この項目では、カタカナ表記での英語の名数について説明しています。頭文字での英称については「W (曖昧さ回避)」をご覧ください。
「ダヴル」とは異なります。
ダブル(英語: double)は、2倍や二重、2つ組などを意味する言葉。デュプル (duple) とも。何倍であるかを表す倍数詞の一つである。また、シングルと対になる表現としても使用される。
日本ではラテン文字アルファベットのW(ダブリュー、double U の意味)が俗に「ダブル」と誤って発音されることがあり、そこから転じてか「double」を意味する当て字として用いられることも多い[1]。しかし、「W」の語源に照らし合わせれば適切な用法とは言い難いことに注意すべきであり、日本以外では当然通用しない。下記に示す例でも、表記でWを用いて書かれているものが日本では散見されまた通用しているが、誤りである。
例: Wベッド(ホテル料金表や家具屋値札など)
一般名詞
スポーツ・ゲーム
ダブル (サッカー)
野球やソフトボール、クリケットにおける二塁打のこと。
ボート競技の種目「ダブルスカル」の略称。
ボウリングにおいて、ストライクを2度続けること。
コントラクトブリッジにおける宣言(コール)の一種。現在有効な勝利条件(ビッド)に対して、そのビッドを出している組の相手側が宣言することにより、ゲーム終了時の得点が倍増する。
バックギャモンにおける宣言。ゲーム得点を2倍にすることを、手番プレイヤーが宣言する。
服飾
背広・コートなどの洋服の上衣の前合わせ
日本の、特に芸能人において共通する姓や名の二人を一組として「ダブル◯◯」と表すことがある。この際に文字表記については、上述のとおり日本独自の誤表記であるWを用いて「W◯◯」と書くことが一般的であり、文字で「ダブル◯◯」と書かれることはルビ以外では滅多にない。
W浅野 - 浅野ゆう子と浅野温子
Wコウジ - 今田耕司と東野幸治