ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
Jean-Pierre & Luc Dardenne
第62回カンヌ国際映画祭にて (2009年)
ジャン=ピエール(左)、リュック(右)
本名Jean-Pierre Dardenne
Luc Dardenne
出生地 ベルギー リエージュ
職業映画監督、脚本家、映画プロデューサー
ジャンル映画
活動期間1978年 -
主な作品
『ロゼッタ』
『ある子供』
『ロルナの祈り』
『少年と自転車』
受賞
カンヌ国際映画祭
パルム・ドール
1999年『ロゼッタ』
2005年『ある子供』
グランプリ
2011年『少年と自転車』
監督賞
2019年『その手に触れるまで』
脚本賞
2008年『ロルナの祈り』
75周年記念賞
2022年『トリとロキタ
ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌは、ダルデンヌ兄弟として知られる、兄のジャン=ピエール・ダルデンヌ (Jean-Pierre Dardenne, 1951年4月21日 - ) と弟のリュック・ダルデンヌ (Luc Dardenne, 1954年3月10日 - ) の二人の兄弟からなるベルギーの映画監督。 1951年4月21日に兄のジャン=ピエールが、1954年3月10日に弟のリュックがリエージュ近郊で生まれた[1]。ジャン=ピエールは舞台演出家を志してブリュッセルへ移り、兄弟は同地で出会ったアルマン・ガッティに影響を受けた。その後、原発で働いた資金で機材を購入。1974年以降、都市計画などの社会問題を映したドキュメンタリーを製作した。1978年、初監督作品となったドキュメンタリー『Le Chant du Rossignol』を発表。その後も様々なテーマでドキュメンタリーを製作した。 1987年、ルネ・カリスキー
来歴
1999年、『ロゼッタ』で第52回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞。主演の新人エミリー・ドゥケンヌにも同映画祭女優賞をもたらした。
2002年の『息子のまなざし』では常連俳優のオリヴィエ・グルメを初めて主演で起用し、第55回カンヌ国際映画祭の男優賞をもたらした。
2005年、『ある子供』でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞。同賞を2度受賞した5組目の監督となった。
さらに2008年の『ロルナの祈り』は第61回カンヌ国際映画祭で脚本賞、2011年の『少年と自転車』は第64回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞、映画祭史上初の5作品連続の主要部門受賞を達成した。
2014年、マリオン・コティヤールを起用した『サンドラの週末』が第67回カンヌ国際映画祭に出品されたが、自身初の無冠に終わった。しかし、主演のマリオン・コティヤールの演技は絶賛され、第49回全米映画批評家協会賞の主演女優賞や第80回ニューヨーク映画批評家協会賞の主演女優賞などの映画賞を多数受賞し、第87回アカデミー賞では主演女優賞にノミネートされた。
2019年、『その手に触れるまで』で第72回カンヌ国際映画祭の監督賞を受賞した。
2022年、『トリとロキタ(英語版)』で、第75回カンヌ国際映画祭の第75回記念賞を受賞した。
監督作品
Le chant du rossignol (1978年) ドキュメンタリー
Lorsque le bateau de Leon M. descendit la Meuse pour la premiere fois (1979年) 短編ドキュメンタリー
Pour que la guerre s'acheve, les murs devaient s'ecrouter (1980年) ドキュメンタリー
R... ne repond plus (1981年) ドキュメンタリー
Lecons d'une universite volante (1982年) 中編
Regard Jonathan/Jean Louvet, son oeuvre (1983年) ドキュメンタリー
Il court, il court, le monde (1987年) 短編
Falsch (1987年)
あなたを想う Je pense a vous (1992年)
イゴールの約束(英語版) La Promesse (1996年)
ロゼッタ Rosetta (1999年)
息子のまなざし Le Fils (2002年)
ある子供 L'Enfant (2005年)
暗闇 Dans l'obscurite (2007年) オムニバス『それぞれのシネマ』の一篇