チャージマン研!
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チャージマン研!
ジャンル
帯番組SFアニメ
アニメ
原作田中英二
鈴川鉄久
脚本和久田正明
安藤豊弘
玉戸義雄
キャラクターデザイン田中英二
音楽宮内國郎
アニメーション制作ナック
製作ナック
放送局TBSほか
放送期間1974年4月1日 - 6月28日
話数全65話
漫画
作者嵐清孝(2話まで)
もりお竜(3話 - 6話)
出版社徳間書店
掲載誌テレビランド
発表号1974年4月号 - 9月号
発表期間1974年3月1日 - 8月1日
話数全6話
漫画
作者みやぞえ郁雄
出版社秋田書店
掲載誌冒険王
発表号1974年5月号 - 8月号
発表期間1974年4月1日 - 7月1日
話数全4話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『チャージマン研!』(チャージマンけん)は、ナックが制作し、TBSテレビなど、番組販売の形式で放送された日本テレビアニメである。通称「チャー研」[1]

放送時期については1973年説と1974年説があるが(詳細は#放送時期を参照)、1973年の放送が確認できる資料が発掘されていないため、本項においては、放送期間については毎日・朝日・読売各新聞のテレビ欄での記述がある1974年説を採用するものとする。
概要

関東地方では、TBSテレビにて、1974年4月1日から6月28日まで、月曜日から金曜日の17時30分から40分までの10分放送枠で全65話が放送された[2][3]。1話完結形式[4][5]

1972年に放映された『アストロガンガー』に関わった西野清市(現・西野聖市)、田中英二安藤豊弘茂垣弘道らが中心となって参加していることから、キャラクターデザインロボット宇宙人も含めた登場人物の構成や特徴が類似している。企画した西野によると、真鍋博が書いた21世紀の絵物語を元に、未来の生活を描こうとした作品を目指して製作された[6]

当時の30分アニメにおける1話あたりの平均予算は400 - 500万円前後といわれる中、プロデューサーを務めた茂垣(現スタジオコメット代表取締役)によれば、本作品は1話あたり50万円という低予算で制作された。そのため制作側もスタッフが勝手に海へ泳ぎに行くなど熱意が無く[6]、アニメとして質が高いとは言えない作品になってしまったという(後述)[7]。番組に関する情報は後年インタビューを受けた関係者の証言以外に少ないため、出演声優の情報など不明な点が残っている。

雑誌展開は徳間書店テレビランド』と秋田書店冒険王』で行われ、それぞれコミカライズ版が連載された[8]
後年における再評価と人気の獲得.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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極端な低予算により作品としての品質は低く、ご都合主義的・辻褄を無視した展開、あからさまな引き延ばしなど放送時間を優先したかのような強引なストーリー展開、頻発する作画の乱れやフィルムに写り込む毛のようなもの、ゲストキャラクター声優の稚拙な演技など脚本・作画・演技の問題が指摘されている。

本放送終了後は長らく顧みられることは稀であったが、2000年代後半頃、2ちゃんねるニコニコ動画などといったアンダーグラウンド視点においてはこれらの点が逆に「ツッコミがいがある愉快な珍作」として再評価され、インターネット上で人気を呼ぶようになった[9]

「突っ込みどころ満載」のアニメとして2000年代から注目され始めた本作は[2]2008年頃になると、特にニコニコ動画において、MAD(二次創作物)が大量に公開されるようになり、閲覧数が120万人を超えているものも登場した[2]。また、ニコニコ動画内の同アニメコミュニティー参加者は1万4000人を超えた[2]。同年9月5日放送の『ザ☆ネットスター!』(NHK衛星第2テレビジョン)では、インターネットにおける本作のブームが取り上げられた。この現象について、西野の娘でICHI(旧ナック)の現・代表取締役の吉野百子は、後述する「アニメの王国」の格安DVDがきっかけになったのではないかと述べている[10]2010年8月20日、初の放送から40年弱の時を経て初の公式サイトがオープンし、同年10月27日には公式サウンドトラック&トリビュートアルバム『チャージマン研! Tribute to Soundtracks vol.1』が発売された。

インターネット上でのブームを受け、2008年から2009年にかけてAT-X[11]、2011年7月から2012年1月にかけてキッズステーション[12]それぞれ再放送された。なおキッズステーションでは、人を発狂させるレコードや台詞に「きちがい」という単語が登場する第16話、精神病院に対する差別や偏見が見られる第23話など、話によっては現在の倫理で不適切とされる表現が含まれることもあるため、該当エピソードの放送を自粛した。一方、DVDやAT-X、さらにYouTubeのキッズステーション公式チャンネルやドコモ・アニメストアや下記の動画配信などではオリジナルのまま全話を収録・放送・配信している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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