ダウン・バイ・ロー
Down by Law
監督ジム・ジャームッシュ
脚本ジム・ジャームッシュ
製作アラン・クラインバーグ
『ダウン・バイ・ロー』(Down by Law)は、1986年公開の自主映画。原題の意味は刑務所のスラングで「親しい兄弟のような間柄」。監督・脚本はジム・ジャームッシュ。画面は白黒。 既に幾つかの映画で端役として出演していたシンガーソングライター、トム・ウェイツの初主演映画。また、ウェイツは自分の楽曲「ジョッキー・フル・オブ・バーボン」「タンゴ」も本作に提供[1]。本作以後もウェイツとジャームッシュの関係は続く。なお、ジャームッシュは、ウェイツ作・主演のミュージカル作品『フランクス・ワイルド・イヤーズ』(1986年初演)の映画化も計画したが、経済的問題から実現しなかった[2]。 1986年5月に第39回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で先行上映された[3]。日本公開は11月で、字幕は戸田奈津子が担当。 インディペンデント・スピリット賞で4部門にノミネートされた[4]。 ニューオーリンズで暮らす落ち目のDJザックは、ある男から車を預かるが、それが原因となり無実の罪で逮捕される。刑務所の同じ房にいるジャックというチンピラとは、全くウマが合わない。しかし後から収監された陽気でやかましいイタリア人、ロベルトが脱獄を提案。ザック、ジャック、ロベルトの3人は脱走にあっさり成功するが、道に迷ってしまい、延々と続く沼地を放浪するはめになる。やがて、一行は道沿いに立つカフェに行きあたり、ロベルトは女主人のニコレッタと意気投合するが…。
概要
ストーリー
キャスト
トム・ウェイツ - ザック
ジョン・ルーリー - ジャック
ロベルト・ベニーニ - ロベルト
ニコレッタ・ブラスキ - ニコレッタ
エレン・バーキン - ロレッタ
ビリー・ニール
ロケッツ・レッドグレア
脚注^ Down by Law(1986)-Soundtracks-(IMDb)
^ 『トム・ウェイツ 素面の、酔いどれ天使』(パトリック・ハンフリーズ:著 / 金原瑞人:訳、東邦出版、ISBN 978-4-8094-0705-5)p.278, 322
^ Down by Law(1986)-Release dates-(IMDb)
^ ⇒Down by Law>Awards(allmovie.com)
外部リンク
ダウン・バイ・ロー - allcinema
⇒ダウン・バイ・ロー - KINENOTE
Down by Law - オールムービー(英語)
Down by Law - IMDb(英語)
表
話
編
歴
ジム・ジャームッシュ監督作品
1980年代
パーマネント・バケーション(1980)
ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984)
ダウン・バイ・ロー(1986)
ミステリー・トレイン(1989)
1990年代
ナイト・オン・ザ・プラネット(1991)
デッドマン(1995)
イヤー・オブ・ザ・ホース(1999)
ゴースト・ドッグ(1999)
2000年代