ダゴン
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、カナン神話の神について説明しています。その他の用法については「ダゴン (曖昧さ回避)」をご覧ください。
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方
出典検索?: "ダゴン" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2017年3月)
魚のアプカルル、後にダゴンと同一視された

ダゴン(: Dagon、ヘブライ語: ???????‎ [dagon])あるいはダガン(: Dagan、 シュメール語: ??? dda-gan)は、古代メソポタミアおよび古代カナンマリテルカに神殿が発見されている[1]

古代パレスチナペリシテ人が信奉し、ガザアシュドッドに大きな神殿があった[1]聖書に記載されている。ヒエロニムスヘブライ語のダグ(???? dag、魚)と誤関連させたため、下半身が魚の形の海神と考えられた[1]が、本来は麦であり大地の豊穣と関係の深い神[1]である。父親はエルで、伝承によってはバアルの父とされる。

旧約聖書はイスラエル人と敵対するペリシテ人が崇拝する神を悪神扱いして多くを悪魔としている。ダゴンも悪神とされ、ユダヤ教から派生したキリスト教でも引き継がれた。
名称

ウガリット語では「Dgn(ダグヌあるいはダガヌ)」、アッカド語ではダガナと記録されている。

ウガリット語の「Dgn」の由来は「穀物」を意味する。ヘブライ語の「ダーガーン、ヘブライ語: ???‎ [d??g??n]」も穀物をあらわす古語である。

ビュブロスのフィロンによると、フェニキアの著述家サンキュニアトン(英語版)はダゴンを「穀物」という言葉で表している。サンキュニアトンはさらに「そしてダゴンは、穀物と鋤とを見出してより、ゼウス・アロトリオス (Ζε?? ?ρ?τριο?) と呼ばれた」と説明している。「アロトリオス」は「鋤 (?ροτρον) の者」あるいは「農業にかかわる」を意味する。ダゴンの名をヘブライ語の「魚」と結びつける説は、旧約聖書サムエル記にのみ基づいている。
古代オリエント
青銅器時代

ダゴン神が現存する記録で最初に見られるのは、およそ紀元前25世紀のマリ遺跡の碑文と、アムル人の名である。イル、ダガン、アダドが特によく見られる名である。

エブラ(テル・マルディーフ)では、少なくとも前2300年ごろ、ダガンはおよそ200を数える町の神々の頂点に立ち、「ベ=ディンギル=ディンギル(神々の主)」「ベカラム(地の主)」「ティ=ル・マ=ティム(地の露)」「ベ=カ=ナ=ナ(カナンの主)」などの称号を持っていた。また、多くの町々?トゥットゥル、イリム、マ=ネ、ザラド、ウグァシュ、シワド、シピシュの主とも呼ばれた。

彼の配偶神は「ベラトゥ(婦人)」としてのみ知られている。この二神はより「エ=ムル(星の館)」と呼ばれる大きな神殿で崇められた。エブラの一角と門のひとつはダガンより名がとられた。

ダガンはシュメールの初期の文章で時おり言及されているが、後にバビロニア時代の碑文では傑出した存在となり、強力で戦闘的な守護神とされ、エンキと同一視されることもあった。

当時のダガンの妻はいくつかの出典からシャラであるとされる(アダドの妻も同名であり、ニンマー(ニンフルサグ)と同一とされることがあった)。他の文書によると、妻はイシャラ(英語版)である。

「杉の山」へのナラム・シンの遠征について記した碑文には「ナラム・シンはアルマンとイブラを屠った、彼の王国を強大にするダガン神の得物によって」とある。また、ハンムラビ王はその法典の序文で、自分を「己の創造者ダガンの佑けによりユーフラテス川の村々を支配するもの」と呼んでいる。

ダガンへの初期の言及で興味深いものは、紀元前18世紀、マリの官吏にしてナフル(聖書にあるナホル)の統治者であるイトゥル・アスドゥウがジムリ・リム王に宛てた手紙にある。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:42 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef