チャンピオンズカップ_(中央競馬)
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チャンピオンズカップ
Champions Cup
第23回チャンピオンズカップ
開催国 日本
主催者日本中央競馬会
競馬場中京競馬場
創設2000年11月25日
2022年の情報
距離ダート1800m
格付けGI
賞金1着賞金1億2000万円

出走条件サラブレッド系3歳以上(国際)(指定)
負担重量定量(3歳56 kg(開催日が12月1日以前の場合は55 kg)、4歳以上57 kg、牝馬2 kg減)
出典[1][2][3]
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チャンピオンズカップは、日本中央競馬会 (JRA)が中京競馬場で施行する中央競馬重賞競走GI)である。創設から2013年までは「ジャパンカップダート」の名称で、主に東京競馬場(2007年まで)や阪神競馬場(2008年以降)で施行していた。2008年以降は原則12月第1日曜日に開催される。

正賞は名古屋競馬株式会社賞、日本馬主協会連合会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞[3]
概要

日本では1970年代後半より「世界に通用する強い馬作り」が提唱され、1981年に芝2400mの国際招待競走ジャパンカップ」が創設された[4]。その後1995年より中央競馬地方競馬の交流が飛躍的に拡大されるようになると、中央と地方の所属を超えたダートの重賞競走が注目されるようになり[5]ダートグレード競走で活躍した日本馬はアラブ首長国連邦アメリカ合衆国のダート競走にも挑戦するようになった[4]。このような状況の中、日本のダート競走においても『ジャパンカップと並ぶダートの国際競走を開催しよう』という気運が高まり、2000年に前身となる日本初のダート国際招待競走「ジャパンカップダート」が東京競馬場のダート2100mで創設された[4][5]

ジャパンカップダートは2007年までジャパンカップの前日(2004年は同日)に施行されていたが、距離やダートの本場であるアメリカで行われるブリーダーズカップに出走してから、本競走に出走となると日程がかなり厳しくなってしまう問題などがあり、2008年から施行時期を繰り下げ、施行場も阪神競馬場のダート1800mに変更された[4][註 1]

2014年からは日本調教馬を中心とした国内ダート最高峰の競走としての位置付けを明確にするため国際招待制も廃止され、馬や関係者の遠征にかかる諸費用をJRAが負担しない国際競走としたうえで、左回りである中京競馬場・ダート1800mを舞台に定量で行われる「チャンピオンズカップ」へリニューアルされた[7]。なお、回次は2014年が第15回とされジャパンカップダートから引き継いで通算される。

外国馬の出走枠は8頭まで[4]。2008年からジャパン・オータムインターナショナルにも指定されその最終週を飾るレースとなっており、また、指定外国競走の優勝馬や過去1年間の国内ダートGI・JpnI競走優勝馬が上位入着した場合に褒賞金を交付する制度もある(後述)。ただし外国馬の出走数は創設時より少なく、外国馬の出走が1頭もなかった年もあった[5]。創設から2013年までに外国馬が優勝したのは2003年の1度のみで、これ以外はすべて日本馬が優勝している[5]

2020年より、本競走の優勝馬にはサウジアラビアの国際招待競走サウジカップへの優先出走権が与えられることになっている。

また近年、チャンピオンズカップを制した競走馬がJRA賞最優秀ダートホースを受賞するケースが多くなっている。
競走条件

以下の内容は、原則として2017年現在[1][3][8]のもの。

サラ系3歳以上(出走可能頭数:16頭)

JRA所属馬

地方競馬所属馬(JRA選定馬のみ[4]

外国調教馬(最大8頭まで、優先出走)


負担重量:定量(3歳57kg(開催日が12月1日以前の場合は56kg[註 2])、4歳以上58kg、牝馬2kg減)。

出馬投票を行った馬のうち、優先出走権のある馬から優先して割り当て、その他の馬は「通算収得賞金」+「過去1年間の収得賞金」+「過去2年間のGI競走における収得賞金」の総計が多い順に出走できる。

優先出走権を得られる条件

出馬投票を行っている外国調教馬

レーティング上位の5頭

当該年に行われる以下の競走のいずれかで1着となった馬(中央・地方の所属は問わない)
[8]

競走名格競馬場距離
みやこステークスGIII京都競馬場ダート1800m
武蔵野ステークスGIII東京競馬場ダート1600m

賞金

2018年の1着賞金は1億円で、以下2着4000万円、3着2500万円、4着1500万円、5着1000万円[1][3][9]また、2022年度からは1着賞金は1億2000万円となる。
褒賞金制度

日本中央競馬会が指定する外国競走(下表参照)の本年度優勝馬が本競走で1着となった場合は70万米ドル、2着の場合は28万米ドル、3着の場合は17.5万米ドルを褒賞金として交付する[10]

また、過去1年間に行われた国内ダートGI・JpnI競走の優勝馬が本競走で1着となった場合は5000万円、2着の場合は2000万円、3着の場合は1000万円の褒賞金を交付する[11]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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