ダネルMGL
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ダネルMGLスウェーデン陸軍博物館に所蔵されているダネルMGL
概要
種類擲弾発射器
製造国 南アフリカ共和国
設計・製造アームスコー社
性能
口径40mm
銃身長300mm(MGL)
260mm(XRGL40)
ライフリング6条右回り
使用弾薬40x46mm擲弾
40x51mm擲弾(XRGL40)
装弾数6発シリンダー内蔵型
作動方式ダブルアクションリボルバー
全長565-812mm(最短-最長)
各種あり
重量5.3kg
発射速度18発/分, 2発/秒(速射)
銃口初速76m/s(MGL)
125m/s(XRGL40)
有効射程375m
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ダネルMGLは、南アフリカのアームスコー社が開発した、回転式チャンバーを持ち、連発が可能な擲弾発射器。「アームスコー MGL」「ミルコウ MGL」とも呼ばれる。
概要

ダネルMGLは、イギリスのエクスカリバーMk.IIと同じ、回転式弾倉をもつ擲弾発射器である。イギリスのMk.IIは暴動鎮圧用に開発されたので、非殺傷のグレネード弾を使用するが、それに対してこのMGLは用に開発されており、NATO(北大西洋条約機構)で使用されている40x46mmグレネード弾を使用するため、殺傷力をもつ。

ダブルアクションであるため、引き金を引くたびにグレネードが発射される。弾倉の中央部に設置されている軸を前方に引き、フレームの上部を軸にして上にスイングさせると弾倉およびバレルを開くことが可能。

弾倉上部には、大きく仰角をつけられる小型光学サイトが装備されている。

平均400mほどの射程を誇る対人榴弾対戦車榴弾警察で使用する非殺傷のゴム弾催涙弾発煙弾などが製造されている。

南アフリカ軍および警察が対ゲリラ用に正式採用している他にも数ヶ国に輸出され、使用されている。MGLはクロアチアで「RGB-6」の名で正式採用されており、最近は改良型の「MGL-140」がアメリカ軍に制式採用されている。MGL-140は弾倉の長さが若干だが延長され、M4カービンストックに似たスライド式のストックやピカティニー・レールを装備している。重量は6,000gに増加、全長は661mm/787mmに延長されている。

MGLを担いだ南アフリカ国防軍の兵士

イラクでMGL-140を構えるアメリカ海兵隊兵士

回転式チャンバーに擲弾を装填している

派生型

セルビア

トルコ - MKE社が「40mm GRENADE LAUNCHER / ROVELVER」として製造。

主な採用国

ブラジル

 チリ

 コロンビア

クロアチア

 デンマーク

インド

マレーシア

メキシコ

ペルー

中華民国

南アフリカ共和国

スリランカ

アメリカ合衆国

登場作品
映画・テレビドラマ
アイアンマン2
ハマー・インダストリーズの社長であるジャスティン・ハマーアメリカ空軍武器の売り込みをしようとする際、MGL-140をFN F2000などとともに紹介する。
インセプション
イームス(トム・ハーディ)が使用する。
エクスペンダブルズ2
エクスペンダブルズの一員であるガンナー・ヤンセンが、MGL-140を空港での銃撃戦時などで使用する。
エンド・オブ・キングダム
セント・ポール大聖堂の銃撃戦で、救急隊員に変装したテロリストが使用。


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