チーズスイートホーム_あたらしいおうち
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チーズスイートホーム
Chi's Sweet Home
漫画
作者
こなみかなた
出版社講談社
掲載誌モーニング
発表号2004年6号 - 2015年29号
巻数全12巻
話数全218話
アニメ:チーズスイートホーム
原作こなみかなた
監督増原光幸
シリーズ構成金春智子
キャラクターデザイン小林明美
音楽META boys
アニメーション制作マッドハウス
製作テレビ東京
博報堂DYメディアパートナーズ
マッドハウス
放送局テレビ東京
放送期間2008年3月31日 - 9月26日
話数本編:104
チーズスイートニュース:26
アニメ:チーズスイートホーム あたらしいおうち
原作こなみかなた
監督増原光幸
シリーズ構成金春智子
キャラクターデザイン小林明美
音楽META boys
アニメーション制作マッドハウス
製作チーズスイートホーム2009製作委員会
放送局テレビ東京
放送期間2009年3月30日 - 9月25日
話数本編:104
チーズスイートニュース:26
アニメ:こねこのチー ポンポンらー大冒険
原作こなみかなた
監督草野公紀
シリーズ構成千葉美鈴
キャラクターデザイン鴻巣智、皆川恵美香
音楽近藤研二
アニメーション制作マーザ・アニメーションプラネット
放送局テレビ東京
放送期間2016年10月2日 - 2017年9月24日
話数全51話
アニメ:こねこのチー ポンポンらー大旅行
原作こなみかなた
監督草野公紀
シリーズ構成千葉美鈴
キャラクターデザイン鴻巣智、皆川恵美香
音楽近藤研二
アニメーション制作マーザ・アニメーションプラネット
放送局テレビ東京
放送期間2018年4月8日 - 2018年9月30日
話数全25話
アニメ:こねこのチー ポンポンらー夏休み
原作こなみかなた
監督草野公紀
シリーズ構成千葉美鈴
音楽近藤研二、河野圭
アニメーション制作マーザ・アニメーションプラネット
製作こねこのチー製作委員会2023
配信サイトNetflix
配信期間2024年7月 -
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『チーズスイートホーム』は、こなみかなたによる日本漫画、またこれを原作としたテレビアニメ
概要

映像外部リンク
2014年のMacBook Airコマーシャル

動画の0:10辺りにチーが登場する

2004年から2015年まで[1]講談社漫画雑誌モーニング』にて連載。単行本は2013年4月時点で10巻まで刊行。テレビアニメが2008年に第1期、2009年に第2期、2016年3DCGアニメによる第3期、2018年に同様の第4期が放送された。

単行本は2017年8月時点で世界23か国・地域で発売され、全世界での発行部数は350万部に達する(講談社発表)[2]

各話タイトルは「猫、***。」(***には動詞が入る)のスタイルを取り、アニメでも「猫」を「チー」に変えて踏襲されている。単行本はオールカラーであり、白黒で雑誌掲載された原稿は単行本に収録される際にカラー化される。

アンソロジー『猫本(ねこもと)』(講談社)に番外編「子猫(チー)のお仕事」「大人猫(クロいの)のお仕事」、『猫本2』(同)に「チーの生まれた家」が収録されている。

また講談社発行の『たのしい幼稚園』の女の子向けの増刊『たの幼ひめぐみ』にも、キャラクターが掲載されている。

2014年7月、AppleMacBook AirのTVCMに登場。製品紹介ページ内にもキャラクターが掲載されている[3]

2015年1月29日より、韓国語版comicoから単行本から1話ずつ毎日配信している[4]

現在、Amazonプライムビデオにて全話が配信されている。

2015年6月18日発売のモーニング29号をもって連載は終了となり、最終回を記念してWEBサイト限定のシークレット漫画も公開された[1]
あらすじ

子猫のチーは、愛情深い母猫と2匹のきょうだいと共に、ある家の飼い猫として暮らしていた。しかし、好奇心の強いチーは散歩中によそ見をして、母猫たちとはぐれてしまう。山田家の長男で幼稚園児のヨウヘイは、公園で行き倒れていたチーを発見して自宅に連れ帰る。山田家とチーの微笑ましい日々が始まるが、ペット禁止のマンションに住む山田家はチーの存在を必死で隠していた。ある事件をきっかけにチーは遠方に引き取られることになるが、日頃は穏和なヨウヘイがこれに猛然と反対、チーを抱えて家を飛び出す。息子の説得を試みる両親はこの時、偶然にもペット可マンションの広告を見つけて転居を決意。チーのために選んだ新居で、家族の新しい生活が始まる。
登場キャラクター

アニメ版の担当声優は第1期・第2期 / 第3期・第4期と表記。1人しか記載がないキャラクターは特記がない限り第1期・第2期のキャストとする。
山田家

引越しする前のマンションでは102号室の住人。引越しした後のマンションでは、101号室の住人となる。
チー / セーラ
- こおろぎさとみ(全期共通)本作の主人公。公式にはキジトラとなってはいるものの、作品内で描かれる体毛色は茶褐色のキジ色ではなく灰色がかった色のため、サバトラの部類に入る。家族とはぐれたところをヨウヘイとお母さんに拾われ、動物病院の診断で生後2-3カ月の女の子と判明。ヨウヘイがおしっこのことを「チー」と言っていたのを、自分を呼んでいると勘違いしたことから、「チー」と名付けられた。ミルクやホットケーキ(アニメではカニカマが加わる)が好物。動物病院と、自動車が大嫌い。ヨウヘイのおやつであるホットケーキを奪ったり、おもちゃを取り合ったりと、気が強くいたずらっこであるが、ひとり(1匹)で留守番をしながら家族の帰宅を待ち涙するなど人恋しい。構われすぎると怒って嫌がるが、放って置かれると構って欲しくなりアピールする。実母と生き別れになってしまい、山田家に拾われる前の名前は「セーラ」。アニメでは、人間の視点になるとチーの台詞がすべて「みゃーみゃー」になるという演出がなされ、「チー語」(例:「食べ物」→「えもの」、「?だ」→「?ら」、「嫌な所」→「やなとこ」)をしゃべる。字幕の色は黄色。
ヨウヘイ / 山田 ヨウヘイ(やまだ ヨウヘイ)
声 - 小桜エツ子 / 白石涼子山田家の長男。幼稚園児。アニメ3期では小学2年生。素直な性格であまり周りの手を煩わせることも無いが、トイレに間に合わずおしっこを漏らしてしまうといった子供ゆえの失敗も時々見受けられる。マンションの管理人の前でチーがうっかり鳴いてしまった際に、とっさに自分で鳴き真似をしてごまかすなど、機転の利く一面も見せる。字幕の色は青色。偶然ペットOKのマンションを見つける。
おとうさん / 山田 ケント(やまだ ケント)
声 - 木内秀信 / 保村真グラフィックデザイナー。動物病院に連れて行くなどのことが原因で一時的にチーに嫌われるも、穿いていたビンテージジーンズの爪のとぎ心地が良かった、食べ物を与えたなど、再びチーになつかれるようになる。家族の中では最もチーに甘く、チー絡みのことで最も災難に遭いやすい。チーが寝ている際におとうさんが撫でるとチーはママの夢をよく見ることがある。
おかあさん / 山田 ミワ(やまだ ミワ)
声 - 日のり子 / 坂本真綾ヨウヘイの母で、おとうさんの大学時代の先輩でもある。茶色い髪をしている。字幕の色は緑色。
引越しする前のマンション・近隣
ヒグマ猫
声 -
梁田清之 / 小山力也201号室で飼われマンションを荒らし回っていた。大きな雄の黒猫でチーの初めての猫友達。チーに犬からの身の守り方や木登りなどを教えた。なお、「ヒグマ猫」は山田家での通称である。実際は首下部分に白い三日月模様があるのでツキノワグマに似ている。作者も名前をつけておらず、「黒猫」、「クロいの」と呼んでいる。作中ではチーが、「クロいの」と呼ぶようになる。管理人に見つかり引っ越すことになった。引越し後に住む場所がアニメと原作では大幅に違い、原作は近所のマンション、アニメは比較的遠い場所である。原作・アニメとも、後にチーと再会した。
三毛猫おばさん
声 - 山口眞弓 / 神代知衣迷子になったチーを助けてくれた親切な三毛猫。チーのママを知っている。
ママ
声 - 宮川美保 / 日高のり子チー / セーラの実の母親であるアメリカンショートヘア。チーを含めた3匹の子供と散歩中、チーと生き別れになってしまう。チーは山田家を仲間と思うようになっていく過程で、彼女に関する記憶を失っていった。チーと時々すれ違っているが、双方共に気付いていない。ペットOKのマンションの近所に住んでいる。
引越し先のマンション
デイビッド
声 - 山口眞弓102号室・草野家の飼い犬。
ビーグル。飼い主に忠実で、そのためにチーに恐れられないどころか友達になれた唯一の犬である。ボール遊びが大好きで、アニメでは言葉が通じないものの、チーやアリスと一緒に遊ぶ姿も描かれた。
草野 勇樹(くさの ゆうき)
声 - 山口眞弓デイビッドの飼い主の少年。デイビッドの散歩はいつも彼が担当している。球技が得意。
ミー
声 - 小桜エツ子103号室・古川家の飼いウサギ。無口。何故かチーの前では常に耳の手入れをしている。
古川 和也(ふるかわ かずや)
声 - 杉野博臣ミーの飼い主。いつも「ガハハ」と豪快に笑うおじさん。奥さんと世界中を旅行したりするのが趣味で、外国で買ったいろんな珍品を持っている。
アリス
声 - 嶋村侑104号室・伊集院家の飼い猫。スコティッシュフォールド・ロングヘアー。普段は上品に振舞っているが、時々猫の本能を隠しきれなくなることがある。
伊集院 沙織(いしゅういん さおり)
声 - 中村知子アリスの飼い主。「花畑夢」のペンネームで絵本作家をしている。おっとりとした性格の天然娘。
竹丸(たけまる)
声 - やまきしま105号室・明石家の飼いインコ。チーには獲物に見える。強気な性格の持ち主で、自分を狙うチーを目の前にしても物怖じしない。アニメでは名前が「ラッキー」に変更されている。
明石 康子(あかいし こうこ)
声 - 喜代原まり竹丸の飼い主。おおらかで落ち着いた感じの主婦。
その他のキャラクター
ジュリ
声 -
里郁美 / 伊瀬茉莉也北海道に住むヨウヘイの親戚。牧場育ち。かなりのお転婆で度胸があるパワフルな女の子。
コッチ
声 - 桑島法子 / くまいもとこチーが公園で出会った白と黒のぶちの子猫。体の大きさはチーと同じぐらい。悪ガキな雰囲気でチーに突っかかって来るが、結局はいっしょに遊んでしまう。捨て猫であり「おうち」というものを知らず、毎日その日暮らしをしている。餌を恵んでくれる人から「こっちだよ」と言われることから、チー同様、それを自分の名と思い込んでいる。弟のシロシロ(声 - 伊瀬茉莉也)がいる。
ディプロ
声-速水けんたろう(第3期??)3期から登場。アビシニアン。クールな性格の旅猫。砂浜に打ちひしがれていたコッチをトンビがさらおうするところを助けた。2人の夫婦と幸せに暮らしていたが、いつしか家にある物が減っていっていることに気付く。そして、ある日突然車の窓から飛び出して行ってしまう。それ以来家の前で2人が戻ってくるのを待っていたが、夫婦を探しに旅に出ることを決意した。赤い革の首輪を付けている。1匹で生きていくための知識を持っている。
アン
声 - 折笠富美子(第3期・第4期)3期から登場。双子の兄妹。優しくしっかり者。
テリー
声 - 白石涼子(第3期・第4期)3期から登場。双子の兄妹。優しいがたまに優柔不断になってしまう性格。実はチーと行き別れた兄妹(模様が同じ)である。
アニメオリジナルキャラクター

店員さんを除き、第2期のみに登場する。
店員さん
声 -
洞内愛お父さんの行きつけのペットショップの店員。アニメオリジナルキャラクターでは唯一、第1期から登場している。豊富な商品知識で客をかえって翻弄してしまうこともある。第2期ではプライベートの姿も描かれた。猫を見るとテンションが異常に高くなるほどの大の猫好き。散歩中のチーを捨て猫と思い「ミーニャ」と名づけてかわいがろうと追い回してしまったこともある。猫嫌いな幼い弟がいるため、猫を飼えない。
タマさん
声 - 長沢美樹チーが商店街で出会ったメス猫。頭に前髪のような黒い模様があり、江戸っ子気質な姐御肌。昔、妹(ハナさん)がいたが遠くにもらわれていった。チーを猫達の集会で紹介する。三毛猫おばさんとは顔なじみ。飼い主はエツ子さん。
フジさん
声 - 緒方賢一猫達の中では『伝説の猫』と称えられているお爺さん猫。「犬と闘って勝った」「空を飛んだ」などと言われている。
リュウ
声 - 佐々木日菜子ヨウヘイが通う幼稚園のクラスメイト。ガキ大将スタイルだが、チーを怖がっている。ある事件をきっかけにチーと仲良くなり猫が平気になる。上記のペットショップ店員の、「猫嫌いな幼い弟」とは彼であることが、第2期の87話で判明した。
マユ
声 - 岡嶋妙ヨウヘイが通う幼稚園のクラスメイト。猫に対してかなり間違った知識を持っている。たまにパンツが見える。
単行本

各巻のカバー折込みには、切り取るタイプのおまけが付く。

2巻には、こなみかなたの別作品である『ふくふくふにゃ?ん』とのコラボレーションが収録され、4巻には、伊藤理佐の『おいピータン!!』とのコラボレーション特別漫画が収録されている。

初版限定版もあり、3巻には1巻の表紙のチーの携帯ストラップが、4巻にはチーの顔絵が入ったミニトートバッグ(単行本サイズ)がそれぞれ付属している。また、第5巻には北欧デンマークのトップブランド・エスケセン社製フローティングペンが付属されている。更に、第6巻にはTVアニメ第2期のオープニング曲「チーさな大冒険」のCDとチーの顔型をしたコインパースの2点セット。第7巻では、コッチが初登場する完全新作アニメーションDVDと北欧風デザインピルケースの2点が付属している。

海外でも中国、台湾、香港、韓国、タイ、スペインで単行本が出版されている。2010年内にはアメリカ、フランスでも出版が予定されている。
テレビアニメ
第1期・第2期

2008年3月31日から9月26日まで第1期『チーズスイートホーム』が、2009年3月30日から9月25日まで第2期として『チーズスイートホーム あたらしいおうち』が、テレビ東京系列6局にて放送された。放送時間は月曜 - 金曜の朝6時40分 - 6時45分。

アニメ本編は月 - 木曜日の放映で、いずれの期も全104話。金曜日は全編実写によるミニ番組「チーズスイートニュース」と題して、視聴者から寄せられた猫に関する投稿映像や投稿写真を紹介の他、第2期ではイメージソングによるダンスの投稿映像を紹介しており、話数にはカウントされていない。毎話およそ3分(OPを含む)と、2008年度放送開始の帯アニメでは最短。

2009年3月13日からは、CS放送のキッズステーションでも、地上波放映の月曜 - 木曜放送分のみを放送した。

なお、第2期の終了以降、2014年春季改編で『妖怪ウォッチ』の放送曜日が金曜日に移動するまでの間、テレビ東京系列では金曜日にアニメ番組が全く放送されていなかった。

内容は、第1期がチーが迷子になりヨウヘイに拾われるところからクロいのとの別れまで、第2期はそれ以降からクロいのとの再会までとなる。原作では山田家の引越し後となるエピソードの一部が第1期で使われており、この影響でチーがママやきょうだいを忘れていく描写が前倒しされている。また、第2期ではアニメオリジナルの登場人物やエピソードが大幅に追加され、原作とは異なる展開を見せた。

こなみの担当編集者で、第3期のチーフプロデューサーを務めた北本かおりは第1期・第2期について、アニメ化出来てうれしかったと語る一方、当初は大きな手応えがあったと感じなかったとCGWORLDとのインタビューの中で振り返っている[5]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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