ダン・スロット
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Dan Slott
2012年のニューヨーク・コミコンにて。
生誕 (1967-07-03) 1967年7月3日(56歳)
代表作アメイジング・スパイダーマンシー・ハルクマイティ・アベンジャーズ
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ダン・スロット(Dan Slott、1967年7月3日 - )は、アメリカ合衆国のコミックブックのライターである。マーベル・コミックの『アメイジング・スパイダーマン』の脚本を2008年から担当していることで知られる。
キャリア
初期

スロットのマーベルでの初めての作品は『ニューウォリアーズ(英語版)』年刊版第1号の6ページのバッアップストーリー「To Bounce Or Not To Bounce」と『マイティ・マウス』第10号「Survival of the Hippest」であり、どちらも1991年7月に発行された[1]。その後彼はマーベルでコミック版の『レンとスティンピー』のレギュラーライターとなり、同誌でスパイダーマンとパウダーレッド・トーストマンの対決を執筆した。続いてスロットはDCコミックスの『スクービー・ドゥー』、『ルーニー・テューンズ』、『パワーパフガールズ』といった子供向けコミックを執筆した。『バットマン・アドベンチャーズ(英語版)』と『ジャスティス・リーグ・アドベンチャーズ(英語版)』の後、スロットはDCにシリーズを売り込む機会を得た。その結果、2003年にミニシリーズ『アーカム・アサイラム: リビングヘル』がライアン・ソック(英語版)の作画で発売された。2004年に彼はレッドキング(英語版)が初登場するジャスティス・リーグのストーリーライン「4th Parallel」を執筆し、2007年に『JLAクラシファイド』第32-36号で出版された。
マーベル・コミック2009年のブルックリン・ブック・フェスティバル(英語版)で語るスロット。スロットの右側はジム・マッキャン、左側はフレッド・ヴァン・レンテ(英語版)とピーター・デヴィッド(英語版)。

『アーカム・アサイラム』が成功するとスロットは2004年にマーベルに復帰し、『シー・ハルク』誌を創刊した[2]。同誌ではマーベル・ユニバースにおける「超人弁護士」としてシー・ハルクに焦点が当てられた。『シー・ハルク』は2005年10月に第2期としてリランチされ、さらにその後は「シビル・ウォー」や「ワールド・ウォー・ハルク」といったクロスオーバーイベントとタイインした。2007年にスロットは第2期第21号を以て降板した。

2005年の『シー・ハルク』の休刊期間中にはミニシリーズ『スパイダーマン/ヒューマン・トーチ』を執筆した。スロットはまた同年にグレート・レイクス・アベンジャーズ(英語版)の初のソロ・ミニシリーズ『GLA: ミスアセンブルド』を執筆した。彼は同誌でダイナ・ソー(英語版)を死亡させ、新キャラクターのグラスホッパー(英語版)と1992年に初登場したスクイール・ガール(英語版)を新たにチームに加えた。

スロットは2006-07年のストーリーライン「シビル・ウォー」の結末に伴って創刊された『アベンジャーズ: イニシアチブ(英語版)』[3]のライターに就任した。また2008年1月からは賛否両論を巻き起こした「ワン・モア・デイ」以降、新たに月3回発行となった『アメイジング・スパイダーマン』のライターの1人となった[4]。同誌で彼が執筆した最初の3号は1月のコミック売り上げでトップテン入りを果たした[5]

2009年よりスロットはブライアン・マイケル・ベンディス降板後の『マイティ・アベンジャーズ』を引き継ぎ、第21号から最終第36号までライターを務めた[6]。また彼は2010年9月発売のゲーム『Spider-Man: Shattered Dimensions』のストーリーを執筆した[7]。2010年11月、スロットは月2回発行に変更された『アメイジング・スパイダーマン』誌の唯一のライターとなり、「ビッグ・タイム」を開始した[8][9]

「ビッグ・タイム」からの流れは『アメイジング・スパイダーマン』最終第700号を以て区切りをつけた。この号のストーリーでピーター・パーカーの精神はドクター・オクトパスと入れ替わってしまい、オクトパスの体に入ったピーターは死亡し、ピーターの体のオクトパスが生き残るという結末を迎えた。この内容はファンのあいだで論争を起こし、スロットへの殺人脅迫もあったが[10]、彼は2012年のダイアモンド(英語版)・ジェム賞を獲得した[11]。また第700号は5刷まで発行された[12]。この翌月からはドクター・オクトパスの精神が入ったスパイダーマンの冒険を描く『スーペリアー・スパイダーマン(英語版)』が創刊され、引き続きスロットがライターを務めた。第1号は2013年のダイアモンド・ジェム賞を獲得した[13]。『スーペリアー・スパイダーマン』は第31号でピーターの精神が元の体に戻る展開で完結し、2014年4月より『アメイジング・スパイダーマン』誌がリランチされた。この創刊号はダイアモンド・コミックス・ディストリビューターズにより「21世紀のベストセーリング・コミック」とされた[14]。2014年5月からはマイク・アラリド(英語版)作画の『シルバーサーファー(英語版)』でライターも務めている[15]

2017年にスロットは、アメイジング・スパイダーマン797-800号から「ゴーダウン・スウィンギング(英語版)」、というタイトルのスロットがスパイダーマンを手掛ける最後のストーリーラインを書いた。その後、801号でスロットは長らくライターを務めてきたアメイジングスパイダーマンのライターを降板し、『ファンタスティックフォー』と『トニースターク:アイアンマン』を手掛けることが明らかにされた[16]
ビブリオグラフィ

2099 Unlimited
#7, マーベル・コミック, 1995

A+X #1, マーベル・コミック, 2012

collected in A+X Equals Awesome


AVX: Versus #6, マーベル・コミック, 2012

collected in Avengers Vs. X-Men

collected in AVX: Versus


Acclaim Adventure Zone Digests #1-3, アクレイム・コミックス(英語版), 1997

Age of Heroes #1-4, マーベル・コミック, 2010

The Heroic Age trade paperback collects Age of Heroes #1

Age of Heroes collects #1-#4

Unbeatable Squirrel Girl Vol.2: Squirrel You Know It's True collects #3


All-New Marvel Now! Point One #1 マーベル・コミック, 2014

collected in Silver Surfer: New Dawn


Amazing Fantasy (volume 2) #15, マーベル・コミック, 2005

collected in The Mighty Avengers: Dark Reign


The Amazing Spider-Man vol.1 #546-#548, #559-#561, #564, #568-#573, #581-#582, #590-#591, #600, #618-#621, #647, #648-#660, #662-676, #678-#700,789-801 マーベル・コミック, 2008-2012, 2017-

Spider-Man: Through the Decades collects #546

Marvel Firsts: Before Marvel NOW! collects #546

Spider-Man: Brand New Day Vol. 1 collects #546-#548 (along w/ Spider-Man: Swing Shift, and Venom Super Special #1)

Spider-Man: Brand New Day Vol. 3 collects #559-#561

Spider-Man: Kraven's First Hunt collects #564

Spider-Man: New Ways To Die collects #568-#573

Spider-Man: With Great Power Comes Great Responsibility #7 collects #568

Spider-Man: Death and Dating collects #581-#582

Spider-Man: 24/7 collects #590-#591

Spider-Man: Died in Your Arms Tonight collects #600

Spider-Man: The Gauntlet Book 2: Rhino & Mysterio collects #618-#621

Spider-Man: Origin of the Species collects #647

Spider-Man: Big Time collects #648-#651

Spider-Man: Matters of Life and Death collects #652-#654, #654.1, and #655-#657

Marvel Point One collects #654.1

Venom: Flashpoint collects #654 and #654.1

Spider-Man: The Fantastic Spider-Man collects #658-#662 (2011)

Spider-Man: Big Time Ultimate Collection collects #648-#662, and #654.1 (2012)

Spider-Man: The Return of Anti-Venom collects #663-#665, plus backups from #660 and #662-#665

Amazing Spider-Man: Spider-Island: Infested collects backups from #660 and #662-#665


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