株式会社チャリ・ロト
Chariloto Co., Ltd.種類株式会社
略称チャリロト
本社所在地 日本
〒141-0022
東京都品川区東五反田一丁目14番10号
三井住友銀行五反田ビル7階
設立2015年(平成27年)11月10日
(株式会社エスアイジーNo.20)
※創業は2006年
法人番号7010001171551
チャリロトとは、株式会社チャリ・ロトによる競輪およびオートレースの車券、及びこれを含む車券の販売サービスである。
企業としては当初、競輪では初、公営競技全体でも1962年以来46年ぶりに発売された重勝式投票券(複数レースにおける先着をまとめて予想する投票券)の取り扱いを行うために設立されたもので、その後競輪やオートレースの通常車券も販売するようになり現在に至る。 チャリロト2008年に導入された、競輪の重勝式投票券である。当初より「チャリロト」は数字選択式宝くじに類似したキャリーオーバー方式を採用しており、的中金額の上限が設けられている。 平塚競輪場を皮切りに、2023年現在19の競輪場[1]を対象に発売されている。Kドリームス・オッズパークLOTOと同様の民間系重勝式車券の一つであり、これら他社の重勝式と重複して設定されている競輪場はない。 名称そのままの「チャリロト」はランダム式、「チャリロトセレクト」「チャリロト5」「チャリロト3」はセレクト式の投票方式である(詳細は後述)。 チャリロトのポータルでは、Dokanto!の購入も可能である。 なお、2017年4月現在、松戸競輪場についてはどのグループにも属していない(ただし『グループE』として扱われている)。 対応している投票サイトは、いずれも民間ポータルと呼ばれているものであり、「チャリロト」、「みんなの競輪」、「DMM競輪」、「LotoPlace」、「AOKEIスタジアム」、「eSHINBUN BET」である。このうちeSHINBUN BETにおいては後述の投票方式のうち「チャリロト」のみの発売となる(チャリロト・セレクト、チャリロト5、チャリロト3は購入不可)。 2011年12月より、競輪場および場外車券売場に設置されている「チャリロトプラザ」において、現金による入金・投票・払戻が可能となる(入出金の金額制限あり)。ただし現地で「チャリロトプラザ会員」に登録する必要がある。なお実施されているのは平塚競輪場、松戸競輪場、伊東温泉競輪場、松山競輪場、熊本競輪場、玉野競輪場[14]、川崎競輪場[15]、奈良競輪場[16]の8場と場外のサテライト石狩[17]、サテライト横浜[18]、いわき平競輪場郡山場外[19]、松阪競輪場川越場外[20]で、自場以外やチャリロトKEIRINを含む全てのチャリロトに投票できる[21]。 2010年7月4日現在、チャリロトとしての投票方式は4種類存在する。
重勝式投票券「チャリロト」
歴史
2008年(平成20年)
2月6日 - 平塚競輪場がチャリLOTO[2]の導入を発表。
4月12日 - WEBサイト「チャリロト.com」にて会員登録が可能。
4月15日 - 平塚競輪場のレースを対象としてチャリロト発売開始。
6月5日 - チャリロトで7969万8600円の配当。当時の公営競技史上最高配当。
10月22日 - 伊東温泉競輪場のレースも対象として発売開始。
11月18日 - 小倉競輪場のレースも対象として発売開始。
12月12日 - 新投票方法のチャリロト・リターンを発売開始。
2009年(平成21年)
1月16日 - 大津びわこ競輪場のレースも対象として発売開始。
4月12日 - 松戸競輪場のレースも対象として発売開始。
8月4日 - 奈良競輪場のレースも対象として発売開始。
8月5日 - 豊橋競輪場のレースも対象として発売開始。
8月18日 - 千葉競輪場のレースも対象として発売開始。
2010年(平成22年)
7月2日 - チャリロト・リターンの発売休止。
7月4日 - 新投票方法のチャリロト5・チャリロト3を発売開始。
10月21日 - 平塚競輪場のチャリロトで9億0598万7400円の配当。公営競技史上最高配当。
2011年(平成23年)10月10日 - 別府競輪場のレースも対象として発売開始。
2012年(平成24年)
2月27日 - 熊本競輪場のレースも対象として発売開始。
3月16日 - 玉野競輪場のレースも対象として発売開始。
5月22日 - DMM.comでチャリロトの発売開始。
8月24日 - 平塚・川崎・小田原を「グループ開催」の『グループA』としてキャリーオーバーを共有化[3]。
8月24日 - 川崎競輪場のレースも対象として発売開始。
9月1日 - 小田原競輪場のレースも対象として発売開始。
11月25日 - 松山競輪場のレースも対象として発売開始。『グループA』は4場となる[4]。
11月12日 - 豊橋・別府・熊本を「グループ開催」の『グループG』としてキャリーオーバーを共有化[5]。
11月25日 - 奈良・千葉・玉野・高松を「グループ開催」の『グループC』としてキャリーオーバーを共有化[6]。
11月27日 - 伊東温泉競輪場が『グループC』に移行。伊東温泉・静岡を「グループ開催」の『グループB』としてキャリーオーバーを共有化[7]。
12月6日 - 静岡競輪場のレースも対象として発売開始。
12月9日 - 奈良競輪場が『グループC』に移行。
12月12日 - 玉野競輪場が『グループC』に移行。
12月24日 - 高松競輪場のレースも対象として発売開始。
2013年(平成25年)
3月24日 - 小倉競輪場が『グループG』に移行[8]。
4月7日 - 千葉競輪場がグループCから『グループB』へ移動[9]。
4月22日 - 高知競輪場のレースも対象として発売開始[10]。
12月6日 - いわき平競輪場のレースも対象として発売開始。『グループB』は4場となる[11]。
2017年(平成29年)
4月30日 - 松阪競輪場のレースも対象として発売開始[12]。『グループG』は5場となる。
5月10日 - 広島競輪場のレースも対象として発売開始[13]。『グループC』は5場となる。
投票方法
インターネット投票
現金投票
投票方式
チャリロト
1日に行われるレースのうち最終競走から数えて連続する7競走の勝者を予想する「七重勝単勝式」。発売は1口200円単位。買い目はコンピュータが7レース分の1着番号を無作為に選ぶクイックピック方式のため自分で指定することはできないが、購入決定前にコンピュータが出した買い目を全て変更する(キャンセル)ことができる。キャンセルした場合は買い目がすべて変更され、一部を残してキャンセルすることはできない。1日の投票申込回数は全競輪場をあわせて99回までで、投票とキャンセルの合計回数は全競輪場をあわせて1日10回[22]までに制限されており、これを超えると当日は投票(他の車券や他のチャリロト形式もコールセンターに連絡しない限り投票できなくなる)もキャンセルもできない。キャリーオーバー(繰越)制を採用しており払戻金の上限額は最大12億円[23]となる。的中確率は競輪選手9人×7レースなので9-7 = 4,782,969-1 (4782969分の1)である。2012年4月からの「Dokanto!」発売により、「Dokanto!」の対象となる開催ではこのチャリロトは発売されていない。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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