チェス
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チェス(: chess、ペルシア語: ?????‎ / ?a?ranj シャトランジ)は、二人で行うボードゲームマインドスポーツの一種である。白・黒それぞれ6種類16個の駒を使って、敵のキングを追いつめるゲームである。チェスプレイヤーの間では、その文化的背景などからボードゲームであると同時に「スポーツ」でも「芸術」でも「科学」でもあるとされ[1]、ゲームで勝つためにはこれらのセンスを総合する能力が必要であると言われている[2]
概要

非常に古い歴史を持つゲームであり、様々な媒体を通して盛んである。現在では欧米圏のみならず、全世界150か国以上で楽しまれている。カードゲームなども含めたゲーム全般においてもブリッジと並んで最も多くプレイされている。1935年チェス五輪の記念バッジ

チェスの起源には諸説があるが、一般的には古代インドの戦争ゲーム、チャトランガが起源であると言われている[3][4]。日本においては、同じチャトランガ系統のゲームである将棋の方が遥かに競技人口が多く[5]、両者は基本的なルールが似ていることから、チェスは西洋将棋または国際将棋と訳されることがある[4][6][7][8]。一方で、チェスと将棋はチャトランガが異なるルートで東西に伝播しつつ独自の変遷を遂げたものであるとされ[4][7]、盤の広さや駒の性能、取った駒の扱いに関するルールの違いなどから、両者は似て非なるゲームであるとも評される[9]。競技としてのチェスは、頭脳によるスポーツの代表格でもある。遊戯としての側面のほかに、ARISF加盟IOC承認スポーツであるなど、スポーツとしての側面も持つ。

ゲーム理論では、二人零和有限確定完全情報ゲームに分類される[10]
用具

チェスの駒とボード

チェスの
キング
クイーン
ルーク
ビショップ
ナイト
ポーン

最低限必要な物

チェスボード:縦横8マスずつに区切られた、64マスの市松模様の正方形の盤。「チェス盤」とも呼ばれている。

チェスピース:6種類の動き方が異なるの総称。全体の駒の数は、白黒あわせて32個。公式戦では、イギリスジャック・オブ・ロンドンが販売したことで定着したスタントンチェスセットと呼ばれる駒が使用される。各人、キングx1、クイーンx1、ビショップx2、ナイトx2、ルークx2、ポーンx8、あわせて16個をもつ。敵味方の識別はその色で行う(将棋のように駒の向きではない。また、チェスの駒の向きは関係ない。例のナイトの駒は左向きであるが特に意味は無い。)。

公式戦などで必要になる物

チェス・クロック(対局時計):主に公式戦で指す場合に使用する。

スコアシート(棋譜用紙):公式戦では、互いのプレイヤーが駒の動きを一手一手記録する必要がある。

チェスの遊び方(概略)駒の初期配置

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88
77
66
55
44
33
22
11
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詳細は「
チェスのルール」を参照

ゲームは2人のプレイヤーにより、チェスボードの上で行われる。

白が先手、黒が後手となる。

双方のプレイヤーは、交互に盤上にある自分の駒を1回ずつ動かす。パスをすることはできない。

味方の駒の動ける範囲に敵の駒があれば、それを取ることができる。

ただしポーンだけは、敵の駒を取れる範囲が通常の移動範囲と異なる。


敵の駒を取った駒は、取られた駒のあったマスへ移動する。

これはポーンも同じだが、ポーン同士によるアンパッサンは例外である。

取られた駒は盤上から取りのぞき、以降そのゲームが終わるまで使用しない。


ナイトと、キャスリング時のキング・ルークを除き、駒は他の駒を飛び越して移動することはできない。

キングは、敵の駒が利いている(直後の手で取られるような)場所には移動することができない。

相手のキングに、自分の駒を利かせて取ろうとする手を「チェック」と呼ぶ。

この状態では、相手側は次の手ですぐにキングの安全を確保しなければならない。

キングが次の手で絶対に逃げられないように追い詰めたチェックのことを「チェックメイト」と呼び、この手を指したプレイヤーの勝ちになる。


以下の場合はすべて引き分けとなる。

ルール上動かせる駒がなくなったがチェックにはなっていない状態「ステイルメイト」になった場合

どちらもチェックメイトができなくなるほどにコマを失った場合

永久王手など、同一の局面が3回生じる千日手が指摘された場合


チェスの歴史(概略)テンプル騎士団詳細は「チェスの歴史」を参照

チェスの起源は紀元前、古代インドのチャトランガだと言われている[4]。ただしチャトランガがどのようなゲームであったかについては論争がある[11]。詳細は「チャトランガ」を参照。

ペルシアに伝えられてシャトランジと名を変え、さらにヨーロッパに伝わっていった。

8世紀にはロシアに伝えられ、約100年遅れて西ヨーロッパへ伝わる。

15世紀末、ルイス・デ・ルセナによるヨーロッパ最初のチェスの本、「チェスの技術」が出版された。
フィリドール

16世紀、ほぼ現在と同じルールに固定された。「アンパッサン」、「ツークツワンク」、「キャスリング」などの用語がヨーロッパ各地の言語で生まれていることからもわかるように、ヨーロッパ各地でルールが発展していった。

17世紀には、チェスは娯楽として普及。資産家をスポンサーとして競技されるようになる。

1749年フィリドールが『フィリドールの解析』を著し、「ポーンはチェスの魂である」との言葉を残す。

1857年、ポール・モーフィーが、アメリカのチェス大会で優勝。翌年ヨーロッパに渡り、ここでも圧倒的勝利を収めている。

1886年ヴィルヘルム・シュタイニッツがツケルトートを破り、「公式」な世界チャンピオンとなる。

1935年、アレヒンが1937年にタイトルを奪回、1946年に死去するまでチャンピオンの地位にあった。このアレヒン以降は、ソ連-ロシアのプレーヤーがチャンピオンを保持し続ける時代が長かった。

1972年ボビー・フィッシャーが、ボリス・スパスキーを破ってチャンピオンの座に就く。フィッシャーは「米国の英雄」とも呼ばれたが、1975年防衛戦の実施方法を巡ってFIDEと対立。タイトルを剥奪された。

1997年FIDEは国際オリンピック委員会(IOC)の勧告を受け入れ、挑戦者制をトーナメント制に改めた。

2000年、インドのアナンドが優勝。初めてチェス発祥の地にチャンピオンが誕生した。

戦い方

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出典検索?: "チェス" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2021年2月)

チェスの戦いは、基本的に「戦略(Strategy)」と「戦術(Tactics)」の2つの面で考えられる。「戦略」は、局面を正しく評価し、長期的な視野に立って計画を立てて戦うことである。「戦術」は、より短期的な数手程度の作戦を示し、「手筋」などとも呼ばれる。戦略と戦術は、完全に切り離して考えられるものではない。多くの戦略的な目標は戦術によって達成されること、戦術的なチャンスはそれまでの戦略の結果として得られることが多いからである。
駒の配置

ゲームの目的は、相手のキングを詰めることである。したがって、まず有利な局面を作ることが目標とされる。局面の優劣を評価する上で重要な要素は、駒を得すること(マテリアルアドバンテージ)と、駒がよい位置を占めること(ポジショナルアドバンテージ)である。
マテリアルアドバンテージ

取られた駒を永久に排除されるチェスにおいては、相手より駒が多いか少ないかが重要な意味をもつ。駒の価値は目安として、ポーン = 1点、ナイト = 3点、ビショップ = 3点強、ルーク = 5点、クイーン = 9点とされ、合計点数が1点でも違うと、特に終盤では大きな差となる。合計点数が多いことを、マテリアルアドバンテージ(material advantage)をもつという。多くの場合ポーン(P)を1個多く奪われることは、勝敗に大きく影響する。終盤では、ポーンがクイーンになるプロモーションの争いとなることが多いからである。このため、7段目に進んだポーンを3点に評価する考え方もある。またビショップは盤上半数のマスには進めないため、自分にだけ2つのビショップが揃っている場合は6点ではなく7点近くに評価する考え方もある。これをツービショップ、またはビショップペアという。
ポーンの形

ポーンは後退できない駒なので、前進には慎重さを要する。動きの制約が最も大きく狙われても容易に逃げることができないので、ポーンが狙われにくい配置であることが重要である。詳細は「
ポーン#さまざまなポーンの形」を参照

ポーンによってキングを安全にし、他の駒のための空間を確保し、重要なマスを支配することも大きな要素である。

戦術

戦術は、1手から数手程度で完結する短期的な戦い方の技術である。戦術では「先を読む」ことが重要で、コンピュータが得意とする分野である。戦術においてよく用いられる基本的な手段としては、フォーク(両取り)、ピンディスカバードアタック、スキュア(串刺し)、ツークツワンクなどがある。戦術のなかでも、駒の犠牲を払って優位な形やチェックメイトを狙うものは、「コンビネーション」と呼ばれている。
ゲーム全体の流れ

チェスの1局は、序盤・中盤・終盤の3つの局面に分けて考えられることが多い。序盤 (Opening) は多くの場合、開始10手から25手程度を指し、対局者が戦いに備えて駒を展開する局面である。中盤 (middlegame) は多くの駒が展開され、局面を優位にコントロールするために様々な戦術が用いられる。終盤 (endgame) は、大部分の駒が交換され盤上から無くなった局面で、キングが戦いにおいて重要な役割を担う。盤上の駒の数がゲームの進行に伴って不可逆的に減少するチェスにおいては、駒の数が減った場合における完全解析のプロジェクトが進行しており、2018年までに「白黒双方のキングと残り5駒を加えた盤上7駒」までの状況について完全解析が完了し、「テーブルベース」としてデータベース化されている。

チェスの戦い方を表す格言として、「序盤は本のように、中盤は奇術師のように、終盤は機械のように指せ」[注釈 1]という言葉がある。


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