この項目では、1996年のアメリカのSFテレビドラマについて説明しています。2013年のアメリカのSFホラー映画については「ダークスカイズ」をご覧ください。
『ダークスカイ』(原題:Dark Skies)は、 アメリカ合衆国のSFテレビドラマ(海外ドラマ)。NBCテレビで1996年9月21日から1997年5月31日まで放送された。全20回。 『Xファイル』と同じくUFOや宇宙人をテーマにしたテレビドラマであるが、本作は1960年代に時代設定を行い、“1960年代に起きた歴史的事件は全て宇宙人の仕業によるものであった”という大胆な設定で描いている。1960年代を細部に至るまで徹底的に再現しており、実在の人物も政治家、軍人、ジャーナリスト、科学者、芸能人に至るまで多数登場する。 1960年代から2001年までを全5シーズン構成で、実際の年月とシンクロした時をクライマックスとする計画であったが、視聴率が伸びなかったため、1シーズンのみで打ち切りとなった。 日本では、WOWOWで1997年10月10日から1998年2月27日まで放送された(再放送は1997年10月14日から1998年3月3日まで)。矢追純一が翻訳監修を担当している。なお、日本放送版では第1・2回(監督:トビー・フーパー)はパイロット版90分スペシャルとしてまとめて放送された。また、第6回と7回が逆に入れ替えられて放送されているが、ミスか意図的なものかどうかは不明である。 1961年、政治家志望の青年ジョン・ロエンガード[1]は議員秘書として働く事になり、恋人のキム・セイヤーズと共にワシントンD.C.にやって来た。 最初の仕事である空軍の“ブルー・ブック計画”の調査の過程で、彼はUFOや宇宙人=“グレイ”の存在を調査する秘密組織「マジスティック・トゥエルヴ」(MJ-12)の存在を知り、その指揮下に入る事となるが、キム、さらには上司の議員までもが人間の体内に入り込み操る悪質な宇宙人=“ハイブ”(The Hive)に侵されてしまう。 キムを何とか救い出したジョンは、公には真実を隠ぺいし、そのためには非情な手段も厭わないMJ-12の体質に嫌気がさして組織を抜け出したため、裏切り者として追われる身となりながらも、 時のジョン・F・ケネディ大統領の弟ロバート・ケネディの協力を得て2人で真実を暴くべく闘う事を決意するのだった。 だが、2人の行く先々では次々と不可解な事件が起こる。そして、その影には常にグレイとMJ-12の存在があった…。
概要
あらすじ
キャスト
ジョン・ロエンガード(演:エリック・クローズ、吹替:松本保典)
議員秘書。政治家志望の青年。
キンバリー“キム”・セイヤーズ(演:ミーガン・ウォード
ジョンの恋人。
フランク・バック(演:J・T・ウォルシュ 、吹替:麦人)
海軍大佐。MJ-12のチーフ。
ジム・スティール(演:ティム・ケレハー
ハイブの親玉。
フィル・アルバーノ(演:コナー・オファレル
回邦題(ビデオ版)邦題(テレビ版)原題登場する出来事
1プロローグ:MJ12MJ-12(90分スペシャル)The Awakening(part 1) U-2撃墜事件、ヒル夫妻誘拐事件
2プロローグ:MJ12MJ-12(90分スペシャル)The Awakening(part 2) キューバ危機、ケネディ大統領暗殺事件
3真相/JFK暗殺Moving Targetsケネディ大統領暗殺事件、ロズウェル事件
4地球人誘拐空白の時/アブダクションMercury Risingアポロ計画
5ビートルズ/サブリミナル攻撃ビートルズ/サブリミナルの驚異Dark Days Nightビートルズ全米ツアー
6エリア51エリア51/ドリームランドDreamland
7家畜大虐殺謎の家畜変死事件(キャトル・ミューティレーション)Inhuman Natureキャトルミューティレーション
8古代の予言Ancient Futureアラスカ地震
9宇宙船改造計画UFO建造計画Hostile ConvergenceソコロUFO事件
10人類統一We Shall Overcome公民権運動