チアベンダゾール
Thiabendazole
IUPAC名
2-(1,3-Thiazol-4-yl)-1H-benzoimidazole
別称TBZ
識別情報
CAS登録番号 ⇒148-79-8
KEGG ⇒D00372
SMILES
[nH]1c2ccccc2nc1c3cscn3
特性
化学式C10H7N3S
モル質量201.249
融点
304-305
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
チアベンダゾール(英称Thiabendazole、略称TBZ)は、殺菌剤・防カビ剤の一種。 殺菌剤や食品添加物、木材防腐剤として用いられる。アメリカのメルク社が開発し、1999年の原体輸入量は4.3トン、同年の単水和剤・液剤の生産量は計10.1トンであった。
目次
1 用途
2 作用機序
3 残留基準等
4 脚注
5 参考文献
用途
また、医薬品としては「ミンテゾール」(万有製薬)の商品名で腸管糞線虫症
や旋毛虫症治療用の内服用駆虫薬、動物寄生虫用薬品としても使用されていたが、同等の効果がありかつ安全性が高い新薬イベルメクチンが開発されたために駆虫薬としての製造・販売は中止されている。分類としてはメチルベンズイミダゾールカルバメート
(MBC)系殺菌・殺かび剤でありFungicide Resistance Action Committee(FRAC) コード1に該当する。この系統の機序としては、微小管会合中にβ-チューブリンに結合することにより、有糸分裂を阻害することで発揮される。一日摂取許容量は体重1kgあたり0.3mg。食品添加物としての残留基準は、柑橘類に10ppm以下、バナナに3ppm(果肉には0.4ppn)以下と定められている。
駆虫薬として投与されていた際には、めまい、吐き気などの副作用が報告されていた[2]。
脚注^ ⇒チアベンダゾール、国立医薬品食品衛生研究所
^ (案)農薬・添加物・動物用医薬品評価書―チアベンダゾール
この項目は、化学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:化学/Portal:化学)。
更新日時:2016年11月30日(水)15:09
取得日時:2018/08/13 14:17