ダンキンドーナツ
ダンキンドーナツの店舗
商号Dunkin'(米国・その他の特定の国、2019年以降)
Dunkin' Donuts(いくつかの国)
現地語社名Dunkin' Donuts LLC[1]
種類子会社
業種外食産業・カフェ
設立1950年 (74年前) (1950) (マサチューセッツ州クインシー)
創業者ウイリアム・ローゼンバーグ
本社 アメリカ合衆国マサチューセッツ州カントン
拠点数
12,871 (2019)[2]
主要人物
David Hoffmann (CEO & 会長)
ナイジェル・トラヴィス (取締役会長)
デヴィッド・マン (CLO)[3]
ロバート・M・ローゼンバーグ(元CEO)
売上高 US$1.370 billion[4] (2019)
親会社インスパイア・ブランズ
ダンキンドーナツ(英語: Dunkin' Donuts)は、アメリカのドーナツのファストフードチェーンである。マサチューセッツ州カントン(英語版)に本社を置く。主力商品のドーナツの他、コーヒー、マフィン、ベーグルサンドイッチなども扱っている。屋号としての表記は「ダンキン」(英語: Dunkin')。会社標語は、"America Runs on Dunkin"。
店名は、ドーナツをミルクやコーヒーに浸して(Dunkin')食べる欧米の習慣にちなむ。この食べ方は1934年の映画『或る夜の出来事』でクラーク・ゲーブル演ずる主人公・ピーター・ウォーンがドーナツの食べ方として紹介していたことから来ている。 ダンキンドーナツの創業者は、アメリカ合衆国在住の東欧系ユダヤ人であったウィリアム・ローゼンバーグである。1946年にマサチューセッツ州クインシーの工場労働者のためにトラックでサンドイッチなどの移動販売を始めたが、ドーナツとコーヒーの売り上げが大きいことに気づき、1948年にドーナツ専門店「Open Kettle(オープンケトル)」を開業。 1948年にクインシーで創業。1950年に「Dunkin' Donuts(ダンキンドーナツ)」に社名変更し、フランチャイズ展開を開始する。創業者のローゼンバーグは、義妹の夫ハリー・ウィノカーとともに会社を運営していたが、経営方針の違いからハリー・ウィノカーは独立し、1956年にボストンでミスタードーナツを創業した。 1990年にミスタードーナツとともにアライド・ライオンズ(後のアライド・ドメク)に買収され、北米のミスタードーナツ店舗は順次ダンキンドーナツへ転換された。現在ミスタードーナツブランドで営業している店舗はイリノイ州に1店舗残るのみとなっている。1994年にはアライド・ドメク・クイック・サービス・レストラン(後のダンキン・ブランズ
沿革
しかし2005年8月にフランスの酒類大手ペルノ・リカールがアライド・ドメクを買収したのに伴い、バスキン・ロビンス(サーティワンアイスクリームを展開)など他の2つのファストフードチェーンとともに売却された。2005年12月に、ベインキャピタル、カーライル・グループ、トーマス・H・リー・パートナーズ(英語版)のアメリカの未公開株投資会社3社で構成されるコンソーシアムが株式を取得している。
2018年9月25日、「ダンキン」をコーヒーなどの飲料主体のブランドに位置づけ直し、飲料やドーナツ以外のファストフードに重点を移している実態を反映するため、2019年1月から名称を「Dunkin'(ダンキン)」に再変更することを発表した[5]。
2020年10月31日にインスパイア・ブランズ(英語版)はダンキン・ブランズを113億ドルで買収すると発表した。同年12月15日に買収が完了し、現在ダンキンドーナツはバスキン・ロビンスおよびミスタードーナツとともにインスパイア・ブランズの傘下となっている。 @media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}現在[いつ?]、世界29か国で約6,000店舗を展開している世界最大のドーナツチェーンである。米国国内の店舗は北東部と中部大西洋岸の州に集中している。 店舗を展開している国および地域body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper{margin-top:0.3em}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ul,body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper>ol{margin-top:0}body:not(.skin-minerva) .mw-parser-output .columns-list__wrapper--small-font{font-size:90%} 日本では1970年に、初の海外店舗として東京・銀座にオープンした。日本での展開にあたり、当初はセゾングループのレストラン西武(のちの西洋フードシステムズ)の一部門に組み入れられた後、セゾングループの株式会社ディー・アンド・シーが店舗展開していた。 しかし、後発のミスタードーナツに市場を奪われたため、子会社として吸収した吉野家に店舗ごと押し付けることとなった。
世界での展開
アメリカ合衆国(グアム・プエルトリコを含む)
アラブ首長国連邦
アルバ
インドネシア
エクアドル
ケイマン諸島
カタール
カナダ
ギリシャ
コロンビア
サウジアラビア
スペイン
タイ王国
韓国
チリ
ドイツ
トルコ
ニュージーランド
パキスタン
パナマ
バハマ
フィリピン
ブラジル
ブルガリア
ペルー
ホンジュラス
マレーシア
メキシコ
レバノン
日本での展開「セゾングループ#旧:セゾングループ企業・団体一覧」、「コンパスグループ・ジャパン」、および「吉野家#沿革」も参照