ダンケルク_(2017年の映画)
[Wikipedia|▼Menu]

ダンケルク
Dunkirk

監督クリストファー・ノーラン
脚本クリストファー・ノーラン
製作エマ・トーマス
クリストファー・ノーラン
製作総指揮ジェイク・マイヤーズ
グレッグ・シルバーマン
出演者フィン・ホワイトヘッド
トム・グリン=カーニー
ジャック・ロウデン
ハリー・スタイルズ
アナイリン・バーナード
ジェームズ・ダーシー
バリー・コーガン
ケネス・ブラナー
キリアン・マーフィー
マーク・ライランス
トム・ハーディ
音楽ハンス・ジマー
撮影ホイテ・ヴァン・ホイテマ
編集リー・スミス
製作会社シンコピー・フィルムズ[1]
ラットパック・エンターテインメント
配給ワーナー・ブラザース[2]
公開 2017年7月19日
2017年7月20日
2017年7月21日
2017年9月9日
2020年7月31日
(再上映)
上映時間106分[3]
製作国 イギリス[1]
アメリカ合衆国[1]
フランス[1]
オランダ[1]
言語英語
製作費$100,000,000[3][4]
興行収入$527,268,280[4]
$190,068,280[4]
16億4000万円[5][nb 1]
テンプレートを表示

『ダンケルク』(Dunkirk)は、2017年戦争映画

監督・脚本・製作はクリストファー・ノーラン[6][nb 2]第二次世界大戦ダンケルク大撤退が描かれており、イギリス、オランダ、フランス、アメリカ合衆国の4カ国合作映画である[1]第90回アカデミー賞では作品賞、監督賞、美術賞、撮影賞、編集賞、音響編集賞、録音賞、作曲賞の8部門にノミネートされ、編集賞、録音賞、音響編集賞を受賞した。
概要

ノーランは空、陸、海の3つの視点で語られる物語を執筆した。台本に台詞はほとんど存在せずにディテールのみでサスペンスが描かれる。撮影は2016年5月よりフランスのダンケルクで行われ、撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマによりIMAX65mm及び65mmラージ・フォーマットが用いられた。北米では2017年7月21日、日本では同年9月9日にIMAXほかで封切られた。
ストーリー

第二次世界大戦初期の1940年5月26日から6月4日。イギリス、ベルギー、カナダ、フランスから成る連合軍将兵は、フランスのダンケルク海岸でドイツ軍に包囲され、ダイナモ作戦による撤退を余儀なくされていた。

英国陸軍の兵士であるトミー二等兵はダンケルクの街で、自身の分隊がドイツ軍の銃撃で自分以外全滅し、武器も失った状態で一人、撤退作戦中のダンケルクの砂浜にやってくる。港には英国の救助船がいて、乗船を待つ英国兵が列をなしていた。フランス兵を乗せる余裕はない。トミーは兵士を砂浜に埋葬していたギブソンと名乗る無口な兵士と偶然出会い、行動を共にすることになる。負傷兵は救助を優先されるので、トミーとギブソンは負傷兵を乗せた担架をかつぎ、救助船に乗り込むが、ドイツ軍の攻撃で同船は出港して間もなく撃沈、ギブソンの機転でなんとか脱出する。

一方、ダイナモ作戦による民間船徴用で、自身の小型船の徴用命令を国より受けたドーソンは、息子のピーターと、ピーターの知り合いであるジョージと共に、英国兵士たちを母国に運ぶため、ダンケルクに向けて出港していた。

そして、英国空軍のパイロットであるファリアとコリンズらの小隊は、スーパーマリーン スピットファイア戦闘機を駆り、ダンケルクでの撤退行動を阻害するドイツ空軍への阻止攻撃に赴く。空軍にいた息子が戦死しているドーソンは、自分たちの世代が戦争を決めたことで若者が戦死する状況に心を痛め、転覆したボートに一人生き残っていた将校を救助し、また、海に不時着したパイロット(コリンズ)を救出して船に乗せる。

一方、トミー達は、オランダの商船で帰還を試みるも船がドイツ軍の銃撃を受ける。軍用船がことごとく撃沈される中、多数の小型民間船が来航して救助にあたり、残兵達は英国に帰還することができた。
備考

ストーリーは、トミーらが敵から逃げ救援を待つ『陸』の一週間、ドーソンらが民間船として救援に向かう『海』の一日、そして海岸で救助を待っている帰国を決めたイギリス軍の兵に襲い来るドイツ軍の戦闘機を迎撃するファリアら『空』の一時間の三幕をそれぞれ時間を並行させながら進行していく。『陸』の一週間の最後の一日からは『海』と、そしてその2つの最後の一時間は『空』とクロスしていく。
キャスト

※括弧内は日本語吹替[8]

トミー - フィン・ホワイトヘッド[9][10]小野賢章
英国陸軍二等兵[11]

ピーター[12] - トム・グリン=カーニー[9]布施川一寛
ミスター・ドーソンの息子。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:116 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef