ダークナイト_ライジング
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ダークナイト ライジング
The Dark Knight Rises

監督クリストファー・ノーラン
脚本ジョナサン・ノーラン
クリストファー・ノーラン
原案デヴィッド・S・ゴイヤー
クリストファー・ノーラン
原作ボブ・ケイン
製作クリストファー・ノーラン
エマ・トーマス
チャールズ・ローヴェン
製作総指揮ケヴィン・デ・ラ・ノイ
ベンジャミン・メルニカー
マイケル・E・ウスラン
出演者クリスチャン・ベール
マイケル・ケイン
ゲイリー・オールドマン
アン・ハサウェイ
トム・ハーディ
マリオン・コティヤール
ジョセフ・ゴードン=レヴィット
モーガン・フリーマン
音楽ハンス・ジマー
撮影ウォーリー・フィスター
編集リー・スミス
製作会社ワーナー・ブラザース
シンコピー・フィルムズ
レジェンダリー・ピクチャーズ
配給ワーナー・ブラザース
公開 2012年7月20日
2012年7月28日
上映時間165分[1]
製作国 アメリカ合衆国
イギリス
言語英語
製作費$250,000,000[2]
興行収入 $1,084,939,099[2]
19.7億円[3]
前作ダークナイト
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『ダークナイト ライジング』(原題: The Dark Knight Rises)は、2012年アメリカ合衆国イギリススーパーヒーロー映画。『ダークナイト・トリロジー』(Dark Knight Trilogy)三部作の第3作目(完結作品)である。クリストファー・ノーランおよびデヴィッド・ゴイヤー原案のもと、ノーランおよびジョナサン・ノーランによる脚本で、監督はノーランが務めた。

北米ではワーナー・ブラザース配給で2012年7月20日に公開された[4][5]日本では同年7月28日に公開。
概要

DCコミックスアメリカン・コミックバットマン』を原作とした実写映画作品。『バットマン ビギンズ』、『ダークナイト』に続く「ダークナイト・トリロジー」の第3作目にして完結編となる。バットマンの実写映画作品としては累計で第7作品目となる。

本作の脚本を手がけたジョナサン・ノーラン、クリストファー・ノーランによると、1859年に出版されたチャールズ・ディケンズの長編小説『二都物語』が、脚本の構想元になっている[6]。また、以下の古典的なバットマンの原作コミックからインスピレーションを得たとのこと[7][8]

バットマン: ナイトフォール(英語版)

バットマン: ダークナイト・リターンズ

バットマン: ノーマンズ・ランド(英語版)

あらすじ

地方検事ハービー・デントの死から8年。ゴッサム・シティでは「デント法」が制定されて警察の権限が強化され、組織犯罪が一掃されていた。一方でウェイン産業は核融合炉の開発中断により資金繰りが悪化しており、孤児院への援助が途絶えて行き場を無くす少年も出ていた。

デントの犯した罪を被ったバットマンは姿を隠し、その正体であるウェイン産業会長ブルース・ウェインも再建された屋敷に閉じこもって人目から遠ざかっていた。

ある晩、ブルースは母の形見である真珠のネックレスをメイドの一人に盗まれる。彼女は「猫」の異名を持つ宝石泥棒セリーナ・カイルであり、ウェイン産業役員・ダゲットの依頼によりブルースの指紋を盗むために潜入していた。セリーナはダゲットの手下に指紋を渡すが、裏切られたために警察を呼び寄せ、ダゲットの傭兵と警官隊の銃撃戦が起こる。ゴッサム市警本部長ジム・ゴードンは自ら地下水道に入って逃げた傭兵を追うが、逆に捕らえられマスクをした傭兵ベインの前に引き出される。ゴードンは隙を見て水路に飛び込んで逃げたが、銃弾を受けて入院する。

ゴードンから地下での様子を聞いていた若手警察官ジョン・ブレイクはブルースを訪ねてバットマンの協力を要請する。自らも孤児だったブレイクはブルースが額面通りの人間ではない事を見抜き、バットマンの正体である事を確信していた。ゴードンの様子を確認したブルースはウェイン産業社長ルーシャス・フォックスから垂直離着陸機「ザ・バット」を受け取り、傷めた体にギプスを着けてバットマンとして復帰を果たす。

ウェイン家執事アルフレッド・ペニーワースの調べでベインは”奈落”(pit)と呼ばれる地下監獄で生まれ脱出したと噂されており、その後ブルース同様に影の同盟でデュカードことラーズ・アル・グールから戦いを学んだが、ラーズから破門されていた事が分かった。ベインの戦いを見たアルフレッドは現在のブルースでは敵わずに命を落とすと考え、ブルースに考え直させるために執事を辞職する。

セリーナが盗んだ指紋が悪用され、ブルースは破産。ウェイン産業がダゲットに乗っ取られて核融合炉が兵器にされる事を防ぐため、ブルースとフォックスはクリーンエネルギー開発に熱心な役員ミランダ・テイトに会長職を任せる。

ベインは用済みになったダゲットを始末し、セリーナを使ってバットマンを地下におびき寄せる。バットマンの正体を知るベインはバットマンを格闘戦で圧倒して完膚なきまでに叩きのめし、ラーズ・アル・グールに代わってゴッサムを滅ぼす事を宣言。バットマンの武器庫はベインの手に落ち、ブルースは遠く離れた奈落へと連れて行かれる。核融合炉もベインに奪われ、4メガトンの核爆弾と化した炉心が抜き出される。事態の重大さに気付いた警察は警官を総動員して地下道の一斉捜索を行うが、ベインの罠で地下道は封鎖され、3千人の警察官が閉じ込められる。

フットボール場で市長を爆殺したベインは1200万人の市民に対し核爆弾の保有と戒厳令を宣告。5ヶ月後に暴走する事は隠した上で市外からの干渉か逃亡者が出たら起爆させてゴッサム全体を吹き飛ばす事を宣言し、政府も手を出せなくなる。バットマンから奪ったタンブラーで刑務所に乗り付けたベインはデントの真実を暴露して囚人を開放。不当な法律によって囚われていた1000人は扇動されて「市民軍」となり、支配層への報復と上流階級に対する略奪が始まった。

テレビでゴッサムの惨状を見せつけられたブルースは心身を鍛え直し、3度目の挑戦で遂に奈落から決死の脱出を果たした。

爆破前日にブルースはゴッサムへ帰還し、セリーナへ接触。セリーナは犯罪から抜け出してやり直すために全てのデータベースから個人情報を消去できるという「クリーン・スレート」を求めてダゲットに協力していたが、ブルースはそれをセリーナへ渡し、協力を求める。フォックスとも合流してバットマンの装備を確保したブルースは、ゴードンやブレイクに協力して警官隊を開放し、ベインとの戦いに備える。

爆破当日、ベインが占拠していた市庁舎前で警官隊と市民軍が衝突し、バットマンも再びベインに挑む。


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