ダンジグ_(競走馬)
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ダンジグ
欧字表記Danzig
品種
サラブレッド
性別
毛色鹿毛
生誕1977年2月12日[1]
死没2006年1月3日(29歳没)[1]
Northern Dancer
母Pas de Nom
母の父Admiral's Voyage
生国 アメリカ合衆国
生産者Derry Meeting Farm
William Stamps Farish III
馬主Henryk de Kwaiatkowski
調教師Woodford C. Stephens(アメリカ
競走成績
生涯成績3戦3勝[1]
獲得賞金32,400ドル[1]
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ダンジグ(あるいはダンチヒなど。Danzig、1977年 - 2006年)は、アメリカ競走馬種牡馬である。自身およびその後継種牡馬が多数成功し、サドラーズウェルズと並ぶノーザンダンサー最良の後継種牡馬に数えられる。

日本に輸入されていないため日本での読み方はさまざまである。ダンジグやダンチヒと呼ばれることが多いが、そのほかダンツィヒ[c 1][c 2]、ダンシグ[2]などの表記もあり、また実際の英語読みはダンシグやダァンスィグに近い(IPA:dans?g[3])。
出生

ウィリアム・S・ファリシュとマーシャル・ジェニーによって運営されていた、ペンシルベニア州のデリーミーティングファームで生産された牡馬である[1]。母パドノムはファリシュとジェニーが競走馬の頃に購入した馬で、5歳まで走ってジャスミンステークスなどで9勝を挙げた馬であった[c 3]。父ノーザンダンサーはすでに大種牡馬としての地位を確立していた頃で、パドノムとは初年度・翌年と連続で種付けし、その2番目に生まれたのがダンジグであった[c 3]

ダンジグは1978年サラトガイヤリングセールに出品され、そこでウッドフォード・セフィス・スティーヴンス(英語版)調教師と馬主ヘンリク・デ・クフャトコフスキによって31万ドルで落札された[c 4][1]。ダンジグは体高が15.3ハンド(約155.4センチメートル)と小さい馬で、当時はニジンスキーのような大柄な産駒が成功すると考えられており、このためノーザンダンサー産駒ながら比較的安値で落札されたと考えられている[c 4]。馬名の由来はポーランドの都市グダニスクドイツ領であった時代の古称・Danzig(ダンツィヒ)からで、これはポーランド出身のクフャトコフスキが、当時祖国を影響下に収めていたソビエト連邦への対抗意識としてつけたものと考えられた[c 4]
戦績

スティーヴンス調教のもとでダンジグは競走馬としての経験を積み、2歳時の6月25日に行われたベルモントパーク競馬場の未勝利戦(5.5ハロン・約1105メートル)でデビューを迎えた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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