チェリー2000
Cherry 2000
監督Steve De Jarnatt
『チェリー2000』(テレビ東京放映時邦題『ラブアンドロイド・チェリー』、原題 Cherry 2000)は、1986年製作・1988年2月5日全米公開のアメリカ映画。また、その劇中に登場するガイノイドの製品名(モデル名)。 日本では劇場公開されず、ビデオソフトでの初リリースとなったSF冒険アクション映画である。大ヒット映画『ロボコップ』と同じオライオン映画が製作し、公開年もその翌年の作品。音楽も『ロボコップ』と同じベイジル・ポールドゥリスが作曲・指揮を担当した。 荒廃した近未来(2017年)のアメリカ。アナハイムの都会に住む独身サラリーマンのサムは、自宅で家事全般から夜の相手までこなし、耳元で愛をささやいてくれる高級女性型ロボット「チェリー2000」型と「2人」で暮らし、小さな幸せを謳歌していた。
概要
サイボーグ男性を主人公にした『ロボコップ』に対し、本作では女性型人造人間を題材にしている。
なおテレビ東京で複数回地上波テレビ放映された際の邦題は『ラブアンドロイド・チェリー』である。
都会の気弱なお坊ちゃんサラリーマンだった主人公の成長が見所。
ストーリー
しかしそんなある日、サムのチェリー2000に致命的な故障が起きてしまう。不幸中の幸いで「彼女」の記憶チップは無事だったが、ボディーは完全に修復不能。また、既にチェリー2000型の生産は終了してしまっていた。
セックスさえよければという消費者マインドが主流の世の中で、新型ロボットでは細やかな愛情表現機能も廃止されており、落ち込むサムだったが、かつてラスベガスだった荒野の廃工場にチェリー2000型のボディーがまだあると知ったサムは、「彼女」の記憶チップを手に、今や危険な無法地帯と化した荒野へと冒険の旅に出る。
道中、女性用心棒“E”ことジョンスンと出会い、一緒に旅を続けるサムだが、とてつもない相手を敵に回すことになる。
製作会社
オライオン映画
ERPプロダクションズ
スタッフ
監督:スティーヴ・ディ・ジャーナット
脚本:マイケル・アルメレイダ
ストーリー、製作総指揮:ロイド・フォンヴィエール
製作(プロデューサー):キャルデコット・チャブ
アソシエイトプロデューサー:ジュリー・カークハム
副プロデューサー:エリオット・シック
ラインプロデューサー:ルイス・G・フリードマン(クレジットなし)
音楽
作曲・指揮:ベイジル・ポールドゥリス
オーケストラ演奏:ハンガリー国立歌劇場管弦楽団
シンセサイザー演奏:エリック・オースティン、ブライアン・ガスコイニュ
オーケストレイション:スティーヴン・スコット・スモーリー
撮影:ジャック・ハイトキン
第2班監督:マックス・クレヴン
フィルム編集:エドワード・M・エイブラムス、デュウェイン・ダンハム
キャスティング:ジャネット・ハーシェンソン、ジェイン・ジェンキンス
プロダクションデザイン:ジョン・ジェイ・ムーア
セット装飾:アン・クルジアン
特殊効果スーパーヴァイザー:アーサー・ブルーワー
特殊効果アシスタント:パトリシア・ブルーワー、ピーター・チェスニー、ゲイリー・L・キング、レオ・レオンシオ・ソリス
特殊効果:アンドリュー・ミラー(クレジットなし)
視覚効果(マットペイント):ケン・マーシャル
協力:ボブ・ハーシュ(ネバダ州フィルム・コミッション)
キャスト
サム・トレッドウェル:デイヴィッド・アンドリューズ
イーディス・“E”・ジョンスン:メラニー・グリフィス
イーディス・“E”・ジョンスンのダブル(吹替スタントウーマン):トレイシー・キーン
チェリー2000:パメラ・ギドリー
レスター:ティム・トマースン
6本指のジェイク:ベン・ジョンスン
スナッピー・トム:ハリー・ケイリー・ジュニア
グルー・グルーの弁護士:ローレンス・フィッシュバーン
スリム(ロボットデザイナー):マイケル・C・グウィン
ステイシー(回収屋):ブライオン・ジェイムズ
マーティー:ジェフ・リヴァイン
ビル:マーシャル・ベル
ランダ(スナッピー・トムの女):ジェニファー・メイヨ