この項目では、ドラマシリーズ作品について説明しています。
同題の2019年の映画作品については「ダウントン・アビー (映画)」をご覧ください。
2022年の映画作品については「ダウントン・アビー/新たなる時代へ」をご覧ください。
ダウントン・アビー
Downton Abbey
ダウントン・アビーの舞台となっている
ハイクレア・カースル
(イギリス、イングランド、ハンプシャー)
ジャンル歴史劇
原案ジュリアン・フェロウズ
脚本ジュリアン・フェロウズ
シェラ・スティーヴンソン
『ダウントン・アビー』(ダウントン・アビー、原題:Downton Abbey)は、2010年9月26日から2015年12月25日までイギリスのITVで放送された時代劇テレビドラマ[1]。
ジュリアン・フェロウズによって製作され、カーニヴァル・フィルムズ(英語版)とマスターピース(英語版)によって共同制作、2011年1月9日にはアメリカ合衆国のPBSでマスターピース・クラシック名作集の一環として放送された。
2015年12月25日に、放送終了(ITV)[2](全6シーズン、52話)。
なお日本国内で放送された際、スター・チャンネルでは一時期『ダウントン・アビー ?貴族とメイドと相続人?』(ダウントン・アビー ?きぞくとメイドとそうぞくにん?)の題を用いた後『ダウントン・アビー』と改題された。
NHKでは、『ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館』(ダウントン・アビー かれいなるえいこくきぞくのやかた)の邦題が使用された。
映画版第1作がイギリスで2019年9月13日、アメリカ合衆国で同年9月20日、日本で2020年1月10日に公開された(詳細は「ダウントン・アビー (映画)」参照)。
映画版第2作『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』がイギリスで2022年4月29日、アメリカ合衆国で同年5月20日、日本で同年9月30日に公開された。 イギリスでは2010年9月26日からシーズン1の放送が開始され、2015年12月25日にシーズン6をもって終了した(ITV)。通常回の他、シーズンごとの最終回となるクリスマススペシャルを含め、全部で52エピソードが放送された[3]。 ドラマの舞台は1912年から1925年のイギリス、ヨークシャーの架空のカントリー・ハウスである「ダウントン・アビー(Downton Abbey)」で、当時の史実や社会情勢を背景に物語は進む。エドワード朝時代以降の貴族、グランサム伯爵クローリー家とそこで働く使用人たちの生活を描いており、歴史上の出来事が彼らの生活やイギリス社会階層に影響を与える。 各シーズン毎の時代設定は、以下のようになっている。
概要
シーズン1 - 冒頭では、タイタニック号沈没事故が起きる。
シーズン2 - 第一次世界大戦や汚職スキャンダルであるマルコーニ事件
シーズン3 - アイルランド独立戦争など。
シーズン4 - アメリカ政治のスキャンダルであるティーポット・ドーム事件など。
シーズン5 - 英国史上初の労働党政権となるマクドナルド政権の発足や、アムリットサル事件、ミュンヘン一揆など。
シーズン6 - 戦間期の労働者階級の台頭を取り上げ、貴族が経済的に逼迫して、領地やカントリー・ハウスを手放し、使用人を解雇し削減せざるをえない状態に追い込まれる情勢が描かれる。
映画第1作 - 1927年、イギリス国王ジョージ5世とメアリー王妃夫妻のダウントン・アビー訪問。
映画第2作 - 1928年、先代グランサム伯爵夫人ヴァイオレットの南フランスの別荘の遺産相続、ダウントンでのトーキー映画撮影。
「ダウントン・アビー」は、テレビ評論家から称賛を得て、ゴールデングローブ賞テレビドラマ部門作品賞ミニシリーズ・テレビ映画部門やプライムタイム・エミー賞作品賞ミニシリーズ・テレビ映画部門を受賞。ギネス世界記録には、2011年の最も高い評価を受けたイギリスのテレビシリーズとして認められた。プライムタイム・エミー賞の歴史上最も候補を獲得した国際的なテレビシリーズになった(2シーズン後、合計27)[4]。ITVとPBSの両方で最も視聴されたテレビシリーズであり、1981年のテレビシリーズ「情愛と友情(英語版)」以来、最も成功したイギリスのコスチュームドラマシリーズとなった[5]。第3シーズンでは、世界で最も広く視聴されているテレビドラマ番組の1つになった[6]。
シーズンレギュラー
シーズン話数クリスマス
スペシャルシーズン冒頭の年
(時代設定)
17なし1912年
28あり[7]1916年
38あり[8]1920年
48あり[8]1922年
58あり[8]1924年
68あり[8]1925年