ダーティ・ダンシング
Dirty Dancing
監督エミール・アルドリーノ
脚本エレノア・バーグスタイン
『ダーティ・ダンシング』(Dirty Dancing)は、1987年のアメリカ合衆国製作の青春恋愛映画。エレノア・バーグスタイン脚本、エミール・アルドリーノ監督、ジェニファー・グレイ、パトリック・スウェイジ、シンシア・ローズ、ジェリー・オーバック出演による。家族と共に夏休みを過ごすティーンエイジャーの女の子が、父に逆らってダンスのインストラクターと恋に落ちるという内容である。映画のほぼ3分の1を占めるのが、『ハイスクール・ミュージカル』でも有名なケニー・オルテガ振付によるダンス・シーンで、映画ラストは「映画史上、最も鳥肌だつダンス・シーン」として知られている[2][3]。
当初は、新しいスタジオであるグレート・アメリカン・フィルムズ合資会社が[4]、すでにブロードウエイで活躍していたオーバックを除いて無名俳優による出演で撮影した低予算映画であったが大ヒットし、2009年までに世界で2億1,400万ドル以上をあげた[5]。ホームビデオとしても100万部以上売れた初めての作品であり[5]、ジミー・アイナーがエグゼクティブ・プロデューサーを務めるサウンドトラックから『Dirty Dancing』など2枚のアルバムがプラチナディスクを獲得し、その中の『タイム・オブ・マイ・ライフ』((I've Had) The Time of My Life)はゴールデングローブ賞、アカデミー歌曲賞、グラミー賞最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞を受賞した[6]。この映画を基に、2004年にはリブート版『ダンシング・ハバナ』が製作され、オーストラリア、ヨーロッパ、北アメリカで上演された舞台版はチケットが完売した。
2011年、振付を担当したケニー・オルテガ監督によるリメイク版が製作されることが発表された[7]。