チーム・カチューシャ
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カチューシャ・アルペシン

チーム情報
UCIコードKAT
本拠地 スイス
創設年2009年
解散年2019年
種目ロードレース
格付けUCIワールドチーム
首脳陣
GMアンドレイ・チミル
過去のチーム名
2009-2016
2017-2019チーム・カチューシャ
カチューシャ・アルペシン

カチューシャ・アルペシン (Team Katusha-Alpecin) は、2019年まで存在した自転車ロードレースUCIワールドチーム。使用機材は2010年まではリドレー、2011年よりフォーカス、2012年よりキャニオン
概要

2007年から2008年にかけてイタリアを本拠地として活動していたティンコフ・クレジットシステム・プロフェッショナルサイクリングチームが新たにロシアの大企業3社(ガスプロム、イテラ、ロステフノロジー: Ростехнологии))とスポンサー契約を締結し、発展解消する形で発足。推定1500万ユーロと言われる潤沢な資金を投入して、ロビー・マキュアンフィリッポ・ポッツァートといった一流選手やウラディミール・カルペツセルゲイ・イワノフなどロシアの有力選手を多数獲得した。
2009年

チームのデビュー戦となったツアー・ダウンアンダー前日のダウンアンダー・クラシックでマキュアンが優勝。さらに春のクラシックにおいてもイワノフがアムステルゴールドレースで優勝、ポッツァートがパリ?ルーベで2位に入るなどの活躍を見せた。

しかし5月に入ってクリスティアン・ファンベルガー、さらに6月にはアントニオ・コロムと所属選手のドーピングが相次いで発覚、ツール・ド・フランス出場メンバーを大幅に変更せざるを得なくなった。さらにこれに伴って新たに契約に追加した「ドーピングが発覚した場合、年俸の5倍の罰金を科す」という条項へのサインを拒否したヘルト・ステーフマンスなど一部選手との契約を解除するなどチームは揺れに揺れた。

このような状況で出場したツールではイワノフがステージ1勝を挙げたが、ドーピングを咎められる形でブエルタ・ア・エスパーニャは、UCIプロチーム中唯一除外されるという憂き目にあっている。
2010年

新加入のホアキン・ロドリゲスカタルーニャ一周での総合優勝を皮切りにツール・ド・フランスでステージ1勝・総合8位、ブエルタ・ア・エスパーニャでもステージ1勝・総合4位に入るなど年間を通して活躍、UCIワールドランキングチャンピオンに輝いた。この他にもジロ・デ・イタリアにおいて、エフゲニー・ペトロフとポッツァートが2日連続でステージ優勝を挙げるなどの活躍を見せている。
2011年

クリテリウム・デュ・ドフィネでのステージ2勝やブエルタ・ア・ブルゴスでの総合優勝でホアキン・ロドリゲスはチームのエースとして活躍。ブエルタ・ア・エスパーニャでは、ホアキン・ロドリゲスがステージ2勝、ダニエル・モレノが1勝を挙げる。
2012年

ジロ・デ・イタリアでの総合ポイント賞及びステージ2勝、ブエルタ・ア・エスパーニャでステージ3勝などと活躍したホアキン・ロドリゲスが年間UCIワールドランキングチャンピオンに輝く。また、チームとしてもUCIワールドツアーの2位につけるも、シーズン終了後、チームはUCIワールドツアーのライセンスをはく奪されてしまう。チームはこれをスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴え、2013年2月15日、CASがカチューシャのライセンスを認める裁定を下し、チーム・カチューシャは2013年におけるUCIワールドツアーのライセンスを得ることに成功した。
2016年

来季からアルペシン社がスポンサーとして参加し、カチューシャ・アルペシンとしての活動が発表された。これにより、チームの本拠地はスイスへと移される[1]
2020年

2020年からイスラエル・スタート=アップ・ネイションにUCIワールドライセンスを譲渡、チームは解散し、既存のチームメンバーやチーム役員は吸収又は他のチームなどに移籍した。
主な戦績
2017年

ツアー・ダウンアンダー ヤングライダー賞 ヨナタン・レストレポ

ルント・ウム・デン・フィナンツプラッツ・エシュボルン=フランクフルト 優勝 アレクサンダー・クリストフ

ツール・ド・スイス 総合優勝 シモン・シュピラック(第7ステージ優勝)

ドイツ選手権 優勝 トニー・マルティン(個人タイムトライアル)

ロシア選手権 優勝 イルヌール・ザカリン(個人タイムトライアル)

ライドロンドン=サリー・クラシック 優勝 アレクサンダー・クリストフ

ロードレース・ヨーロッパ選手権 優勝 アレクサンダー・クリストフ(ロードレース)

2018年

ティレーノ?アドリアティコ 区間優勝 マルセル・キッテル(第2,6ステージ)

ドイツ選手権 優勝 トニー・マルティン(個人タイムトライアル)

ツール・ド・ポローニュ  新人賞 イェンス・ビエルマンス

2019年

ツール・ド・ヨークシャー 区間優勝 リック・ツァベル(第2ステージ)

ジロ・デ・イタリア 区間優勝 イルヌール・ザカリン (第13ステージ)

2019年陣容

2019年6月13日更新[2]

選手名国籍生年月日前年所属チーム
エンリーコ・バッタリン イタリア (1989-11-17) 1989年11月17日(34歳)チーム・ロットNL・ユンボ
イェンス・ビエルマンス ベルギー (1995-10-30) 1995年10月30日(28歳)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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