ダンス・パンク
Dance-punk
様式的起源ダンス
ディスコ
ポスト・ディスコ
パンク
ポスト・パンク
ニュー・ウェイヴ
ノー・ウェイヴ
ポスト・ハードコア
ファンク
実験音楽
文化的起源1970年代後半
アメリカ合衆国
イギリス
使用楽器ギター
ベース
ドラム
パーカッション
シンセサイザー
ドラムマシン
サンプラー
派生ジャンルニューレイブ
融合ジャンル
ポストパンク・リバイバル
エレクトロクラッシュ
関連項目
シンセポップ
エレクトロ・ポップ
ハウス
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ダンス・パンク(Dance-punk)は、1970年代後半に誕生した音楽ジャンルである。一時衰退したが、1990年代末から2000年代初めに、ポストパンク・リバイバルの流れの一部として復活、EDMやヒップホップの要素も取り入れるなどした[1]。ほぼ同義語とされる用語としてはディスコ・パンク(Disco-punk)がある。 1970年代後半、ロンドンやニューヨークを中心に流行となったパンク・ロックのブームが落ち着き、その流れを受け継いだポストパンク[2]やニュー・ウェイヴが登場しはじめた。その中には、当時のディスコやファンクなどの流行のダンスミュージックや、デヴィッド・ボウイ、ブライアン・イーノ、イギー・ポップ、ドイツのクラウトロックなどから影響を受けた、リズミカルなテンポの踊れる曲を採用するミュージシャンがいた。さらに1970年代末から1980年代にはパブリック・イメージ・リミテッド、デファンクト[3]、キャバレー・ヴォルテール、ピッグバッグ
概要
2000年代に入りエレクトロ、テクノがクラブを中心に人気となり、ダンス・パンクに光が当たるようになる。特にニューヨークのDFAレコーズ周辺のバンドが活躍し、LCDサウンドシステム、レディオ4らのダンス・パンクが話題となった。またイギリスではフランツ・フェルディナンドがヒット、グラミー賞ノミネートを始め音楽賞を受賞した。さらにヤー・ヤー・ヤーズ、アークティック・モンキーズらもデビューした。これらの2000年代以降のダンス・パンク・バンドは、1980年代のミュージシャンだけではなく、1990年代以降のインディー・ロック、ポスト・ハードコア、ダンスミュージックなどからも影響を受けており、ダンスとパンクにとどまらない幅広い音楽性を持っているのが特徴である[7]。ダンス・パンク、ポストパンク・リバイバルのブームによってそのルーツであるポストパンク、ニュー・ウェイヴ、ノー・ウェイヴなど1980年代の再評価が進み、当時のポストパンク・バンドがダンス・パンクとして改めて紹介されたり、音源の再発売も行われた。
またダンス・パンクの同義語として『ディスコ・パンク』が使用される場合があるが、人によっては「ニューレイヴのバンド」や「シンセサイザーを用いたポップ・パンク」「打ち込みを用いたスクリーモ」など、より広い意味や異なる音楽性を指す場合もある。2010年代に入り、2000年代前半のような王道のダンス・パンク・サウンドを鳴らすミュージシャンは珍しくなっている。前述のニューレイヴの影響や昨今のインディーシーンの盛況により、より複雑なクロスオーバーが進んでおり、もはやダンス・パンクと言い切れるバンドはほとんどいない。しかしダンス・パンクの影響はいたるところに広まっており、切り口は様々だがインディーシーン全般でその欠片を聴くことができる。
音楽的特徴としては、4つ打ちのビートと切れのいいハイハットが特徴のドラムに、ダンサブルなベースとパーカッション、ポスト・パンク期のギターサウンド、それにシンセサイザーとボーカルが乗っていることが多い。 1970年代 - 1980年代body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper{margin-top:0.3em}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ul,body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ol{margin-top:0}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper--small-font{font-size:90%}
ダンス・パンクに分類されるアーティスト
トム・トム・クラブ (Tom Tom Club)
ピッグバッグ
ESG
ギャング・オブ・フォー (Gang of Four)
ジェームス・チャンス・アンド・ザ・コントーションズ (James Chance and the Contortions)