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ダース・シディアス
Darth Sidious
スター・ウォーズシリーズのキャラクター
ダース・シディアスのポスターと、シディアスを演じたイアン・マクダーミド
初登場『帝国の逆襲』(1980年)
最後の登場『スカイウォーカーの夜明け』(2019年)
演マージョリー・イートン(英語版)
イアン・マクダーミド
声クライヴ・レヴィル
ニック・ジェイムソン
イアン・アバークロンビー
ティム・カリー
サム・ウィットワー
トレバー・デュバル
イアン・マクダーミド
プロファイル
種族人間
性別男性
職業シスの暗黒卿
銀河共和国惑星ナブー選出元老院議員
銀河共和国元老院最高議長
銀河帝国皇帝
ファースト・オーダー、ファイナル・オーダー、シス・エターナル最高指導者
家族レイ(孫娘)
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ダース・シディアス(Darth Sidious)/シーヴ・パルパティーン(Sheev Palpatine)は、アメリカ合衆国の映画である『スター・ウォーズ』シリーズに登場する架空の君主。全銀河を恐怖で支配する銀河帝国皇帝にしてシスの暗黒卿。シリーズを通して最大の悪役である。大半の作品においてイアン・マクダーミドが演じている。 ダース・シディアスの名はシスの暗黒卿としての名であり、シスとなる以前の本名及び、表向きの名としてはシーヴ・パルパティーン(Sheev Palpatine)。彼はダース・ベインの掲げた2人の掟に従った最後のシスの暗黒卿であり、ホイルス銀河史上において最も強大なシス卿の一人とされている。手から青白い雷撃を放つフォース・ライトニングを得意技とする。ジェダイの抹殺とシスによる銀河の恐怖支配に執念を燃やすスター・ウォーズシリーズにおける最大の悪役である。銀河共和国の元老院最高議長だったが、クローン大戦を起こしてその混乱の中で銀河帝国皇帝の地位を手に入れ、20年以上にわたって全銀河を恐怖で支配した。エンドアの戦いの最中に死亡したと思われていたが、生存しており、その後もシスと帝国の復活を狙って暗躍する。シリーズの本編映画9作で描かれた戦争はすべて彼が元凶である。
概要
旧三部作(オリジナル・トリロジー、エピソード4 - 6)
シリーズ第1作『エピソード4/新たなる希望』(1977年公開)では直接の登場はないが、帝国軍デス・スター司令官ターキン総督がデス・スターの完成をもって「どの星系も、皇帝には逆らうことはできない」という発言を行うなど帝国のトップとして存在が示唆される。シリーズ第2作『エピソード5/帝国の逆襲』(1980年公開)で初登場したが(演じたのはマージョリー・イートン)、同作では弟子のダース・ベイダーが彼の手足となり帝国の恐怖を体現する象徴的存在として働いているため、劇中での出番は少ない。本格的な登場となったのはシリーズ第3作『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年公開)である。同作でイアン・マクダーミドが初めて演じ、以降新三部作でも続三部作でも彼が演じている。エピソード5でもエピソード6でもその力の強大さが強調され、ヨーダが今際の際に主人公ルークへ遺した言葉は「皇帝の力を侮るな」であった。また、ダース・ベイダーがルークに対して「お前なら皇帝にすら勝てる」と発言したのは、自身の力では皇帝には勝てないことを示しており、それゆえベイダーはルークを自身の下へ引き入れようとしていた。エピソード6において皇帝のフォース・ライトニングで殺されかけるルークの姿を見てジェダイの良心を取り戻したベイダーの捨て身の裏切りに遭ってデススターの反応炉に落とされた(死亡したと思われていたが、続三部作で再登場する)。
新三部作(プリクエル・トリロジー、エピソード1 - 3)
シリーズ第4作『エピソード1/ファントム・メナス』(1999年公開)では、ナブー選出の銀河共和国元老院議員だった彼が通商連合を操って惑星ナブーを危機に陥れ(敵の通商連合側で登場するときは黒いローブを着た謎の悪役「ダース・シディアス」として登場)、それを利用して元老院最高議長に就任する経緯が描かれた。同作ではシスの弟子としてダース・モールが登場。シリーズ第5作『エピソード2/クローンの攻撃』(2002年公開)では共和国側の最高議長として君臨しつつ、ダース・シディアスとして敵方の分離主義勢力も操って自作自演のクローン大戦を起こし非常時大権を獲得する経緯が描かれた。同作では弟子としてドゥークー伯爵(ダース・ティラナス)が登場。シリーズ第6作『エピソード3/シスの復讐』(2005年公開)では元老院議長パルパティーンこそがダース・シディアスだったことが明らかにされるとともに、アナキン・スカイウォーカーを暗黒面に堕としてダース・ベイダーとして弟子にし、ジェダイの反乱をでっちあげて銀河帝国の建設と銀河皇帝に即位する軌跡が描かれた。同作では本編映画作品で唯一ライトセーバーによる殺陣を披露し、実力のあるジェダイ騎士3人をそつなく退けさせたり、メイス・ウィンドゥや、ヨーダと互角以上の戦闘を行うなど、その高い実力を見せた。
続三部作(シークエル・トリロジー、エピソード7 - 9)
シリーズ第7作『エピソード7/フォースの覚醒』(2015年公開)とシリーズ第8作『エピソード8/最後のジェダイ』(2017年公開)では直接の登場はなかったが、シリーズ第9作『エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』(2019年公開)で本名の「パルパティーン」と呼称されて登場し、エピソード7とエピソード8の悪役ファースト・オーダー最高指導者スノークは彼の操り人形であることが明らかにされた。