き合い調査を進めていく。やがて一連の連続術死の犯人、そしてトリックに辿り着いたが、解明したと思われた推理は真実の一端でしかなく、新たに提示された謎はさらなる惨劇を呼び出してしまう。

田口と白鳥は調査を継続し真相を追及することを決意。遂にチーム・バチスタの抱える暗部と連続術死のもう一つの真相に辿り着く。
登場人物(1)「チーム・バチスタシリーズの登場人物」も参照
主要人物(1)
田口公平 - 伊藤淳史
心療内科医・特別愁訴外来責任者。お人好しで他人を疑うことができない。28歳。
白鳥圭輔 - 仲村トオル
厚生労働省・大臣官房秘書課付技官兼医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長。全てを疑うことを信条とする。42歳。
チーム・バチスタ
桐生恭一 -
伊原剛志
心臓血管外科医で執刀医。第1話にて、医者は患者のために泣くことはしないと田口に話した。実はある秘密を抱えている。愛車はレクサス・GS。45歳
鳴海涼 - 宮川大輔
病理医。最終話で一時的に垣谷の助手を担当。桐生の義理の弟で右腕。桐生と自分を「光と影」に喩える。35歳
大友直美 - 釈由美子
看護師で器械出し。CASE 27からチームに加わった。他人を蹴落として上を目指せるしたたかさの持ち主。28歳
氷室貢一郎 - 城田優
麻酔科医。多忙なためまともな食事を取れていない。麻酔科医を「オペ室の奴隷」と称する。27歳
垣谷雄次 - 鶴見辰吾
心臓血管外科医で第一助手、最終話では執刀医を担当。優秀だが万年講師と揶揄されることも。愛車はランドクルーザープラド。47歳
酒井利樹 - 鈴木裕樹
心臓血管外科医で第二助手。田口とは医学部時代の同期生。優秀な外科医を父に持ち、いわゆる親の七光りに強いコンプレックスを持つ。28歳
羽場貴之 - 戸田昌宏
臨床工学技士。40歳
東城大学医学部付属病院関係者
宮原加奈子 -
ちすん
器械出し看護師。大友のライバル。
星野響子 - うえむらちか
チーム・バチスタの前(CASE26まで)器械出し看護師。
黒崎誠一郎 - 榎木孝明
心臓血管外科教授・リスクマネジメント委員会委員長。高階を敵視し派閥を作っている。
曳地敦夫 - 佐野圭亮
放射線科・リスクマネジメント委員会副委員長。
平田浩次 - 渡邉紘平
氷室の代理の麻酔科医。
藤原真琴 - 名取裕子
特別愁訴外来看護師。温厚かつ穏やかな女性で田口の身の回りをフォローしている。
高階権太 - 林隆三
東城大学医学部付属病院院長
田口家
田口周蔵 -
横山あきお
田口の祖父。
田口翠 - 彩木里紗
田口の妹で長女。
田口茜 - 石井美絵子
田口の妹で次女。
喫茶店「BEANS FARM」
岸川保 -
木下ほうか
マスター。
岸川マリ - 奥貫薫
ママ。
その他(1)
青木一志 -
眞島秀和
刑事。白鳥の大学の後輩。
ナレーション - 横堀悦夫

ゲスト(1)

複数話登場の場合は演者名の横の括弧()内に表記。
第1話


橋本由紀子 -
朝加真由美
バチスタ手術を受ける患者のうち、田口が最初に接した女性。会社経営。

鈴田 - 遠山俊也
橋本の部下

木村 - 田中要次
特別愁訴外来患者

太賀
橋本の別れた息子
第2話


坂田局長 - 須永慶
厚生労働省・大臣官房秘書課 白鳥の上司。
第3話


奥田龍二 - デビット伊東
消化器外科講師。氷室や麻酔科の研修医をこき使い、氷室がよく皮肉る「麻酔医はオペ室の奴隷」の体現者である。特に氷室には傲慢かつ横暴で準備に遅れる氷室に苛立ち機材を彼の近くに蹴りつけたり、氷室の指摘に逆ギレして器具を投げつける等、医者としても人間としても問題のある人物。態度の大きい反面、患者の急変に対応できずにパニックになり周囲に当たり散らかす等、医者としての冷静の対応ができずオペの技術も三流以下で桐生達が駆け付けたことで事なきを得たが、バチスタチームの技術の前に何も出来ず、無様な姿を晒した。

井上浩 - 森廉
麻酔科の研修医。氷室ほどではないが、奥田の横暴さに振り回されている。

松井純子 - 酒井麻吏
総看護師長

キク - 三條美紀
特別愁訴外来患者
第4話


川上妙子 - 大谷みつほ
ガン検査の結果を心配している特別愁訴外来患者
第5話


蔵田勇吉 - 田村元治(第6話)
拡張型心筋症狭心症バチスタ手術(CASE33)を受ける高齢の患者

蔵田トキ - 五月晴子(第6話)
蔵田の妻
第8話


村本カナ - 金澤美穂(第9話)
バチスタ手術を必要としている若齢の患者

高田久志 - 吉満涼太
CASE27のバチスタ手術を受け術死した患者
第9話


垣谷絵美 - 大門果琳(写真・回想のみ)(最終話)

最終話


赤木ミキ - 生月歩花

海堂尊
ニュース番組司会者
スタッフ(1)

脚本 -
後藤法子

音楽 - 羽岡佳妹尾武

主題歌 - 青山テルマ守りたいもの」(ユニバーサルJ

挿入歌 - 永崎翔「答えはそこだ」(よしもとアール・アンド・シー

TD - 金澤賢昌

撮影 - 初瀬康一

VE - 栗林伸幸

照明 - 村澤浩一

音声 - 二瓶尚穂

編集 - 白水孝幸

ライン編集 - 萩原隆司

選曲 - 谷川義春

音響効果 - 竹嶋あゆみ

MA - 荒川望(1 - 8話、10 - 11話)、本橋純一(9話のみ)

美術プロデュース - 津留啓亮

デザイン - 根本研二

美術進行 - 杉山貴直

大道具 - 宮本昌和

操作 - 山口貴章

建具 - 船岡英明

装飾 - 佐竹諭

持道具 - 岡田哲也

衣装 - 田中まゆみ


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