チャーンドーギヤ・ウパニシャッド
[Wikipedia|▼Menu]

チャーンドーギヤ・ウパニシャッド(: ???????????????? ch?ndogya-upani?ad)とは、ウパニシャッドの1つ。サーマ・ヴェーダに付属し、古ウパニシャッドの中では初期の「古散文ウパニシャッド」に分類され、『ブリハッド・アーラニヤカ・ウパニシャッド』と並び、最初期・最古層のウパニシャッドとされる[1]
内容

引用文は断りなければ岩本裕訳。
第1編 (全13章)

ウドギータ(『サーマ・ヴェーダ』の歌詠)の意義。
第2編 (全24章)

ウドギータの意義の続き。
第3編 (全19章)
蜜の知識 (3.1-3.11)
太陽は神の蜜である。群神は甘露によって生命を保つ。
シャーンディリヤの教え (3.14)
「ブラフマンは実にこの一切である。(中略)それは心臓の内にあるわがアートマンである。それはブラフマンである。」 (3.14.1-4)
第4編 (全17章)
サトヤカーマとウパコサーラの物語 (4.4-4.15)
4.4-4.9がサトヤカーマ、4.10-4.15がウパコサーラの物語。類似の話が意図的に反復されている。ブラフマンを認識することによる至福。
第5編 (全24章)
プラヴァーハナ王の五火二道説 (5.3-5.10)
神の道と祖霊の道の輪廻。「この世において勝れた行状の人々は、勝れた胎に、すなわちバラモンの胎に、あるいはクシャトリヤの胎に、あるいはヴァイシヤの胎に入ると、期待される。」 (5.10.7)
アシュヴァパティ王の五火説 (5.11-5.24)
アグニホートラ祭の五回の祭火への食物の献供。
第6編 (全16章)

ウッダーラカ・アールニの教え。2つの部分からなる。
その1。「有」 (6.1-6.7)
世界の本質は唯一の実態「有」である。「これ(宇宙)は太初において有(sat)のみであった。それこそ唯一の存在で、第二のものはなかった。」 (6.2.1)
その2。おまえはそれである (6.8-6.16)
「この一切(全宇宙)は、それを本性とするものである。それは真実である。それはアートマンである。それは汝である」 (6.8.7)
第7編 (全26章)

サナト・クマーラの教え 「アートマンは下方にあり、アートマンは上方にあり、アートマンは後方にあり、アートマンは前方にあり、アートマンは右側にあり、アートマンは左側にある。アートマンこそ一切である。」 (7.25.2)
第8編 (全15章)
プラジャー=パティのインドラ神への教え (8.7-8.15)
マガヴァン(インドラ神)は実に101年の間、プラジャー=パティの許で、ブラフマンに関する修行をした。「虚空とは実に名称と形とを実現させる。その中間にあるもの、それがブラフマンである。それは不死であり、それはアートマンである。」 (8.14.1)
日本語訳
全訳

湯田豊『ウパニシャッド 翻訳および解説』大東出版社、2000年。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 4-500-00656-7。 

岩本裕『原典訳 ウパニシャッド』筑摩書房ちくま学芸文庫〉、2013年。ISBN 4-480-09519-5。 

岩本裕『ウパニシャッド』筑摩書房〈世界文学古典全集3〉、1967年。 


抄訳

服部正明『ウパニシャッド』中央公論社世界の名著1, 中公バックス〉、1979年。ISBN 412400611X。 

服部正明『ウパニシャッド』中央公論社〈世界の名著1〉、1969年。 


佐保田鶴治『ウパニシャッド』平河出版社、1979年。ISBN 4892030260。 

日野紹運、奥村文子『ウパニシャッド』日本ヴェーダンタ協会、2009年。ISBN 4931148409。 

脚注・出典^ 『原典訳ウパニシャッド』岩本裕 ちくま学芸文庫 p349

関連項目

ウパニシャッド











ヒンドゥー教


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:21 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef