チャンキャ・ホトクト
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チャンキャ・ホトクト(ジャンガ、モンゴル語: Зангиа Хутагт(Zangia Khutagt)、チベット語: ??????????????????, (lcang-skya ho-thog-thu)、中国語: 章嘉呼圖克圖, (Zh?ngji? H?tuketu))は、内モンゴルにおける活仏の名跡のひとつ。代には外モンゴルジェブツンダンバと並ぶモンゴルの活仏であった。

初代チャンキャについては詳しいことが分かっていないが、一説によると「張」という家に生まれたので「張家(中国音ジャンジャ)」から「チャンキャ」としたということである。

チャンキャ2世はツォンカパと同郷であり、また、ダライラマ五世とも親しかった。また、先代の遺物を即座に当てたため、パンチェンラマ4世から正式に活仏と認定された。

チャンキャ3世以降は清朝より「ジャサク・ラマ」の称号を賜り、北京の雍和宮などの管理を命じられていた。チャンキャ7世[1]中華民国国民党政府より北京、チャハル、熱河などの寺院管理を任され、蒙蔵委員会の委員長も務めたが、国共内戦で敗れた国民党とともに1949年に台湾に渡り、1957年(1978年とする説もあり[2])に台北で没した。現在、チャンキャ8世はインドのダラムサラで勉強中である。
歴代チャンキャ

代数名前生没年備考
1世チャンクランサイラ
1607年 - 1641年
2世ガワン・ロプサンチューデン1642年 - 1714年
3世ロルペー・ドルジェ1717年 - 1786年
4世イェーシェー・タンパギャルツェン1787年 - 1846年
5世イェーシェー・タンペーニマ1849年 - 1875年
6世ロプサン・ダンセンギャムツォ1878年 - 1888年
7世リーイン・イェーシェードルジェ1891年 - 1957年
8世テンジン・トーンヨー・イェーシェーギャツォ1980年 -

脚注^ 楊海英、ウラデイーン・ブラク,《ジャンガ・ホトクト:中国のために奔走したモンゴルの高僧》,東京:国際鄂爾多斯蒙古文化与経済研究協会,2003年。
^ “ ⇒テングリノール・化身ラマデータベース/参考文献”. 2020年11月4日閲覧。

関連文献

橋本光宝,《蒙古の喇嘛教》,東京:佛教公論社,1942年,頁135-165。

呂其俊,〈トゥカン転生活仏とチヤンキャ転生活仏〉,《東海佛教》第64期,2019,頁124-108。


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