ダンロップ
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この項目では、タイヤのブランドについて説明しています。その他の用法については「ダンロップ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
ロゴ

ダンロップ(Dunlop)は、イギリスを発祥とするゴムタイヤのブランドである。2017年現在、タイヤ事業はグッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーの100%子会社で、日本国内では住友ゴム工業のブランドの一つであり、同社はグッドイヤーから、アジア圏、ロシアにおけるすべてのタイヤ事業と、北米におけるタイヤ事業のうち、日系自動車メーカー向け製品とバイク用製品に対する商標使用権を認められている(商標使用料も発生)。目次

1 歴史

2 モータースポーツ

3 住友ゴム工業による活動

3.1 環境への取り組み

3.2 モータースポーツ(日本)

3.3 主な製品ブランド

3.3.1 4輪車用

3.3.1.1 以前のブランド


3.3.2 2輪車用


3.4 ダンロップ・ワークスドライバー経験者

3.5 関連CMに出演歴のある人物


4 脚注

4.1 注釈

4.2 出典


5 関連項目

6 外部リンク

歴史

1888年、スコットランド人獣医師のジョン・ボイド・ダンロップは、息子のジョニーから「自転車をもっと楽に早く走れるようにするにはどうしたらいい?」と聞かれ、その時はただ「練習しなさい」とだけ答えた。しかし、ジョニーが自転車のタイヤを壊してしまった時に、あるヒントが頭に浮かんだ。それは、タイヤの構造が動物の腹と似ているということであった。そこで、獣医としての知識を総動員し、ゴムのチューブとゴムを塗ったキャンバスで空気入りのタイヤを作り、木の円盤の周りに鋲で固定した。これが世界初となる空気入りタイヤの発明であった。同年に特許を取得し、翌1889年に「The Pneumatic Tyre and Booth’s Cycle Agency, Ltd.」を設立した。

創業した1889年には既に現代とほぼ同じ構造の自転車用クリンチャータイヤを完成させたが、その後は自動車用タイヤにシフトしていく。1905年、自動車用タイヤのトレッドに横溝を付けた製品を発表。日本での展開も早く、1909年には兵庫県神戸市に工場を設立、これが日本における最初のタイヤ工場となった。馬車・人力車のタイヤに始まり、1913年には日本初となる自動車用タイヤを製造した。なお、神戸市の工場は阪神・淡路大震災によって甚大な被害を受けたため閉鎖され、国内生産の中心は福島県白河市などに移っている。

当時、日本における同社は多国籍企業として「ダンロップ護謨(極東)株式会社」と称した。川崎造船や神戸製鋼に次ぐ3番目の大企業であったが英国人優遇の給与体系[注釈 1]や日本人冷遇[注釈 2]により福岡久留米の石橋ゴム足袋屋(日本足袋株式会社、後のブリヂストン)への技術者流出を招くことになる。1933年、石橋ゴムの台頭への対策として同社は朝鮮・満州市場の開拓を目指すが日英の中国利権対立もあり日本国内の極東ダンロップは住友ゴム(日本ダンロップ)に接収された[1][注釈 3]

1922年、自動車用タイヤに外れにくいようリムを付けたワイドタイヤを発表、1924年にはワイドタイヤを標準として改良を推進した。また同時期にレーシングドライバーにテストを依頼し、改良されたタイヤが空気が抜けた状態でもリムから脱落しにくい事を実証。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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