ダウンロードゲーム
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ダウンロードゲームとは、インターネットからダウンロードしてプレイするコンピュータゲームのことである。個人や有志によって制作されたフリーゲームからシェアウェア同人ゲームインディーズゲーム)まで、多彩に存在する。パッケージソフトと違い、公開・販売をネット上で行うため、小規模な企業・団体から個人まで低コストで公開できる。

元来、ダウンロードゲームといえばそれ以前のパソコン通信時代も含め、パソコンを対象としたものであった(オンラインソフトウェアの項目も参照)。そもそもかつてはネットワーク環境が未整備でかつマシン性能も貧弱であったため、比較的少量のデータならともかく、ゲームなど大容量のプログラムデータを一般家庭でダウンロードするという行為自体が家庭用ゲーム機では困難であった(パソコン通信の技術でダウンロードすることも全く不可能ではないが、長時間の接続を余儀なくされ、通話料金が非常に高くなる)。

2000年代以降は常時接続の普及に伴うネットワーク整備や、家庭用ゲーム機および携帯電話の高機能化、ネットワーク端末化に伴いパソコン以外でもダウンロードゲームを遊ぶことができるようになった。前述のように在庫を抱えたないことや流通コストの掛からない(ネットワーク環境整備がコストとなるのでゼロではない)などの長所が注目されている。特に携帯電話アプリのゲーム(携帯電話ゲーム)ではダウンロードゲームが主に用いられている。携帯電話は端末ごとにアプリを対応させる必要があるが、端末は家庭用ゲーム機などとは違って比較的短期間で機種変更されやすく、パッケージソフトの流通には向いていないためである。

ゲームも高機能で多彩なものが現れ、市場が急速に拡大している。クラウドコンピューティングなど他のネットワーク技術や設備の普及により、更に成長するものと見込まれている。
目次

1 家庭用ゲーム機における展開

2 アダルトゲームにおける展開

2.1 事業者の分類

2.1.1 販売戦略

2.1.2 価格

2.1.3 年齢認証

2.1.4 ゾーニング

2.1.5 DRM・再ダウンロード

2.1.6 決済・ポイントサービス



3 脚注

3.1 注釈

3.2 出典


4 関連項目

家庭用ゲーム機における展開

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2013年の日本における家庭用ゲーム市場のダウンロード販売は全体の12%を占めており、総販売本数は660万本(パッケージ販売は4,928万本)、総販売額は1,028億円となっている[1]

任天堂ニンテンドーDSでは、一部のパッケージソフトにおいて、他のDSと無線通信を行ってゲームの「お試し版」をダウンロードさせる機能が搭載されている。またニンテンドーWi-Fiステーションや各種イベントでもゲームをダウンロードできるサービスが実施されている。ダウンロードしたゲームは電源を切ると消えてしまうが、スリープ状態にしておけば消えず、継続して遊ぶことができる。またDSi専用の新作ゲームを配信するサービス『ニンテンドーDSiウェア』がある。Wiiでは、『バーチャルコンソール』でゲームをダウンロードして遊ぶことができる。内容は往年のヒット作が中心だが、参入メーカー及び元のハードが非常に多彩であることが特徴であり、2007年9月現在、ファミコンスーパーファミコンNINTENDO64メガドライブPCエンジンネオジオMSX用のゲームが配信されている。またWii専用の新作ゲームを配信するサービス『Wiiウェア』がある。後継機ではニンテンドーeショップで提供されている。

ソニー・コンピュータエンタテインメントPlayStation PortablePlayStation 3以降、PlayStation Storeダウンロード販売などをしている。また、ゲーム販売店等に設置されたPlayStation Spotも用意されている。

マイクロソフトXbox 360では、Xbox Live Arcadeアーケードゲーム移植作品など多数のゲームをダウンロードして遊ぶことができる。2009年には、『ゲーム オン デマンド』と呼ばれるパッケージ版ゲームのダウンロード版の提供も開始された。
アダルトゲームにおける展開

アダルトゲームダウンロード販売自体は1990年代後半に日本でインターネットが本格普及し始めた頃より存在し、ベクターデジ同人の嚆矢として知られるソフトアイランド(現DLsite.com)などでも行われていたが、常時接続およびブロードバンド接続がまだ普及していなかったこともあり、大容量のソフトをダウンロードするには難があることから、既存のゲームメーカーの参入事例はほとんど見られなかった。

2000年代に入り、ADSL回線が大都市圏を中心に整備され始めると、デジ同人の分野でも主に同人サークルが制作した本格的なゲームがダウンロード販売で提供され始めるが、コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)に加盟するアダルトゲームブランドの間では違法コピーへの警戒感が強く、独自規格としてUSBポート差し込み型の個人認証システム「遊遊key」を開発し、2003年にオープンしたBB5.jp[注釈 1]ストリーミング配信方式により試験運用を開始[2]。同時期に、ベクターは将来のダウンロード販売参入を見越して美少女ゲーム情報サイト「Galge.com」を開設しているが、ソフ倫は当初「『遊遊key』と連動しない形でのダウンロード販売参入は認められない」とベクター側に強い難色を示していた[3]。しかし「遊遊key」の普及率が低く採算が合わないことから協議は難航し、その間に他社が相次いで参入したことから最終的にベクター側がソフ倫を押し切る形となった[注釈 2]。また、BB5もストリーミング配信方式による試験運用が低調に終わったことから「遊遊key」連動型の個人認証システム構築を断念し、ダウンロード販売サイトとしてオープンした[注釈 3]

2004年から2005年にかけて、ニュースサイト・D-DreamのダウンロードサービスやDLsite.comの商業ソフト部門「DLsite.com Professional」などがオープン。その後もサイト数は増加しており、2010年現在は30サイト前後が商業ベースで運用されている。
事業者の分類

アダルトゲームのダウンロード販売を行っているサイトは、主として以下のものに大別される。

メーカー・販社系 - ゲームどきっ!、キャララ!!.CC、PixPC.NETメーカーや販売会社の直営、またはそれらを親会社に持つ系列企業により運営されているサイト。

販売店系 -
DL.Getchu.com、プロップDL Online、あぷろ?ど!ゲーム販売店のダウンロード販売部門として運営されているサイト。

デジ同人系 - DLsite.com Professional、デジケット・コム、デジぱれ、Melonbooks DL、アキバイン.com[注釈 4]デジ同人のダウンロード販売サイトが設置している商業ソフト部門。


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